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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。
さて、漢代長城を出発して、来た道を戻り、今度は陽関へ向かいます。 陽関といえば、王維の詩この一節で有名です。 西のかた、陽関を出づれば故人なからん この先に行ったら、知り合いはいないよ、ということで、やっぱり最果ての地が、この陽関であったわけです。 その陽関ですが、私が行った時には、既に陽関博物館なるものがオープンしておりました。 これは良し悪し評価が分かれるところです。 展示館は非常に綺麗に揃っていますし、様々な復元をされている建物などもあるのですが、なんだかキンキラキンでいけません。 色々、分かりやすくなっているという点では良いのですが、旅情という観点から行くとちょっと興ざめなんですよね。。。(-_-;) ちなみに、これは張騫(ちょうけん)の像。 行ったときは「この人、誰?」と思っていたのですが、最近読んだ本の中で、ようやく何をした人か知りました(^^ゞ 漢の武帝の時代の人で、西域の探索を初めて行い、シルクロードの先駆者になった人です。 途中、匈奴に捉えられるも、使命を忘れず、脱出して大月氏へ行き、戻る時に再び匈奴に捕まり、13年もの歳月をかけて、ようやく都に戻ってきたという、想像を絶する経験をした人物らしい。スゴイ。 ↑ちなみに、この本です。中国の歴史を知る上では面白いです。お茶をやっていくと、皇帝への献上茶の話があるので、読んでおこうかと思ったのです(^^ゞ 敷地内には、陽関のレプリカもあった。 当時は、こんな建物の関所だったと考えられているそう。 うーん、分かりやすいんだが、何か物足りないぞ。。。 ・・・さて、その実物はというと、これ。 陽関は少し山の上にあるらしい。 その近くまで行くことができるが、登っていくのが大変(^_^;) と、そこへ馬を連れたおばさんが、馬に乗らないか、と声をかけてきたので、これに乗って山へ登ることにしました。 昨日ラクダに乗れなかった分をリベンジだ~ 結構な傾斜ですが、馬引きのおばさんに連れられて、軽快に坂道を上がっていきます(^^♪ そして、陽関のあたりまでやって参りました♪ ここからの景色を眺めてみると、敦煌がオアシス都市であることが分かります。 乾燥帯に見る、緑のなんと鮮やかなこと! 実際にこんな景色を見ると、緑を守ろう、という気持ちも起きてくるというものです。 まさに、百聞は一見に如かず、です。 さて、陽関を後にして、敦煌市内への道を戻ります。 途中、西千仏堂へ行きます。 西千仏堂へは、真新しい舗装の道から、舗装の無いでこぼこの道に入っていきます。 これって、観光客いないんじゃ。。。(^_^;) ここは莫高窟から見て西側にあり、同じような仏教壁画の描かれた石窟があるところです。 静寂な空間の中に、岩肌と緑のコントラスト。 実に期待感満点です(^^♪ 莫高窟と違って、本当に静かなんです。この場所。 ・・・しかし 静か過ぎて、人が誰もいなくて中には入れませんでした (´Д`ヽ)トホホ というわけで、外観を見るだけにとどめて、最後に倣宋古城に寄ります。 倣宋古城は、映画『敦煌』のロケ地になった、実物大のセットです。私、映画は見てませんが、西田敏行と佐藤浩市・出演のスケールの大きな映画だったようです。 場所は、敦煌郊外のゴビ灘の真っ只中の何も無いところにドーンとあります。 中に入ってみると、沙州という看板が出迎えてくれます。 敦煌の昔の名前は沙州。五代十国時代の街並みを再現したものになっています。 途中で、当時の民族衣装を貸し出ししてくれるところがあって、これを着て街を歩けば、あなたも当時の気分に?という感じもしました。 ・・・ワタシはコスプレするような趣味はありませんので、遠慮しておきましたが(^_^;) でも、やっぱり、着て歩いておけばよかったかな(笑) さて、本日の観光はこれにて終了。 明日は敦煌を出発する日ですが、まだ、どこへ行くか決めてません(苦笑) なので、このあとの時間で、敦煌の街で旅行社巡りをしてみます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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