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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2007.01.08
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カテゴリ:旅行
さて、それでは茶器を買いに行きましょう(^^♪

<陶瓷老街>

まずは、定番の陶瓷老街に行ってみます。
鶯歌城のガードを越えて、左に折れ、「ここでいいのかな?」と思いつつ、線路沿いの坂道を少し上っていきます。

すると見えてくる、この台湾らしくない街並み。

陶瓷老街

ここが陶瓷老街か?
と思ったら、やっぱりそうでした。

陶瓷老街の石

茶器だけでなく花瓶とか日常使いの食器なども販売している、陶器屋さんの街です。
ただ、平日だからなのか、お店の人にやる気が感じられない(苦笑)
当然活気もなく、何軒かチラッと覗いてみたものの、パッとしなかったり、はたまた、

これって、キャッチセールスの絵画販売みたいなものじゃ?

的な、妙に高級感のあるギャラリーという感じのところで、どうも茶器初心者には敷居が高い(-_-;)

うーん、ここ、ガイドブックでは必ず紹介されてますが、どうなんでしょう?
特定の先生の作品とかメーカーのものが決まっている人には、違和感が無いのでしょうけれども、何も考えずにいくと、なかなか良いものを見つけるのは大変そうです。
相当の陶器好きじゃないと、ちょっとハードルが高いかもと思ってしまいました。休みの日なら、活気もあって違うのかも。


・・・ということで、さっさと陶瓷老街を後にして、『中国茶めぐりの旅』を参考にして、建展陶芸さんを目指すことにしました。

歩くこと30分ほど(←地図を見ないで歩いたら、途中で道に迷った)

ようやく本に載っている住所に行き当たりました。

・・・が、お店が無い (T_T)
どうやら移転か閉店したらしいです。トホホ。。。


<自然窯>

で、次に行ったのは、同じく本に載っていた、自然窯さん。
ちょっと引っ込んだところにあるらしいので、無事たどり着けるか。

中山路を真っ直ぐに歩いていきます。

テクテク・・・歩く人

テクテク・・・歩く人

・・・大分歩きました。

図書館を越えて、何となく「この辺かしら?」と、ガソリンスタンドの前で、地図を見返してみます。

自然窯入り口のガソリンスタンド

すると、ビンゴ!
丁度、このガソリンスタンドの手前の道を入っていくのでした。

これは何かに呼ばれているに違いない!

と勝手に思い込んで(笑)、到着いたしました。

自然窯

ここ、藍が美しく出ているのが特徴なのだそうです。

・・・が、入ってみたら、壷しかありません。
そりゃ確かに藍はキレイに出ていますが、こんな人が入るような、壷じゃぁ (T_T)
しかも、人気(ひとけ)が無いし・・・(店内暗かった)

しかし、何かあるはずだ、と店内を探検。
オーナーさんが気づいて、明かりをつけてくれました。

奥の方に、少し大きめの茶杯と背の高い茶漉し付き蓋碗が置いてありました。
私が見たときは、ほんの僅かしか品物はありません。
#ひょっとしたら、2階にあったのかなぁ。

しかし、その数少ない茶杯を見て、おおッ!と思います。
それがこちら。

自然窯の茶杯

確かに、藍色の乗りが素晴らしく良い・・・
私、審美眼が無いこと&芸術センスのなさに関しては自信を持っておりますが(キッパリ)、しかし、これは良いものだと思います。

色つきの茶杯も結構良かったのですが、こちらはちょっとお高い(1500元)。

・・・少し悩んで、この茶杯2個セットで購入。900元ナリ。
結構良いお値段ですが、この品質なら、満足です。
ちょっと大きめの茶杯、欲しかったんです(^^♪


さて、お買い物の第一弾は終わりましたが、どうにも、他に良い店が見つかりません。
もう、これなら陶作坊に行ってしまおう、ということで、陶作坊さんへ戻ります。


<陶作坊>

普通の雑然とした商店街の中にある店なので、駅方面から行くと見落としがちですが、博物館の帰り道だと、正面から

陶作坊

こんな風に見えるので、発見できると思います。
これまたガソリンスタンドを越え、トヨタのディーラーがあるので、その隣です。


お店自体は、そんなに広くありません。10坪ぐらいの小さなお店です。
しかし、陶作坊の商品ファンの人や欲しいものが決まっている人にとっては、宝の山に見えるはずです。
#日本語は通じませんが、店員さんの感じが良いので、筆談&電卓でOKだと思います。

お店に入って左側には、通常の商品があります。これは台湾の定価の1割引で購入できます。
そして右側には、使用には差し支えないものの、ちょっと難あり(色のムラがあるとか、穴があるとか)の商品や、旧作の商品が展示されています。これが恐るべきプライス。

なんと、定価の6割引です。
お嬢さん、60%オフですよ!(←みのもんた風)
↑と言っているように聞こえた


さらに言いますと、定価といっても台湾の定価。
お店のお姉さんの話では、日本の定価は、台湾の価格の1.5倍。中国大陸での定価は、台湾の価格の1.8倍だとか。

当然、輸入する為のコストがかかるので、こうなるわけですが、ちょっと計算してみましょう。

話を簡単にするために、日本での定価15000円の品物があったとします。
これの台湾での定価は、10000円。
まあ、輸入品ですから、しょうがないですね。これぐらいの価格差は。
輸送で割れてしまったりもするでしょうし、日本の品質基準と台湾の品質基準でどうしてもマッチしないものも出てきたり、売れ残りのリスクもありますから。

しかし、このお店のアウトレットで、商品が見つかれば、4000円で買えてしまいます。
日本の価格の約4分の1。恐るべし、アウトレットプライス。
アウトレットじゃなくても、日本価格よりは間違いなく安い。


・・・というレクチャーをお姉さんに受けました(苦笑)
さらに、ダンボールが4箱ぐらい転がっています。

「これ、韓国に送るやつ。韓国人がまとめて買ってった。ここで買うと安いからね」

韓国、お茶ブームだと聞いていますが、ここまで買い付けに来るのですね。
・・・うーむ、ここは日本人、負けてられませんな(腕まくり)


ということで、色々と物色してみます。
既報のとおり、焼水壷+アルコールランプ台(それぞれ別売りデス)は、即決でアウトレットものを購入しました。

陶作坊焼水壷

この焼水壷、お湯がまろやかになって、お茶が美味しく入るという全世界で使われている逸品なのです(^^♪
なんでも、シンガポールはここの独占市場らしいです。
日本のお店では、消防法の関係で、なかなか使うのが難しかったりするのですが、台湾では一般的に茶藝館で使われているものです。

お姉さんが、火力調節が出来るやつ(500cc)の方が良いよというので、それに従いました。
大きいのは、また、欲しくなったら買いに来ることにしましょう。

また、このお店では、時々、セールをやったりするらしいのです。
本社からFAXで指示が来ており、今回、たまたまセールだったらしく、焼水壷に武夷岩茶が付いてきました(^_^)v

武夷岩茶

まあ、岩茶っていっても、どの品種だか分かりませんが・・・(苦笑)


さらに、お姉さんの一押しの商品がセールになっているとのこと。

それがこれ↓。

陶作坊の竹茶盤&茶器セット

陶作坊の茶器&竹茶盤セット

通常価格で5千数百元ぐらいなのだそうですが、

それが、なんと今なら、2999元!
3000元、切るんですよ(←ジャパネットたかた風)

↑と言っているように聞こえた

うーん・・・(@_@;)

確かに竹茶盤は、大きいの欲しかったんですよね。
今、家で使っているのは、華泰さんで購入した収納式の竹茶盤。
↓これ


とても良い物なのですが、お手前するには、ちょっと小さいのよね・・・

しかも、陶作坊の茶器って、温かみがあって、これで岩茶とか木柵鉄観音とか、陳年のお茶を淹れると美味いんですよ。
#まさに、昨日飲んだとおり。

日本で、茶盤だけ買っても、この値段で買えるかしら??
ましてや、それに陶作坊茶器が付いてくるわけですよ。

これは・・・

買った!!




と、ついでにセール中のお魚柄の響杯が目に付いたので、これも買っちゃいました(^^ゞ

響杯

これ、水を指につけて茶杯の縁をなぞると、甲高い音が鳴るんです♪
6個入りで、セール特価500元。多分、格安。

響杯6個セット

日本でなら2つぐらいしか買えない?値段です。

・・・ということで、山ほど買ってしまいました(苦笑)
#ちなみにここ、カードも使えます。

さらにカタログも頂いて、完全に陶作坊さんファンになってしまった、私です(^^ゞ





しかし・・・

当ブログの愛読者の方なら、この後の展開は読めると思いますが






・・・もう1軒行くのです(爆)




今度は、普段使いの茶器が格安な市場です。
ここなら茶器初心者でも楽しんで選べそう。
しかも、場所は鶯歌駅前♪

またまた長くなったので、そのお話はまた次回。






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Last updated  2007.01.08 20:36:53
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