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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
3日目。
当初は、九【イ分】に行こうと思っていましたが、上園の林さんに紹介してもらった茶器屋さん・典蔵陶藝行に行ってみます。 場所は保安街というところ。台北の西側の方です。 地図を見てみると、重慶北路の近くで、昔のお茶問屋街の近くです。 この辺、昔ながらの街ですが、目の前にはカルフールが出来ています。 無粋だ・・・さすが外資。。。 さて、お店はこのカルフールの真向かい。 目の前のカルフールとは対照的に、普通の商店街の中の1軒のお店です。 奥行きはあるものの、そんなに広いお店ではありません。 さて、お店に・・・と思ったものの 鍵がかかってる。。。(-_-) どうやら、お留守のようです。 それならば、先に、近所の林華泰茶行に行ってみましょう。 林華泰茶行。 150年の歴史を持つ老舗です。 #詳しくは、ここを読んでみてください。 ・・・とても、平たく言うと、ここのお店の台湾の本家です(^^ゞ #本店は別にあるのです(そちらも翌日に行った)。この2店舗の関係を今度レクチャーしてもらわなきゃ・・・ ここのお店は、基本的には卸。 しかし、一般の人も(観光客でも)購入できます。 でも、卸なので、試飲は出来ません。 ここのお店は、茶葉がごっそり入った、胸の高さぐらいのドラム缶がずらりと並んでいて、それぞれの缶のふたに「凍頂烏龍茶 600」「香片 120」のように、文字がペンキで書かれています。 これ、1斤(600g)の値段なのですが、相場を知っていると、とにかく安い! 凍頂烏龍茶ちょうだい、と言ってみたら、凍頂のドラム缶のところに案内されます。 普通の凍頂は600元と1000元のがあるそう。 高山茶もあるよ、ということで、奥の部屋に案内されます。 なるほど、少し高級(1000元以上?)な茶葉はこっちの小部屋にあるんですね。 で、1000元の凍頂烏龍茶を見せてもらいます。茶葉だけを見て、鑑定できるほどの目は、まだ無いので、何とも言えませんが(苦笑) ふと横に目をやると、隣に高山茶が1600元との表示が。 あ:これ、どこのお茶?梅山?(←経験上、安いのは大体、梅山) お兄さん:杉林渓。2400元のは阿里山。梨山もあるよ。 えーーーー、杉林渓が1斤1600元?? 普通の茶荘なら、凍頂(上等なもの)の価格ですね・・・ 日本人観光客向けの土産物屋なら、半斤しか買えませんね(しかもベトナム産だったりして)。 私、高山茶で一番好きなのは、梨山周辺ですが、その次は杉林渓なのです。 #阿里山はハズレを掴むことがあまりに多いので、あまり好きじゃない。 うーん、普段飲みな感じのお茶だとは思いますが、この値段は安い。 林華泰茶行、恐るべし(^_^;) 当然、1斤お買い上げ~(^^♪ ・・・でも、このぐらいにしておかないと、他のお茶が買えなくなっちゃうのね(今日は茶葉買い倒れの日だし)。 とりあえず、このお茶を飲んで、老舗の力をまずは見てみましょう。 林華泰茶行は、 ・試飲出来ない ・包装はただのビニール袋(長期保存には向かない。すぐ缶に移す)で小分けも無理 ・100gだけ購入とかが出来ない(150gや300gなら大丈夫みたいですが) など制約条件は、かなりありますが、安く普段飲みのお茶を買うのには、とても良いお店なのではないかと。 #あとは、飲んで味がどうかですね~ さて、お買い物をして、もう一度、典蔵陶藝行にやってきました。 まだ、開いてないのかなぁ、と見ていると、近所のおじさんがやってきて、鍵を開けてくれました。 よく頼まれているみたいで、 上園の林さんの紹介なんですー というと、連絡を携帯で取ってくれ、呼び戻してもらいました。 到着するまでの間、あまり広いお店では無いですが、店内を物色します。 お店の中は、所狭しと茶器が並び、結構雑然としています。 主力商品は、茶器セットみたいです(HP参照)。 磁器の急須・茶盤に茶海、飲杯がついているもの。 かなりの大きさの豪華セットもありますし、シンプルに磁器茶壷と茶海と飲杯2個のような組み合わせのものもあります。 別の棚には、蓋碗、飲杯・聞香杯、陶器の茶壷、茶托やお盆、煮水器などなど、様々なものが並んでいます。 うーん、確かに品揃えは豊富だ。 ただ、茶器セットのセンスは、金の龍が彫ってあったり、金粉ギラギラなやつも多くて、ちょっと私の趣味には合わなさそう。 シンプルな白磁のものがあって、これは好印象。でも形が、あんまり気に入らなかったり・・・ 飲杯も、デザインがなぁ・・・(^_^;) あ、でも、この蓋碗は良さそう。 値段によるけど。。。 しかし、この店、一切値段が付いてない・・・(^_^;) お店の人の到着を待つしかないようだ。 と、20分ほど、店内を物色していたら、ようやくバイクの音がして、戻ってきた。 お店の方は、女性。50代ぐらいか? そのとき、ちょうど電話が。 上園の林さんからだった。日本人を一人紹介したから、宜しく頼む、という電話だったらしい。 日本語が話せる、ということでしたが、今、市民大学みたいなところで、一生懸命勉強中なのだそうです。 単語を並べるような感じなので、これなら、私の北京語の能力と大差ない(苦笑) ・・・ということで、北京語で会話してみました。 人懐っこいという形容詞がぴったりのとてもいい人。台湾によくいるタイプのおばさま。 建展陶芸の商品を、ここのお店から台北市内の茶荘に卸しているらしく、ホームページによれば、建展陶芸の台北出張所みたいなものらしい。 取引先には、日本の会社、特にインターネットショップも多いらしく、その関係で、日本語を勉強し始めたのだそうだ。 お店のおばさん:あなたは、日本のどこから来たの? あ:千葉県。 店:千葉県なら、ここと取引があるわよ と、取引先台帳を見せてもらった。 あ:あー、知ってる、知ってる。ここからお茶買ってる(今は、移転してるけどね)。 店:(嬉しかったらしい)じゃあ、ここは?今度、小籠包売り出すんでしょ? あ:知ってる知ってる。たくさん買ってる(ええ、そこのお店のヘビーユーザーですから・・・・) 店:小籠包は美味しい? あ:小籠包は注文したことない・・・ 店:じゃあ、ここは知ってる?京都。 あ:買ったことはないけど知ってる(紅茶屋さんね。上園の林さんからも聞いてる)。 ・・・とまあ、どこかで見たことのあるお茶屋さんが、結構な数ありました。 どーりで、ここのお店においてある茶器に見覚えがあるわけだ。。。 今、建展陶芸は大陸に進出していて、そちらの方がすごく調子が良いらしい。大陸のあちこちに工場を作っているそうだ。 台湾の方は、鶯歌に工場があるけれども、今は、中国で生産して、それを入れたほうが安くて品質の良いものが入ってくる、という話もしていた。確かに、中国生産モノの方が、デザインも良くて安いような・・・ ・・・ああ、こうして、台湾の経済は空洞化が進み、中国に吸収されかねない状態になるんだなぁ。。。(-_-) さて、肝心のお買い物。 先ほどの、蓋碗はなんと1個200元ということで、即購入。 それから、鑑定杯。 世界標準のデザインです(紅茶にも使える)。 これが、1組120元という超破格プライス。思わず3セット購入。 これで我が家では5つのお茶の聞茶が可能です(爆) しかも、こんなに丁寧にパッキングをしてくれた。 実にありがたい。 茶器は今ひとつ、好みに合わなかったけれども、茶托セットを購入。 これでおもてなしは出来る?かな。 昨日、大分買っているので、それほど多くの買い物はしなかったけれども、茶器セットの値段を聞く限りは、ホントに安い。 確かにこれなら、鶯歌に行かなくても十分かも。鶯歌まで行く時間がなく、ちょっと茶器を揃えたいときは、ここに行くのも手。 とてもいい人ですし、日本語勉強中だそうなので、是非行って、日本語を教えてあげてくださーい(^^♪ さて、今日はお茶屋を回りまくります。 次回は、冶堂です♪ 林華泰茶行 重慶北路二段193號 営業時間 7:30-21:00 (日本語ができる方もいるみたいです) 典蔵陶藝行 台北市保安街3之2号 http://www.home.ttnet.net/ (日本語勉強中です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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