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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
楽天ブログの新管理画面の使い勝手の悪さにちょっとくじけ気味ですが、台湾旅行記の続きをば。。。
冶堂を出た後、新生南路まで出て、信義路を渡ります。 昨年9月に引き続いて、再びやってきました。 意翔村茶業。 前回は、いきなりお茶のテストで少々驚かされましたが、帰ってからそのお茶(古典美人と蜜香烏龍)を飲んでさらにビックリ\(◎o◎)/! 美味しいのです・・・ ぶっちゃけ、お店でテストしたときの印象は、 「まあまあかな・・・。でも安いし・・・」 というレベル。 どうしてもティスティングの形式だと、茶葉を浸しっぱなしにしますので、普通に淹れたときにはそんなに出てこないような余分な雑味が出たりします。 ところが、ここで購入したお茶を帰国してから、(自分なりに)きちんと淹れてみると、ティスティングのときに「これは美味しいんだろうな」と漠然と感じた以上の香り・味のお茶で驚いてしまいました。 特に、ここの看板茶の古典美人は、茶葉の力がどうこうというよりも(もちろん重要なファクターではありますが)、発酵と焙煎の加減というのが烏龍茶では如何に重要か、ということを再認識させてくれるお茶です。 でも、決して高級茶ではありません。 品種も色々のブレンドです。茶葉も機械摘みです。 だって、100g200元(800円弱)のお茶です。 しかし、これでも十分に美味いのです。 熟した果実の香りと少し濃厚な味わい。 スゴイゾ、古典美人! 少し褒めすぎか?いや、そんなことはないと思います。 …ということで、再訪となった意翔村茶業。 今回訪れると、ちょうど陳さんが表に出てきました。 「大丈夫ですか?」と聞いてみたところ、快くお店にご案内していただきました。 実は、陳さんにお会いするのは初めてです。前回は、いらっしゃいませんでした。 この方、台湾に2人しかいない国家公認の評茶師の方で、台湾茶という本も共著される程の台湾茶の大家。 ↑この本。写真も多くて、比較的読みやすそうです。意翔村茶業に行った後に見つけました。逆だったら良かったのにぃ。。。 しかし、大家といっても、全然そんな素振りもありません。 人当たりのとても良い方です。 少し國語を使ってみたところ、國語で会話になります。 うー、日本語Onlyにすれば良かったか?とはいえ、色々世間話も出来て面白かったのですが。 陳:初めて? あ:いや、2回目です。 陳:どんなお茶が好き? あ:古典美人が一番好きです。他に何か良いのあります? 陳:ありますよー。 ・・・ということで、淹れていただいたのは肉桂茶。 今回は、例の鑑定杯ではなく、陳さんが1つ1つ蓋碗で淹れてくれます。 前回も少し気になった味の肉桂茶。 今回、蓋碗で淹れてもらって、飲んでみたところ、やはり・・・ 香りが高くて美味いヽ(^o^)丿 やっぱりここは、ティスティングのときに、「美味いかな?」と思ったお茶は、買わなきゃダメですね。 これは購入決定(^^♪ さて、意翔村さんといえば、発酵度の高いお茶が得意(だと思ってます)。 次のお茶として、鉄観音をお願いしてみました。 あ:これは冬茶ですか? 陳:春茶。冬茶は、味が弱いから鉄観音は美味しくない。 ・・・なんと これは、初めて聞く説でした。。。 お茶の世界、いろんな理屈があり、茶商によって、考え方は違います。 そういうのを聞くのもまた楽し、です。 いろんなアプローチがあって面白いのです。 #というよりも、そういう個性の強い茶荘を今回は巡ってますからねぇ・・・ でも、いろんな説があっても、真実は1つ。 自分にとって、美味いか不味いか 今まで聞いたことのない話でも、美味しければそれでOK。 そのぐらいの柔軟性がお茶の世界の広がりを感じるのには、必要なのではないかと。 ということで、春茶の鉄観音を淹れてもらいます。 淹れている間、 あ:これ木柵の鉄観音品種ですか? 陳:そうだよー。ところで、仕事はお茶関係? あ:・・・いえ。ただのお茶好きです。 ・・・どうやら、業者だと思われたらしい(苦笑) おそらく、時期や産地や品種のことを聞くので、普通の観光客じゃないと思われたようです。。。 さて、蓋碗で淹れてもらった木柵鉄観音。 ・・・うーむ(-_-) 悪くはないけれども、少し、水っぽいような・・・ これ、前回ティスティングしたときに持った印象と全く同じ。 同じ茶葉のようです。 #というか、ティスティングって結構美味いか不味いかは分かるもんですね… 冶堂のやつが鮮烈すぎたとも言えますが、これは見送りだなぁ・・・ …と思っていたところに、日本からのお客様がお一人様でご来店。 初めてということなので、一緒にティスティングをしてみることになりました。 陳さん、ここから日本語モードに。 今回も試すお茶は7種類。 ・古典美人 ・凍頂烏龍 ・肉桂茶 ・鉄観音 ・高山烏龍茶 ・蜜香烏龍 ・東方美人 それぞれ、どう違うのかを日本語で説明してくれる。 古典美人と凍頂烏龍茶は、同じ茶葉・作り方だけど、発酵度が違う。 肉桂茶、これは品種の名前。 鉄観音は、品種と製法の名前(←この辺の説明がさすがだと感じた) 高山烏龍茶は、1000m以上の山で採れたお茶。これは阿里山のお茶。 蜜香烏龍は、ウンカに吸わせて作ったお茶 東方美人は、発酵度高め。紅茶に近い。 等々。 質問にも的確にお答えしてくれる。これなら、初心者でも安心ですね(^^♪ さて、ティスティングの結果としては、やっぱり美味しいと感じたのは、古典美人と肉桂茶と蜜香烏龍、東方美人でした。 東方美人は、ティスティングの段階で、とても甘いのです。蓋碗で淹れたら、どんなものなのか、気になりました(^^ゞ さらに、同席した方が、文山包種茶を飲みたい、と言ってくださったので、文山包種茶を蓋碗で淹れてもらいました。 あ:これはいつのお茶ですか? 陳:12月の。新しい。 ・・・これは多分美味い。(あるきちの勘) で、飲んでみたら、やはり美味しいヽ(^o^)丿 文山の美味しくないのにありがちな生っぽさがないのが一番の特徴か。しっかりと香りが出ていて、これは美味いと思います。 多分、年始に行って当たりでした。これより前の冬茶は、良くなかったのではないかと。 …ということで、意翔村茶業さんでは、古典美人と肉桂茶と東方美人、文山包種を少しずつ購入。 やはり、このお店は茶荘巡りで外せない気がします。 #単に私が古典美人のファンなだけかもしれませんが。 意翔村茶業 住所 : 台北市新生南路一段161巷6-2号 電話番号 : (02)2703-0394 営業時間 : 09:30~18:30 休業 : 日曜日 さて、次はテクテク歩いて茗心坊へ向かいます。 このお店は、かなりこだわりのお店ですよぉ… 次回へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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