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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
深夜の緊急ミーティング。
参加者全員、神妙な面持ち。 その雰囲気は、さながら 修学旅行で、消灯時間を過ぎても騒ぎすぎてしまい、先生の部屋に呼び出されたの図 に近いモノがあります((((((^^; 話は色々あったのですが、今回のポイントは2点あって、 1.揺青を仕掛けるタイミングが遅い 香りが落ち着くまで、ということを意識するがあまり、長く放って置きすぎだったようです。 その結果、茶葉が乾燥していってしまい、お茶としての味わいが弱くなってしまっているかもしれない、という指摘がありました。 清香系って言ってたのは、そういうことなんですね。 さらに、乾燥しすぎてしまうと、揺青をする時に苦労します。 乾いてしまった茶葉は、触るとちょっとトゲトゲするのですが、この状態で無理矢理引っかき回すと、茶葉が折れて、雑味が出てしまいます。ですので、しばらく茶葉を回して水分が茶葉の中に戻るのを待つのですが、この作業に余計に時間がかかることになります。 #私の4回目の揺青が、まさにその状態。 とまあ、仕掛けるタイミングが遅すぎるのも、問題であるという指摘でした。 2.力加減 1回目、2回目は青みを水分と一緒に飛ばすのが主目的で、3回目、4回目は発酵で香りを作っていくのが主目的です。 なので、力加減は変えないといけない、という話でした。 なるほど、と感心しつつも、 ・・・どちらも、最初に教えて欲しかった(-_-;) というのが本音です(苦笑)。でも、実際にやってみなければ分からないので、仕方ないのかもしれません。 ということで、自分の茶葉のところに戻ります。 乾燥は進んでいますが、少し香りが動いているので、もうちょっと待った方が良さそうですね。 先行して、4回目の揺青に入られた、みなさんの動きを見てみます。 こんな感じで、残り1枚になったザルの上の茶葉を、丹念にひっくり返していきます。 これが実に時間がかかるのです。 私の茶葉も、香りが落ち着いてきたので、作業に入ります。 午後11時でした。 最初は、乾燥が大分進んでいたので、少しチクチクする茶葉。 しかし、しばらく攪拌をしているうちに、水分が戻ってきます。 そうなってから、少々強めに葉をこすり合わせるように揺すっていきます。 揺すり始めて、40分が経過。 多少は青い茶葉が少なくなってきましたが、まだまだ、 東方美人じゃないだろ、これ という色なので、もう少し頑張ります。 と、ここで茶師の先生から直々にご指導。 まだまだ力の入れ方が甘いようで、かなり強めじゃないと、この青い茶葉は発酵していかないようです。やり過ぎると雑味が・・・ということで、手加減していたのですが、ちょっと強めにやることにしました。 特に青い茶葉を見つけては、それを集中的に攻撃。 こすり合わせることで、周りから徐々に色が変わっていくのがよく分かります。 さらに1時間ぐらいすると、大分茶葉の色も変わってきました。 再び、茶師の先生の巡回。 清香系だったら、これでいいんじゃない と、一応のGOサインが出ます。 しかし、あるきち。 清香系は嫌 と、妙な職人魂を発揮して20分さらに延長。。。 #これは結果的に見ると、良い意味は全くなかった。 そして、午前1時。 香りを見ながら、もう十分と判断。 ザルの真ん中に茶葉を丸く固めて、4回目の揺青を終えます。 これで、人が手をかけて行う発酵作業は終了です。 このあと、明日の早朝5時には発酵を止める殺青(さっせい)の作業を行います。 それまでは、水分の乾燥を極力防ぐ目的もあり、このようなケージの中に入れておきます。 この中で、茶葉たちは自然に発酵を進め、殺青を待つことになります。 しかし、開始から2時間。 休みなく茶葉をひっくり返していたので、さすがに疲れました。。。(-_-) このあと、他の参加者の方の様子を見たり、片付けをしたり、茶葉の香りの変化を見たり、ということをしていると、時間はあっという間に2時を回っていました。 #眠いので、動きがスローモーだったのかも(苦笑) 私、 寝たら、絶対起きられない というかなりの自信があったのですが、休憩用に準備された部屋で30分だけ仮眠。 これだけでも、大分すっきりしました。 しばらく、ぼーっとした後、早朝4時に作業場に戻ります。 いよいよ、殺青です。 続く。 お茶作りは深夜まで。そして早朝から。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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