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テーマ:☆ お茶好き ☆(800)
カテゴリ:お茶
あるきち@静岡です。
台湾の旅行記の途中ですが、今日は静岡に来ております。 そう 3年に一度のお茶の祭典世界お茶まつり2007です。 会場は静岡のグランシップ。 今日から中国茶インストラクター協会のTeaPartyが始まったり、ステージイベントなどで中国茶関係のモノが結構多く、中国茶好きには嬉しい一日でした(^^) それでは、少し会場の様子&お買い物危険ゾーン(笑)をご紹介♪ #ほとんどの中国茶イベント会場で、平田さんが精力的に取材されていたので、近いうちにAllAboutにも載ると思いますが。 ちなみに、グランシップという会場のイメージは、OZONEの大茶会に似たところがありまして、ブースがいたるところに分散されて配置されています。コンランショップのないOZONEて感じですね。 それだけに、おそらく最初は、地図を片手にしばらく迷います(^^;) それでは、少し会場の様子をご紹介♪ まず、会場に入る前のところが、B-1グランプリ優勝の富士宮焼きそばなどの軽食のお店のテントが並んでおり、さながら露店市の様相を呈しています。 手もみ茶の実演も。 私も、今なら苦労が分かります~(笑) そんな中に、出展していたのが、ご存じ今古茶籍さん。 今回の看板商品はこちら。 龍井鶏 龍井茶葉をまぶして鶏を焼いたものなのですが、ジューシーな鶏なのに、龍井茶のおかげでさっぱりと仕上がっています。 もちろんお茶も置いてまして、簡さんと少しお話しをしたところ、おすすめは秋の新茶の毛蟹だとか。ものすごく出来が良いのだそうです。 今回は安渓鉄観音、毛蟹の3gずつの少量パックやお茶のセットが用意されているので、少量で美味しいお茶が楽しめそうです。 #早速、私も安渓と毛蟹の春秋茶飲み比べセットを購入(^^;) ・・・というわけで、会場の外から、お買い物ポイントは始まっていますので、ご注意を。。。 さて、会場の中に入ると1階は、これまた危険なお買い物ゾーン。 ワールドO-CHA縁日 世界各地からお茶が集まっています。 地元静岡はもとより、インド、スリランカ、南アフリカ(ルイボスティー)、ウルグアイ(マテ茶)、韓国(お茶と陶器)etc... そして、一番パワーがあるのでは?と思うのが台湾勢。 通りかかる人を片っ端から捕まえて、試飲、試飲です(^^;) どこも、最初の掴みは四季春と東方美人。 さすが、日本の消費者の嗜好をよくご存じでいらっしゃる。。。 あと、印象的なのは日本での中国茶団体がかなり出揃っていたところでしょうか。 正しい知識を広める、ということで、業界的にとても良いことだと思います(^^) #まあ、統一の団体も早く作って欲しい気がしますが。 さらにここの特設ステージでは、1時間に1回程度、様々な国のお茶の紹介がされています。 私も、日本茶インストラクターの方のお茶の話を聞いてみました。 漫談形式で、かなりダジャレが多い(苦笑)ですが、お茶の有効成分の話などを飽きさせないで聞かせるという技量はさすがだと感心しました。フリップ使いというのもなかなか面白いです(^^) そして、3階は静岡の地元のお茶の紹介ブースと、”自分流”世界大茶会ということで、いろいろなスタイルのお茶が楽しめます。 大抵のところは、座ってお茶をいただくのにいくらか費用(500円が多かった)が必要なのですが、せっかく世界お茶まつりに来たのであれば、ただぐるっと眺めるだけではなく、 座って飲ませてもらわなきゃ、損 だと思います。 このお茶まつり自体が、全体的に体験・参加型のイベントになっているようなので、これに参加する・しないでは来場した方の満足度がだいぶ違うのではないかと。 たとえば、私の行ったところでは、ミャンマーのブースがありました。 ミャンマーでは茶葉をサラダにして食べるのだとか。 ミャンマーの茶葉サラダ ”ラペッ” キャベツにピーナッツなどのナッツ類、ゴマ、トマトなどをいれるのですが、味の決め手はこれ。 茶葉を塩水につけ発酵させたものなのだそうです。 不思議なのですが、ジャスミンのような爽やかな香りがし、味もしっかりしているので、ドレッシングなしでサラダがおいしく食べられます。 ミャンマー人の留学生の方々が、丁寧にいろいろ説明をしてくれます。 特徴的な香りのあるミャンマーのお茶も飲め、なかなか良いブースだと思いました。 お国は大変な状況ですが、頑張って欲しいものです。 その隣では、中国茶インストラクター協会の茶藝師の方々が個性的な演出をする中国茶藝を披露しています。 参加している方の様子を見ていて思ったのですが、やはり中国茶の茶藝というのは、使っている道具もユニークなので、皆さん興味津々のようです。聞香杯の使い方、蓋碗の飲み方etc... #私はもう見慣れちゃったんですが。。。(苦笑) こういう様子を見ていると、きっかけがないだけで、何かの仕掛けがあれば中国茶人気は火がつくのかしら、と思ってみたり。 それにしても、さすがに茶藝師の皆様、所作が美しいです。 自然に流れ、そして止めるところをしっかり止めているので、きちんとしているんですねぇ。 とても勉強になりました。 このブース、結構人気があるので、参加希望の方は早めに行って予約したほうが良いです。 さて、6階に行きますと、O-CHAタイムトンネルということで、お茶の歴史・茶道の歴史を紹介するコーナーがあります。 永谷宗円の発明した緑茶の製法実演コーナーなどもあります。 この中で、中国茶好きとして見逃せないのは、唐代の茶器の展示と陸羽のお茶の淹れ方の再現のコーナー。 スタッフの方が、実際にお茶を淹れて試飲させてくれます。見ていると、全く見たことのない淹れ方なので、なかなか楽しいです。 そんな折、同じ6階の反対側のステージで、棚橋篁峰先生が実演&解説をしてくれるというので、そのイベントに参加しました。 棚橋先生、本は拝見していましたが、お話を聞くのは初めてです。 間違いなく、日本の中国茶の世界では大御所のお一人でしょう。 やはり、漢詩の世界から中国茶に入ってこられていますので、文化や歴史の考証というところに強みをお持ちの方のようです。 お話の内容なのですが、陸羽のお茶の淹れ方を茶経や1981年に発掘された茶器などを分析し、試行錯誤しながら、ようやく出来たのが今回のお茶だとのこと。 唐代ですから、固形茶をすりつぶすという工程になるのですが、私にとって予想外の特徴だったのが「塩」が入っていること。 塩を入れることで、渋みを抑えていたのだとか。 お茶をすりつぶすところから、実演をしていただいて、お茶をいただきました。 塩入りのお茶ねぇ... さて、その感想なのですが。。。 確かに何度もお茶作りから検証を繰り返されたというだけあって、少し塩分は感じますが、お茶自体の味は壊れていません。 むしろ、茶葉の味がそのまま生かされている不思議な体験でした。 さらに、この6階には、お茶に関する本を販売するコーナーがあります。 結構マイナーなお茶の本(緑茶の製法とか品種とか、中国茶の本も)が並んでいるので、思わず買いたくなるかもしれません。 #中国茶事典はなかったです。欲しかったのに残念。 また、静岡地区の伝統工芸品(漆器・竹細工など)も置いてあります。 やはり、お茶にも使えそうな美しいものが多いのですが、お値段も良いものが多いので、ここも危険です(笑) そして、エレベーターに乗って、9階はセミナー会場。 ちょうど良く「中国茶・台湾茶の現状と展望」という話があったので、聞いてみました。 講師は、華泰茶荘の林さん。 中国台湾の茶産地の現状と、農薬の規制の問題。 雲南紅茶がなぜ最近出回らないのか?などのテーマをお話しておられました。 情報として得にくい、生産者側の都合という観点が盛り込まれており、なかなか面白かったと思います。 ・・・と、つらつら書きましたが、お茶好きには、なかなか楽しい(悩ましい?)イベントたくさんの世界お茶まつり。 明日も少しだけ顔を出してみる予定です。 #買い物だらけになる予感がしますが(苦笑) お茶づくしのあとは、清水で魚づくし(^^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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