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テーマ:今日飲んだお茶(1037)
カテゴリ:お茶
お茶ペットボトルウォッチャーのあるきちです。
みなさん、こんにちは。 フラフラとドラッグストアに入ったところ、目についたのがこのお茶。 爽健美茶 Oriental Flower Resort(オリエンタル・フラワー・リゾート) 爽健美茶公式サイト:http://www.sokenbicha.jp/ 爽健美茶のブレンド変えたバージョンは、きっと売れ行きが良いのでしょうね。 四半期毎ぐらいに新しいのが期間限定で出てきます。 今回の売りは、昨年の今頃にも同じようなのがありましたが(こちら)、東方美人を使っていること。 ・・・名前もそのまんまなわけですが(^^;) 冬場は東方美人で、夏場は白茶を定番にしようという意図が、何となく見えてきますね。 さて、今回、ブレンドされているお茶は、 ・ハイビスカス ・グアバの葉 ・ローズレッド ・メイクイ花 ・シソの葉 ・はとむぎ ・玄米 ・プーアル茶 となっています。 ハイビスカスやグアバあたりから、リゾートな感じ ハイビスカス、ローズレッド、メイクイ花あたりから、フラワーな感じ をとって命名したのでしょうね(^^) ・・・あれ? ちなみに、昨年のOriental Styleのブレンド内容は・・・ ・はとむぎ ・玄米 ・プーアル茶 ・ローズレッド ・ハイビスカス ・グアバの葉 ・メイクイ花 ・シソの葉 ・・・順番が違うだけで、中身は一緒では((((((^^; これで新商品とのたまうか、コカコーラ。。。 まあ、ブレンド比率が違うのかもしれません。 よくよく見てみると、昨年のは東方美人のブレンド率が18%?ぐらいだったと思いますが、今年のは今回のは21%になっています。このへんで、味に違いがあるかも。 早速、飲んで確かめてみましょう。 グビッ ・・・うーん、印象では、去年のとそんなに変わってないような(-_-) 東方美人の含有量UPについては・・・分かりませんねぇ。 ただ、去年は、はとむぎの印象が強かったのですが、今年のはややそれが抑えられているような気がします。 全体的に見ると、緑茶ベースではないので生っぽさが無く、飲みやすいとは思います。 グビグビ飲むというよりは、少しずつ飲んでいくというのに向いているかも。 確かに、この時期にはこの方が良いのかも。 ところで、東方美人は、 ビクトリア女王が”Oriental Beauty”と賞賛した というのが定説になりつつありますが、どうにもおかしいと思うのです。 まず、ビクトリア女王の在位期間は、1837年~1901年。 東方美人の産地・台湾の歴史で行くと、清朝統治時代と日本統治時代を跨いでいます。 清朝時代は、統治の及ばない”化外の地”とされていた台湾から積極的に輸出がなされていたとも思えません(詳しく)。 多少は現地民からの輸出があったとしても、輸出先はイギリスではなかったと思われます。 実際、台湾茶の輸出が本格化するのは、日本統治時代以降です。 日本統治が始まったのは、日清戦争の翌年の下関条約以降。1895年から(詳しく)。 しかし、当初の20年ぐらいは台湾総督府も完全に台湾全土を掌握したわけではなく、茶業の振興・輸出拡大に本格的に乗り出したのは、20世紀に入ってからです。 当時はヨーロッパへの販路もなかったでしょうし、日本領になってすぐに輸出が本格化したとは思えません。 そうなると、 ・・・年代的に全然合わないじゃん(´з`) 台湾の歴史をちょっと知っていれば、わかるはずのことです。 中国茶&台湾茶の世界は、どうもこの手の”伝説”が多く、それが余計に混乱させるものだったりします。 お茶は文化人たちの飲み物でもあったため、色々茶飲みの与太話やらお茶屋のセールストークが、そのまま定説になってしまったり。 そういう伝説は、たいてい美談ですので聞いていても面白いですし、お茶の価値を高めることもあるので、一概に否定は出来ないのです。 その時代に生きていたわけはありませんし、文献も残ってませんしね。 ・・・が、明らかな嘘はいけません。嘘は。 「そういう説がある」と紹介する分には良いですが、断定する人は怪しいと思っちゃいます。 ※ちなみに、コカコーラの公式サイトでは”逸話を持っている”と紹介。ギリギリセーフですね(^^;) こういう伝説の存在が、中国茶&台湾茶を難しい印象にしていることもあると思います。 食品で嘘はいけません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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