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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2008.02.23
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カテゴリ:お茶
春一番が吹き荒れた関東地方。
そんな中でしたが、華泰茶荘さんのオープン講座へ久々に参加しました。

今回のテーマは「黒茶」

先生は、茶葉研究所の元副所長の兪先生。
以前、中国紅茶の講座でお世話になっています。

この先生がいらっしゃると、私は

ノートへの書き込みマシーンえんぴつ

と化します(^^;)

というのも、非常に細かいことを教えて下さるのです。

産地に始まり、生産の歴史、原料茶葉はどんなものなのか、製造工程とその特徴ある部分、外観・水色・味・葉底の特徴、現在の消費の動向etc...

とまあ、事典ができてしまいそうなぐらい細かな内容を、先生独自にスライドで作って来られてお話されます。日本では入手が難しい貴重な情報ばかりです。
#こういう話題には鋭く反応する、私(^^;)

こんな高度な内容を2時間で、しかも色々なお茶について説明されるので、話について行くだけでも大変です。今日も評茶用語のオンパレード。
それでも、さすがに充実感があります。

やはり、海外から先生が来る講座は参加せねばと思いますねぇ(^^)


さて内容ですが...

黒茶というと、日本ではプーアル茶がまず最初に思い浮かぶのですが、今回は主に少数民族の飲む黒茶・緊圧茶について色々ご紹介いただきました。
日本では、まず商売にならないので(苦笑)、なかなか入ってこないお茶ばかりです。

先日の統計で見ましたが、黒茶の生産量が多いのは、四川、湖北、湖南の3省。これに加えて、プーアル茶の雲南省、六堡茶の広西チワン族自治区が入ります。


説明を聞き、黒茶の生産量が結構多い理由がよく分かりました。
これらのお茶は少数民族にとっては、”生命線”になる食品なんですね。
それを支えるために、盛んに生産されています。

少数民族という言葉が誤解を生みがちなのですが、中国の少数民族は、”漢族と比べて少数”というだけであって、結構な人数がいるのです。

例えば、回族だけで800万人以上、チベット族だけでも500万人弱います。

日本の人口と比較すると少なそうに見えますが、世界的に見ると、回族はオーストリアの全人口よりも多く、チベット族もノルウェーの人口に匹敵します(参考:人口ランキング)。
世界的に見たら、立派に国家として成り立ってしまうぐらいの人数なんですね。
#全くの余談ですが、こういう小国家ができるぐらいの民族を抱えながら、中央集権で何とかしてしまう中国共産党というのは、「スゴイ組織だな」とヘンに感心してみたり、「そりゃ、やっぱり無茶するよな」と思ってみたり。

彼らにとってお茶は貴重なビタミン源で、「一日食事をしなくても、お茶は一日も切らすことができない」というほどですから、大量に必要なわけですね。納得。

講座の内容もさることながら、飲んだことの無かった、千両茶や六堡茶なども飲むことができ、大満足の講座でした(^^)
日本にいると、なかなか身近に感じないお茶でしたが、こういう機会があると見直しますね。




・・・そういえば、講座ではないですが、イベントのチケットを入手しました。

イベントチケット♪

3月22日開催の「春のお昼の中国茶話会」です。
ローソンチケット:Lコード32326

今年は夏の恒例イベントが無いようなので、こうしたイベントはありがたいです。

お茶好きとしては、今回のイベントが盛り上がり、あちこちで中国茶イベントが増えると嬉しいですね(^^)


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関東近郊のお茶好きの皆様、パレットタウンでお会いしましょう(^^)/





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Last updated  2008.02.24 00:43:25
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