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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶
今日は、中国茶・台湾茶をお土産にもらって持て余している人には、必見の内容です。
#くだらない企画を大真面目にやるのが、当ブログ流です(苦笑)。 未だに、中国茶は「難しい!」「面倒!」という印象が強いらしいですねぇ。 その理由を探ると、 ・普段は使わないような茶器を使う ・お湯を入れて捨ててみたりする動作 ・聞香杯の存在 が、どうにも難しさや面倒さを持たせているようです。 でも、考えてみて下さい。 向こうでは、子どもでもお茶を淹れられます。難しくはないはずです。 私は台湾に行くと、必ずお茶を買ってお土産にします。 その際は、最も香りのインパクトのあるであろう、四季春を大体選択します(リーズナブルですし)。 しかし、差し上げた方から、飲んだ感想を聞くことは非常に少ないです。 #好評なコメントを頂くと、次回はもれなく杉林渓にグレードアップなのですが(笑) おそらく、飲まれていないのだと思います。 特に、単身世帯の方に渡すと、まず感想を聞きません。 きっと、ホコリをかぶってしまって、そのうち捨てられてしまうのでしょうね。悲しい。。。 「何で飲まないの?」と理由を問いただすと、 「だって急須無いもん」 「淹れ方が分からない」 「面倒」 ということが多いのです。 美味しいのに、たった、それだけの理由で飲まれないのは勿体ない! ・・・とはいえ、そのためだけに「茶器をフルセット揃えろ!」「手間かけろ!工夫茶だ!」というのは、お土産を買ってきた方の傲慢ですし。 ほんの少しの投資と工夫だけで、快適なお茶ライフを過ごすことは出来ないものか。。。 #私はあくまで初心者目線で行きたいと思います。 そこで! 全国あちこちにある、100円ショップで買い揃えた道具を使い、美味しくお茶を淹れることに挑戦してみました。 名付けて、 ”百均茶藝” ベタだ、ベタすぎる名前だ((((((^^; ということで、家の近所にある小規模なダイソーで、色々見繕いました。 買ってきたのは、以下のもの。 百均茶藝ベーシックセット? これで美味しいお茶を淹れてみよう、というわけです。 かかった投資は、315円(税込)ナリ。 これで美味しいお茶をしばらく飲めるのなら、悪くないと思うのですが、どうでしょう?(^^) 実は、最初は急須を探したのですが、やはり日本茶用の大きいものばかり。 これでは、茶葉が大量に必要になってしまってリーズナブルではありません。 茶漉し付きマグという手もあるのですが、それじゃ茶藝じゃないじゃないですか(←よく分からない、こだわり)。 そこで、急須兼茶海として、ガムシロップピッチャーを買ってきました。 ガムシロップピッチャー これは、ゆくゆくステップアップした時のことを考えると、専門店で茶海を買うのでも良いと思います。 それから、無くても良いのですが、「茶葉が口に入るのは気になる」という方が結構多いので、茶漉しをつけました。 茶漉し ちょっと手間ですが、雑味が少なくクリアな味になりますし、間違えて茶葉がピッチャーから出てしまっても、これで安心です♪ そして少し小さめの湯飲み。茶杯として使います。 湯飲み 飲み終わったあとは、香りが残りますので、聞香杯の代わりにもなります(^^) 湯飲みは何でも良いのですが、選ぶ際のコツとしては、口の部分が薄手になっているものの方が、口へのあたりが良く、美味しく飲めると思います。 寿司屋の湯飲み茶碗のようなものでは、ちょっと厚ぼったすぎると思います。 2杯以上飲む時は、少し小さめにして、注ぎ分けると良いですね。 ちなみに、今回の湯飲みと茶漉しと一緒に使うとこんな感じです。 超・手抜き。。。 #片手で茶漉しを持ち、ピッチャーで注ぎ分けていくと、少し玄人っぽくなると思います(^^;) これらの道具を使って、美味しくお茶を淹れます。 さて肝心の茶葉ですが... 今回は、お土産で良くもらうであろう、台湾茶、それも凍頂烏龍茶で行ってみたいと思います。 花粉の季節ですし。 ↑今回使ったのは、こちらの茶葉。 なお、百均茶藝では、そこそこ良い茶葉を使う方が良いと思います。 良い茶葉といっても、中国茶専門店で売っているベーシックグレードで結構です。 目安は、50g1000円前後のものですね。 スーパーの特売品は止めておきましょう。美味しくないものは、腕と道具でカバーすることが出来ますが、その2つがない場合は、良いお茶を選ぶことが一番間違いないです。 中国茶は、日本茶と比較すると、ちょっと高いように思えるかもしれません。 しかし、今回のセットでは、約3gの茶葉を使いますが、これでも16回以上は楽しめます。 また、煎が効きますから、3gでも最低3,4煎は飲めると思います。 中国茶は高いようですが、そう考えると、意外とお得ですね。 ちなみに、お土産でもらうお茶は、大体、旅行に行った人が美味しくて感動して買ってくるものが多いので、十分すぎるグレードだと思います。だから、お土産のお茶を飲まないのは、とても勿体ないのです。 さて、前置きはともかく、早速淹れましょう。 用意するものは、先ほどのセットと沸かし立ての熱湯と茶葉。これだけです。 1.ピッチャーを温める 烏龍茶は高温が命! なので、面倒に思われますが、ピッチャーを熱湯で温めましょう。 ピッチャーの3分の1ぐらいまでお湯を入れて、赤ワインのグラスを回すように、くるくる回します。 これでピッチャー全体を温めます。 2.湯飲みを温める ピッチャーを温めたお湯を、そのまま湯飲みに入れて下さい。 この際、少し気どって淹れると茶藝っぽくなります(笑) 3.茶葉を入れる ピッチャーに茶葉を入れます。 イメージはこんな感じです。底が少し見えるぐらいに敷き詰めるイメージです。 これで量ってみましたら、ちょうど3gでした。 4.熱湯を注ぐ 熱湯をピッチャーに注ぎます。 5.茶葉が開いてくるのを待つ 最初茶葉が浮いていますが、それが沈みます。 次に、茶葉が開き始めます。 ある程度開いて、底が見えないぐらいになったら、おそらく飲み頃です。 開ききってしまうと、ちょっと濃いかもしれません。 味を見ながら、微調整してみて下さい。 6.茶漉しをセットして茶杯に注ぐ 茶漉しの上から、お茶を注ぎます。 このとき、お茶は出し切るようにして下さい。 そうしないと、2煎目以降が美味しくなくなります。 7.完成 2煎目以降は、熱湯を注いで、お湯の色を見ながら、お好みの濃さに仕上げてみて下さい。 お茶を淹れるのに、キッチンタイマーなどで時間を計る必要性は、全くありません(^^;) さて、お味ですが... 実は今回のお茶は、私が茶藝の試験を受けた時に使ったお茶なのですが、その当日に私が淹れたお茶よりも美味しいような...((((((^^; #自己弁護のために言っておきますと、アルコールランプの具合が悪く湯温が低かったのです。それよりは、コンロのそばで出来るこの淹れ方の方が間違いありません。 しっかりと凍頂烏龍の香りも出ていますし、味もしっかりしています。 茶葉の力を、100%引き出すというわけにはいきませんが、90%ぐらいは十分に出せていると思います。悪くないです。 この淹れ方でも、十分に、中国茶・台湾茶の魅力は楽しめると思います。 百均茶藝は、 今回のセットは、色々なお茶でも応用が利きますし、手軽で、なによりも低予算! それでいながら、お茶の濃さの調整などで、茶藝っぽい感じも楽しめます。 これで美味しさに目覚めれば、本格的な茶器に移行しても良いと思います。 是非、試してみて下さいね♪ そして、100円ショップのこんな道具を使って淹れてみたという、皆様の百均茶藝ネタも大歓迎です(笑) <おまけ> 百均茶藝で茶席の演出をしてみました。 ランチョンマットと桜のリース、茶さじを加えて、早春のイメージにしてみました。 アイテムを3つ足しただけですが、大分変わって見えますよね(^^) 気分が大分変わりますので、何か機会がありましたら、こういうテーブルコーディネートも楽しんでみて下さい♪ #もっと真面目にやれ、と怒られそうですが、予算630円なのでご容赦を(^^;) こんないい加減で良いのだろうか... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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