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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶
浅田次郎の『蒼穹の昴』を読みました。
この小説、清朝末期が舞台なので、西太后が登場人物として出てきます。 西太后というと、 権力の中枢に居座り続けた女性 稀代の悪女 という悪いイメージが一般的。 ただ、この小説ではそうしたイメージとは少し違う人物として描かれています。 清朝の命運を一身に背負わざるを得ず、それゆえの孤独さを抱えた人間・西太后といいますか。 ちょうど小説と並行しながら、DVDで映画『クィーン』を見たので、その影響もあってか、さもありなんと読んでおりました。どちらも面白い作品です(^^) ・・・ということで、お茶も清朝時代に逆戻りしてみましょう(少々強引)。 普段は滅多にやらない蓋碗すすり飲みで、清朝の乾隆帝お気に入りの龍井茶を。 いつもはガラスコップばかりですが、蓋碗すすり飲みは「カッコイイ!」のです。 #ただのミーハーだ... 茶葉は、梅家塢の農家で買ってきたものです。 脱酸素剤で密封パックをしてましたが、もう1年近くになるので、さすがに色や香りは落ちてます。 このお茶、一番茶ではなく二番茶なので、繊細さやアミノ酸たっぷりな感じはあまりありません。 が、しっかりした味と香りで、なかなか美味しいのです(^^) ・・・ただ、今になって冷静に葉底を見てみれば、ちと茶摘みが荒っぽいのと、殺青の温度が足りなかったようで、少々生っぽさが出てますね。 もちろん、値段を考えれば全然許容範囲内ですが。 やはり、農家から直接良いものを買おうと思うと、ある程度の茶葉の知識と目利きができないといけませんね。 一般の茶荘の最高級品と同じ金額を出せば、美味しいものは手に入るのかもしれませんが、農家回りをしていると、そもそもそのグレードのお茶に合うことが少ないです。一回目では出さないのか、そもそも良いお茶は茶荘に引き取られているか、シーズンが違うのか... 市場価格よりは間違いなく安いのですが、農家直買いは当たるも八卦当たらぬも八卦です。 ・・・まあ、それも含めて色々なやりとりが面白いわけですけど(^^ゞ とはいえ、今年のGWは杭州へ行けそうにないので、おとなしく今古茶籍さんの龍井の到着を待ちたいと思います(^^;) やはり龍井! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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