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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2008.03.08
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カテゴリ:お茶
浅田次郎の『蒼穹の昴』を読みました。



この小説、清朝末期が舞台なので、西太后が登場人物として出てきます。

西太后というと、

権力の中枢に居座り続けた女性
稀代の悪女


という悪いイメージが一般的。

ただ、この小説ではそうしたイメージとは少し違う人物として描かれています。
清朝の命運を一身に背負わざるを得ず、それゆえの孤独さを抱えた人間・西太后といいますか。

ちょうど小説と並行しながら、DVDで映画『クィーン』を見たので、その影響もあってか、さもありなんと読んでおりました。どちらも面白い作品です(^^)





・・・ということで、お茶も清朝時代に逆戻りしてみましょう(少々強引)。

普段は滅多にやらない蓋碗すすり飲みで、清朝の乾隆帝お気に入りの龍井茶を。
いつもはガラスコップばかりですが、蓋碗すすり飲みは「カッコイイ!」のです。
#ただのミーハーだ...

蓋碗すすり飲み中

茶葉は、梅家塢の農家で買ってきたものです。
脱酸素剤で密封パックをしてましたが、もう1年近くになるので、さすがに色や香りは落ちてます。

梅家塢龍井茶葉

このお茶、一番茶ではなく二番茶なので、繊細さやアミノ酸たっぷりな感じはあまりありません。
が、しっかりした味と香りで、なかなか美味しいのです(^^)

・・・ただ、今になって冷静に葉底を見てみれば、ちと茶摘みが荒っぽいのと、殺青の温度が足りなかったようで、少々生っぽさが出てますね。
もちろん、値段を考えれば全然許容範囲内ですが。

龍井


やはり、農家から直接良いものを買おうと思うと、ある程度の茶葉の知識と目利きができないといけませんね。
一般の茶荘の最高級品と同じ金額を出せば、美味しいものは手に入るのかもしれませんが、農家回りをしていると、そもそもそのグレードのお茶に合うことが少ないです。一回目では出さないのか、そもそも良いお茶は茶荘に引き取られているか、シーズンが違うのか...
市場価格よりは間違いなく安いのですが、農家直買いは当たるも八卦当たらぬも八卦です。

・・・まあ、それも含めて色々なやりとりが面白いわけですけど(^^ゞ


とはいえ、今年のGWは杭州へ行けそうにないので、おとなしく今古茶籍さんの龍井の到着を待ちたいと思います(^^;)

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やはり龍井!





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Last updated  2008.03.08 18:54:45
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