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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶
今年も、FOODEX2008に行ってきました。
食品業者向けの商談会です。 相変わらず、一般の方も多くいましたが、今年は招待券の有効期間が1日限りになったので、昨年に比べると大分減ったようです。 個人的には色々見てきて収穫があったのですが、お茶に関してはイマイチ...です 出展企業数が減っていることもさることながら、バッサリ斬ってしまいますと、出展者側の工夫が足りないように感じます。 中国企業ブースは、いつものように 「用があるならそっちから声掛けてこい!」 的な運営なので論外としても、お茶のパッケージを並べて、試飲試飲のやり方では、もう無理なのではないかと。 日本での、中国茶・台湾茶の認知も大分進んできました。 以前ならば、飲ませて「美味しい!」と感動する人も多かったと思いますが、最近のバイヤー、みんな美味しいのは知ってますし、既に商品として並べている業者さんが多いです。 そうなってくると、今までの勝ちパターンは通用しません。 FOODEXは業者間の商談会ですから、もう一歩突っ込んだ提案がなかったのが、ちと残念です。 #売り場提案とかメニュー提案とか。なんなら、商談会参加・運営回数10回以上の私がコンサルティングしましょうか?(←半分冗談、半分本気です) いずれにしても、中国茶も、そろそろ新しいプロモーションの仕方を考える時期にさしかかっているようです。 ・・・とか言いながら、台湾ブースで毎日14時から行われている茶藝のステージは、しっかり見て帰ってきたのでした(^^ゞ さて、今日のお茶。 頂谷大方を淹れました。 いや、正確に言うと”発掘”されました(^^;) このお茶、歴史的名茶ですが、日本ではあまり見ないお茶です。 安徽省の歙(キュウ)県にある老竹山で作られている緑茶です。 歙県とはマイナーな感じもしますが、かつて徽州の中心都市だったようで、歴史のある街です。 ここに、老竹大方というお茶があります。清代には、名茶に指定されているお茶です。 それの上級品が、頂谷大方と名乗るのだそうです。 ちなみに大方は、このお茶をつくった和尚さんの名前からとっているのだそうです。 ・・・物語は深そうですが、あまり資料が無いので、このくらいで。 初めて飲む緑茶ですので、花粉症ではありますが、ちと鑑定杯で力を見ましょう(初の試み)。 まず、茶葉の外観から。 茶葉の色はさすがに色が落ちてますね。脱酸素剤入れときゃ良かった(-_-;) 形は”老龍井”とはよく言ったもので、龍井に似て扁平です。 ただ違いは茶葉の産毛が残っているのです。表面が光滑ではないわけですね。 大きさは、割と均一なのですが、少々クラッシュしています。 3gの茶葉に150ccの熱湯を注ぎ、5分間待ちます。 その時の水色はこんな感じ。 鮮度が落ちている分なのか?、少し黄みがかっています(デジカメのホワイトバランスの関係で正確な再現が難しいです)。 でも、透明感があってなかなかです。 香りは、雑な感じは特になく、系統としては栗香(栗系の香り)ですね。 持続力もあって、なかなか良いと思います(^^) 肝心のお味ですが、澄んで爽やかな印象のお茶です。 わずかに生っぽさがあるかなぁ。 茶殻は、柔らかさもあり芽が含まれている茶葉がほとんどなのですが、ちょっと不均一ですね。老葉が入っていたりもします。殺青が少し足りなかったのか、根元が赤っぽい茶葉が見受けられます。 全体的に見ると、鮮度も落ちているので、まあ、茶葉を客観的に評すると一級品ってとこでしょうか(特級ではないですね)。 ↑ここまで、理性で判断しました (この切り替えが大事なんです) ↓ここから、感性で飲みます で、このお茶を普通にグラスで淹れてみますと。。。 柔らかい口当たりで美味しい~ なんというか、安徽省の緑茶特有の透明感のある口当たりの良さがあります。 で、じわわわーんと、甘さが来るんですねぇ。 新茶のうちだったら、もっと美味しかったんだろうなぁ...(ちょっと後悔) たくさんの銘茶がある中国緑茶。 日本では販売されていない美味しいお茶が、まだまだ隠れていそうです(^^) 今日のお茶:野生甜茶(ダッシュ)、頂谷大方(チャイニーズライフ中国茶通販) 中国緑茶は面白い(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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