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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2008.03.12
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カテゴリ:お茶
今年も、FOODEX2008に行ってきました。

食品業者向けの商談会です。
相変わらず、一般の方も多くいましたが、今年は招待券の有効期間が1日限りになったので、昨年に比べると大分減ったようです。

個人的には色々見てきて収穫があったのですが、お茶に関してはイマイチ...です雫

出展企業数が減っていることもさることながら、バッサリ斬ってしまいますと、出展者側の工夫が足りないように感じます。

中国企業ブースは、いつものように

「用があるならそっちから声掛けてこい!」

的な運営なので論外としても、お茶のパッケージを並べて、試飲試飲のやり方では、もう無理なのではないかと。

日本での、中国茶・台湾茶の認知も大分進んできました。
以前ならば、飲ませて「美味しい!」と感動する人も多かったと思いますが、最近のバイヤー、みんな美味しいのは知ってますし、既に商品として並べている業者さんが多いです。
そうなってくると、今までの勝ちパターンは通用しません。

FOODEXは業者間の商談会ですから、もう一歩突っ込んだ提案がなかったのが、ちと残念です。
#売り場提案とかメニュー提案とか。なんなら、商談会参加・運営回数10回以上の私がコンサルティングしましょうか?(←半分冗談、半分本気です)

いずれにしても、中国茶も、そろそろ新しいプロモーションの仕方を考える時期にさしかかっているようです。

・・・とか言いながら、台湾ブースで毎日14時から行われている茶藝のステージは、しっかり見て帰ってきたのでした(^^ゞ

日本茶 日本茶 日本茶 日本茶

さて、今日のお茶。

頂谷大方を淹れました。
いや、正確に言うと”発掘”されました(^^;)

このお茶、歴史的名茶ですが、日本ではあまり見ないお茶です。

安徽省の歙(キュウ)県にある老竹山で作られている緑茶です。
歙県とはマイナーな感じもしますが、かつて徽州の中心都市だったようで、歴史のある街です。
ここに、老竹大方というお茶があります。清代には、名茶に指定されているお茶です。
それの上級品が、頂谷大方と名乗るのだそうです。

ちなみに大方は、このお茶をつくった和尚さんの名前からとっているのだそうです。
・・・物語は深そうですが、あまり資料が無いので、このくらいで。


初めて飲む緑茶ですので、花粉症ではありますが、ちと鑑定杯で力を見ましょう(初の試み)。

鑑定杯

まず、茶葉の外観から。

頂谷大方茶葉

茶葉の色はさすがに色が落ちてますね。脱酸素剤入れときゃ良かった(-_-;)
形は”老龍井”とはよく言ったもので、龍井に似て扁平です。
ただ違いは茶葉の産毛が残っているのです。表面が光滑ではないわけですね。
大きさは、割と均一なのですが、少々クラッシュしています。

3gの茶葉に150ccの熱湯を注ぎ、5分間待ちます。
その時の水色はこんな感じ。

頂谷大方茶水

鮮度が落ちている分なのか?、少し黄みがかっています(デジカメのホワイトバランスの関係で正確な再現が難しいです)
でも、透明感があってなかなかです。

香りは、雑な感じは特になく、系統としては栗香(栗系の香り)ですね。
持続力もあって、なかなか良いと思います(^^)

肝心のお味ですが、澄んで爽やかな印象のお茶です。
わずかに生っぽさがあるかなぁ。

頂谷大方葉底

茶殻は、柔らかさもあり芽が含まれている茶葉がほとんどなのですが、ちょっと不均一ですね。老葉が入っていたりもします。殺青が少し足りなかったのか、根元が赤っぽい茶葉が見受けられます。

全体的に見ると、鮮度も落ちているので、まあ、茶葉を客観的に評すると一級品ってとこでしょうか(特級ではないですね)。

↑ここまで、理性で判断しました
(この切り替えが大事なんです)
↓ここから、感性で飲みます

で、このお茶を普通にグラスで淹れてみますと。。。

柔らかい口当たりで美味しい~目がハート

なんというか、安徽省の緑茶特有の透明感のある口当たりの良さがあります。
で、じわわわーんと、甘さが来るんですねぇ。

新茶のうちだったら、もっと美味しかったんだろうなぁ...(ちょっと後悔)


たくさんの銘茶がある中国緑茶。
日本では販売されていない美味しいお茶が、まだまだ隠れていそうです(^^)


今日のお茶:野生甜茶(ダッシュ)、頂谷大方(チャイニーズライフ中国茶通販

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中国緑茶は面白い(^^)






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Last updated  2008.03.12 22:31:36
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