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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2008.07.04
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カテゴリ:お茶
最近、台湾茶ばかり飲んでいる、あるきちです。
#中国関連のちょっとショックな映像を読んでしまいまして。私は中国に対しては、懸念をしつつも温かく見守りたいと思っていますが、さしもの私も問題の深さに今ドン引き中です(-_-;)


上園茶荘で買ってきた梨山茶・翠巒の冬片と不知春を淹れました。

翠巒(すいれん)は、梨山の街の上にある福寿山農場。その山を隔てた反対側にあります。

福寿山農場の一番高いところに、天池という池があります。
ここには蒋介石もよく訪れたという”達観亭”という池を見渡す東屋のような建物があり、福寿山農場のシンボル的存在です。
#福寿山農場の売店で、福寿長春茶の2缶パック(4両=150g)を買うと達観亭の写真が入った箱に入れてくれます。

そこがちょうど山のピークになっていまして、その向こうへ降りていくと、行政区分は台中縣和平郷から南投縣仁愛郷に変わります。
梨山茶は、すっかりブランドになっていますので、南投縣側でも、一般的には梨山茶として販売されている産地がいくつかあります。華崗、翠巒などがそれに当たります。
もっとも、ここまで細かく産地を書くお店は相当少ないですけどね(^^;)


新しく開発された茶畑なので、土壌が新しいのでしょう。
土壌が新しいと、養分が豊富なので味わいにパンチが出てきます。
そんなわけで、梨山の中では上園茶荘の林さんのお気に入り?らしく、ここの冬片と不知春を買ってきたのです。

冬片(とうへん)は、冬茶のあとに少しだけ採れるお茶、不知春(ふちしゅん)は春茶の製茶前、早春にごく少量採れるお茶です。
#今年のものか少し怪しい気もしますが、美味いので良いのです。

この2つのお茶、産地が一緒でも季節が違う分だけ、個性が違います。
その辺を比べながら、ちょっと飲んでみたわけです。

まずは冬片。

翠巒冬片

翠巒冬片茶水

口に含むと、トロリとした茶水。
圧倒的な旨味があります(^^)
煎を重ねて飲んでいくと、喉全体が聞香杯になったかのように、飲むごとに香りが蓄積されていきます。
これは文句なく美味しい♪

香り先行ではなく、どちらかというと旨さ先行なんですね。
ジンワリとした旨味が先に来て、喉に落ちてから香りが戻ってくるようなそんな印象のお茶です。


そして不知春。

翠巒不知春

翠巒不知春茶水

口に含むと、やはりトロリとした茶水。
しかし、先行してやってくるのは華やかな香り。香りが際だっています。
ただ、口の中に残る甘さの余韻はかなりのもの。
香りが先行していますが、しっかりと旨さもあります。
ただ、冬片と比べるとやや薄味。
それでも、実力はかなりのもので、煎を重ねて飲んでいくと、やはりこちらも喉が聞香杯状態に。
これまた美味いのです♪


そして、両者をブレンドしてみると、香りは驚く程高く、滋味は複雑に変化する、それはそれは美味しいお茶に化けます。
冬片の旨味部分と不知春の香りの部分という良さはそのままに、そこに冬片の香りと不知春の旨味が加わっているので、ビックリするぐらい香りと味の厚みが増すんですね。

うーん、ハイエンドな台湾茶はやはり旨い!

・・・ということで、しばらくは台湾茶三昧の予定のあるきち。
暑くなってきましたが、熱いお茶を飲んで目一杯汗をかくのも、かえって爽快な気分になるものです。新茶も届く予定ですし、美味しいお茶をバンバン飲みますよ~


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台湾茶はやはり美味しい~





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Last updated  2008.07.04 23:41:08
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