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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。(今までの一覧)
トルファン市内で砂漠行きが決定した後、郊外へ向かいます。 まず向かったのが、葡萄溝。 ここはトルファン名物の葡萄畑が集まっている場所。 ”溝”という名前がついているように、奥行き8km、幅0.5kmの峡谷地帯に葡萄畑が密集している。 葡萄についての一種のテーマパークのようになっていて、一日楽しめるような場所になっている。 私はしなかったが、葡萄狩りなども出来るようだ。 ドライバーがやたらと葡萄溝の人たちと親しげにハグをしている。 ウイグル人はみんな友達だ、と彼は言うが、よくよく聞いてみたら、つい数ヶ月前までは、ここで働いていたらしい。 それは親しいわけだ(^^;) 園内には、葡萄の博物館などがあり、トルファンでの葡萄栽培の歴史や品種などを紹介している。 北京語で小姐から説明を受けたが、正直なところ品種名などを言われてもよく分からない(^^;) 葡萄溝の中には、生の葡萄を食べられる場所があり、そこで2,3品種の葡萄を食べる。 トルファンで生食用として最近人気があるのは、ちょっと細長いこの品種。 馬[女乃]子と呼ばれる品種。直訳すれば、馬のおちちということになるか。 酸味と甘さのバランスが良く、とても美味しい。 トルファンの人は、葡萄をよく食べる。 水分補給の意味合いもあるのだろうと思う。 何より、トルファンは暑い街だが乾燥した気候のため、葡萄棚の木陰の下にいると過ごしやすい。 葡萄はトルファンの街を象徴するものかもしれない。 葡萄をワインに加工する器具を展示した建物もあり、その一角でワインも飲ませてくれる。 ドライバーは葡萄ジュースを、私は赤ワインを飲んでみた。 ・・・葡萄自体は美味しいと思うのだが、正直、加工が良くないような気がする。 酸味が少々強く、雑味がある。素材が良いだけに惜しい。 帰りがけに、道ばたで干し葡萄をズラリと並べて売っているところで、干し葡萄を買う。 お店のおばさんに「どの品種にするか?」と聞かれる。 並んでいるものは、全部品種が違うらしい。 20種類以上も品種があり、思わず目が回る(@_@) いくつか試食させてもらって、4種類を1斤ずつ購入。合計2kg。 どれもとても美味しいが、素朴なジプロックの袋に入れただけのもので、日本に持ち帰ったら、誰も手をつけなかった...orz 美味しいのに。。。 葡萄溝を後にして、火焔山へ向かう。 車はどんどん、荒涼とした砂漠地帯に入っていく。 周囲には、何か井戸のようなものが見える。 あるきち:あれは何? ドライバー:新疆には石油があるんだよ どうやら油田らしい。 かつて中国最大の油田と言われていた黒竜江省の大慶油田は既に枯渇気味。 エネルギー問題に悩む中国にとっては、新疆ウイグル自治区の油田は貴重だ。 ・・・なるほど、これは手放す手はない。 そんなことを考えながら、車窓を眺めていると、一種異様な山が目に入る。 火焔山 名前の由来は、山の斜面にひだがあり、遠くから見ると、山がまるで燃えさかっているように見えるところから来ている。 この山は、西遊記でも登場する。 西域に行くために、孫悟空が芭蕉扇を使って山の火を消すシーンでおなじみである。 この日はトルファン市内でも、おそらく40度以上の気温があったと思う。 そんな暑いトルファンの中でも、暑さのもっとも厳しいところが、ここ火焔山。 遮るものが何もなく、照り返しもあり、とにかく暑い。 しかも、ここへ到着したのは、午後1時過ぎ。 太陽が燦々といちばん燃えさかる時間帯である。 とにかく暑い。 ジッとしているだけでも、汗が噴き出てくる。 聞いたところによると、この付近は、下手をすれば50度ぐらいになることもあるそうで、長居は無用。 ・・・早々に退散する(^^;) ドライバー:どうだった? あるきち:すごいけど、暑くて死んじゃう この後、火焔山の裏側にある、ベゼクリク千仏洞を目指します。 続く。 トルファンは暑い(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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