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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2008.08.18
XML
テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。(今までの一覧

トルファン観光を終えた翌朝。
10時にバスターミナルまで送ってもらうことにしましたが、支払い用の人民元を調達しなければいけません。

朝、散歩がてらに、中国銀行のATMを見つけに行きました。
トルファンの街の中は、こんな感じ。

トルファンの街並み

伝統的な建物も残っていますが、漢族の新しい建物もあちこちに建っています。
ただ、時々、ロバ車に乗ったおじさんが通ったりして、のんびりした雰囲気も漂っています。

さて、肝心の人民元調達ですが、バザールの横にある中国銀行のATMを使ってみるものの、どうも上手く行きません。
ATMがうまく繋がっていないのかもしれません。まあ、地方ではよくあることです。

仕方ないので、ホテルに戻って日本円を人民元に替えました。
日本円もなかったら、ヤバイことになってましたね(^^;)


しばらくすると、車が迎えに来ました。
トルファン駅で拾ってくれたドライバーが今日は乗っています。

あるきち:タダで送ってくれるんだよね?

ドライバー:もちろん、免費服務(無料サービス)だよ


と軽口を叩いて、車に乗り込みバスターミナルへ。
到着したところで、支払いを済ませます。

ドライバー:またトルファンに来てね。再見

うーん、再見。

改めて、いい言葉だと思います。
中国語で一番好きかも。



さて、到着したトルファンのバスターミナルは、ウイグル人で満ち溢れていて、普通の中国のバスターミナルとは雰囲気が違います。
ウイグル帽をかぶった、目の鋭い青年や老人などが大勢いて、少々ひるみます。ここは間違いなく、イスラム世界です(^^;)

そんな雰囲気に押されながらも、切符売り場を見つけ、ウルムチまでのチケットを買います。

ウルムチまでは約180kmの道のり。所要時間は3時間です。
割と上等なバスだったので安心しました(^^)

バスは烏哈公路(高速道路)をかっ飛ばします。
途中には、大規模な塩田というか、塩だらけの湖が見えます。
乾燥地帯であることを改めて実感します。


トルファン発のバスは、ウルムチの南郊バスターミナルに到着。
ここでタクシーを拾って、そのままウルムチ空港へ直行です。
なにしろ、飛行機に乗り遅れたら、シャレになりません(^^;)


タクシーの車窓から眺めるウルムチの街並みは、高層ビルが建ち並ぶ、まさに大都会。
ウイグル様式の建物もありますが、だいぶ隅っこに追いやられているような気がします。
海から一番遠い大都市と呼ばれるウルムチですが、既に漢民族の街になっているようです。
経済発展の証ともいえますが、良いことなのか、悪いことなのか。
こればかりは何とも言えないところです。


30分ほどで、空港へ到着。
飛行機出発の3時間半前につきました。これなら余裕です♪

ウルムチ空港は近代的な空港です。
カザフスタンのアルマトイなどへ国際線も飛んでおり、中国の西側の玄関口になっています。
時々、チャーター便も日本から飛んでくるようです。


一息つくために、喫茶店へ入り、ハミ瓜を食べ納めです。

ハミ瓜

やはり現地で食べるものは、美味しいんですよね(^o^)


ウルムチ空港の搭乗ゲートでは、イスラム圏らしく、ナンを販売しているお姉さんがいました。

ウルムチ空港のナン売り

お土産になるんでしょうね~。結構買っている人がいました。


さて、西安までの飛行機は、海南航空に乗りました。
距離は1335マイル。東京-台北ぐらいの距離があります(^^;)

海南航空

なぜ、海南島の航空会社が西安線に?と思いますが、西安をベースにしている長安航空を買収しているので、西安もハブ空港になっているのですね。現在は、これが発展し大新華航空という中国第4位の航空会社になりました。

この航空会社は、中国の航空会社とは思えないぐらいサービスレベルが良いと思いました。

まず、機材が最新型です。
日本でも最近導入されたボーイング737-700をこの当時から投入していました。
#え、飛行機オタクしか分からないですか(^^;)

そして、キャビンアテンダントの接客態度も良いです。
リゾートアイランドである海南島を意識した、ゆったりとしたリゾート風ユニフォームで身を固めています。個性的でなかなか良いと思います(^^)
そして、他の航空会社ならば、投げるように出てくる機内食も、きちんと丁寧に置いてくれます。
ホスピタリティという言葉を感じることのできる、数少ない中国の航空会社だと思います。


そして、面白いなーと思った出来事が。

突然機内アナウンスが入り、キャビンアテンダントが通路の前方に立ちました。
手には航空チケットを持っています。

アナウンスによると、西安-ウルムチ線のチケットを販売するとのこと。
お得にまた新疆を訪れて頂くことができます、としゃべっています。

そして、勢いよく値段をチーフパーサーが読み上げると、あちこちから「350元」「400元」と声がかかります。
声がかかると、キャビンアテンダントがチーフに、サインを送ります。

要は、これ航空チケットのオークションなんですね。

中国人、大喜びでオークションに参加していました。機内が何だか楽しい雰囲気になるんですね。
これは確かに面白い試みだな~と思いました(^^)

リゾート路線から出てきた、海南航空らしいサービスです。
日本の新規航空会社も、ここまでやった方が良いのでは?と思ったのでした。

そして、実は値引きもすごい。
私のチケットの金額も、距離の短い西安-敦煌線(888マイル)より安かったのです(^^;)


飛行機は無事に西安空港へ到着。

再びバスに乗って、西安市内へ。既に夜の10時です。
ホテルは予約していなかったのですが、さすがに移動でしんどかったので、バス亭の目の前にあるホテルに飛び込んで、空室を確認。
小さめのダブルの部屋をディスカウントしてもらって、そのままそこへ宿泊しました。

フロント:昨日はどこに泊まりましたか?

あるきち:トルファン

フロント:そんな遠くから!


本日の総移動距離約2500km。
シルクロードの途中の街から、起点の街へ。

移動ばかりの一日は、こうして終わったのでした。

うー、中国は広い(^^;)


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いよいよ次回で完結♪






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Last updated  2008.08.18 10:05:09
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