ちび子さんご夫妻、
碧眼猫さんと一緒に、
上海小町さんのサロン
yu:yuへ。
えーと、楽天ブログの
”美味しいもの愛好家”繋がり茶会ですね(^^;)
もう、皆さん話題が豊富で面白い!
海外経験豊富な皆様。各国の裏話や外人のヘンな日本語の話になってみたり。。。
そのたびに、爆笑の渦に包まれるサロン。
いやー、久しぶりに腹抱えて笑いましたね(^^;)
お茶は、かしこまって、その味わいをとことん楽しむのもいい。
でも、とびっきりの美味しいお茶を囲みながら、周りのお客さんの目を気にするでもなく、あれこれ話す。そういう空間&時間があるって、とても貴重で贅沢なことだと思うのです。
・・・そんなことを、柄にもなく、ふと思ってみたり。
それから淹れていただいた、酔佳人。
酔佳人
単ソウの発酵の浅いものと深いものをブレンドして仕上げたお茶。写真で分かりますかね?
このお茶を飲んだら、なんとまあ美味しいこと!
単ソウは、フルーティーな甘い香りが印象的なお茶ですが、その華やかさの裏には渋みも潜んでいます。上手に淹れるのは、なかなか難しいのです。
でも、小町さんに淹れていただいたお茶は、持ち味の香りが十二分に引き出されていて、なおかつ渋さを出すことなく澄んだ味わい。ちょっと感動的な美味さでした。
このお茶を飲みながら、ふと気づいたのが、
お茶と写真は似ている
ということ。
携帯電話にもカメラが付いている時代。
写真を撮ることは、操作法さえ知っていれば、誰にでもできます。
良い被写体を見つければ、最近のカメラは優秀なので、誰が写真を撮っても、そこそこ美しく撮れます。
でも、写真を撮るのが本当に上手な人は、その被写体の魅力を見つけて、そこをクローズアップして切り取ります。
そうしたときに、1枚の感動的な作品が生まれます。
言葉で書くと簡単ですが、そこには構図の巧さや光の扱い方など、センスや様々な技術が凝縮されています。
#まぐれで良いものが撮れることもありますけど。
これって、お茶も一緒じゃないかと。
お茶も、お湯と器があれば、誰でも淹れられます。
美味しいお茶は誰が淹れても、そこそこ美味しく入ります。
でも、それを感動的な美味しさにまで持って行こうと思うと、そこには写真と同じような要素が必要になります。
そのお茶の中で魅力的な部分、自分が引き出したい部分を見つけ、それを引き出すような淹れ方をする必要があります。具体的には、茶器の選択、茶葉の量、お湯の温度、抽出時間etc...
こういうものを瞬時に判断して、淹れる。
そうすると、至福の一杯が生まれると思うのです。
今日飲んだ酔佳人は、まさにそんなお茶でした。
淹れ手の力量が出ていた一杯といいますか。
今回もデザートいただきました。
梨のババロア
私、梨の産地に在住ですが、これは美味しい♪
甘さ控えめなので、梨の自然な甘さが良く引き出されていました。
一緒に飲むお茶は、祁門紅茶。
これまたクリアな美味さ!
スモーキーとは無縁の祁門紅茶です。
香りも豊かで、でもちゃんと舌に残る心地よい渋みもあって、これまた美味しい♪
でも、私、やっぱり中国紅茶は、煎を重ね続けて、ダラーッとした美味しい砂糖水と化したのを飲むのが好きなんです。ええ、これは個人の完全な好み(笑)
そういう”茶ふぇち”な好みにも、小町さんは細かく対応してくださいます。感謝。
楽しく大笑いで過ごした時間。
でも、新しい発見がいくつもあった、ちょっと涼しい初秋の夜だったのでした♪
PRIVATE TEA SALON yu:yu
お茶も確かですが、淹れる腕も確かです。
お教室では、広い広い中国茶の世界を上手にガイドしてくださいます。
「すこしのことにも、先達はあらまほしき事なり」です(^^)
美味しいひととき♪