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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶のイベント・勉強会など
1~2ヶ月に一度開催している、お茶友の勉強会。
今回のテーマは、これからの季節、とても美味しくなる岩茶。 ・・・とはいえ、これはなかなか難しいテーマでもあるので、講師を上海小町さんにお願いしました。 心強い助っ人♪ #11月29日(土)開催予定の「地球にやさしい中国茶交流会」の会場下見も兼ねています(^^;) 岩茶は、やっぱり基本品種を押さえねば!ということで、水仙、肉桂、四大名叢を押さえるプログラムにしてみました。 最初に、私が持ち込んだ四大名叢を鑑定杯で比較。 品質が特に優れているサンプルではないのですが、比較的軽い焙煎のお茶だったので、きちんと特徴が出ていました。 大紅袍のスッキリとした味わいと戻りの甘さ 鉄羅漢の少し重ための味わいとその裏にある[女乃]香 水金亀のどちらかというと女性的な華やかさ 白鶏冠の他とは明らかに違う花のような香り そういう特徴が出ていました。 実際に飲んで、表現してみると、整理されるものですねぇ。 このあと、武夷岩茶の基本品種として、水仙を徹底的に飲み比べ。 小町さんに持ってきていただいたサンプル、水仙だけで8種類(^^;) 本当に美味しいものから、全然話にならないレベル(笑)のものまで。 素性のハッキリしたレベルの違うお茶を、これだけ揃えるのは国内ではなかなか難しい。 こういうものを揃えられてしまうのが、上海で中国茶専門店の店長として仕入れをされていたプロの凄さです。 私、そのお茶について徹底的に詳しくなるなら、美味いものから不味いものまで、徹底的に飲み比べないとダメだと思っています。 そして、その違いがどこにあるのかを解説してもらうこと。 そうすることで、味や香りの差がどこにあるのか、それが整理されていきます。 お茶の守備範囲を広げていくには、それしかありません。 まずはリーズナブルラインの5種類を飲み比べます。 茶葉を見ただけでは、岩茶は分かりません。 しっかりと締まっていて良さそうに見えたお茶。 でも、実は飲んでみるとそうでもなくて、外山茶(武夷山の外のお茶。いわゆるミン北水仙)だったり。 半岩茶でも、「えっ、これ結構美味しい」というものがあったり。 小町さん、ビシバシ、そのお茶の特徴を指摘していきます。 そういう話を伺うと、発見色々です♪ 日本では、まず手に入らない岩茶の毛茶も見せていただきました。 これ、半製品ですので、売っていません。 ここから茎取りをして焙煎していきます。 焙煎前に現地に行っていたから入手できるお茶です。 そして、とても貴重なお茶を3種類。 それに加えて、私の持ってきた水仙2種類(今古茶籍の簡さんの去年のお茶)。ふふふ、正岩茶♪ このお茶たちは、鑑定杯にお湯を注いだときから、明らかにトーンの違う香りを放っていました。 お茶の持っている”気”が違います。 茶水をあけてみれば、その差歴然。 部屋中に広がる甘い香り♪ 水色にも、つやがあります。 私が持ってきたのは、奥の2つ。 伝統製法で焙煎が強めなので、水色が大分濃いめです。 いやー、同じ水仙でもここまで違うものなんですねぇ。 このクラスのお茶になると、少し口に含んで飲んだだけでも、舌から喉にかけて旨味がジーンと残ります。これぞまさに、岩韻♪ この中でも、小町さんの師匠が作られた150年の老叢のお茶は、とてもクリアな味なのに、岩韻がクッキリと出ていました。ジワーッと旨味が残り、それが続きます。 この後、本当は肉桂も飲もうと思っていたのですが、残念ながら時間切れ。 そんなわけで残り時間は、150年老叢を小町さんに蓋碗で丁寧に淹れてもらって、岩韻を堪能しました(^^) ・・・やっぱり、鑑定杯よりも、きちんと淹れていただいた方が、ずーっと美味しい(笑) 10煎淹れても、お茶の力が続きます。 武夷山の正岩茶の力強さをあらためて見せつけられました(^^;) もちろん、今回もお茶請けが大盛況♪ お菓子で幕の内弁当ができてしまうほどですw このうち、たい焼きは、私が買ってきました。 松戸のたい焼きの名店、きくや。 いつも行列が絶えないお店です。 ここ、餡の甘さと皮の量のバランスが、ちょうど良いんですよねぇ(^^♪ 食べきれないかなぁ・・・と思っても、ぺろりと平らげられてしまう、食欲の秋には危険なたい焼きですw そんなこんなで、楽しくかつとても勉強になった岩茶の会でした。 いやー、やっぱりみんなで飲み比べるのは面白い♪ そしてきちんと知識のある方にお話を伺うのも面白い♪ お忙しいところ、講師をお受けいただいた上海小町さん、ありがとうございましたm(_ _)m さて、上海小町さんは、サロンでお教室もされています。 美味しいお茶と確かな知識。 そして面白いお話で、きっと楽しく中国茶の勉強ができると思います。 お茶に合わせた、甘さ控えめの手作りスイーツも、とても美味しいです♪ 初めての方は、一通りの中国茶をご紹介いただける「はじめて触れる中国茶」のコースがオススメ。 少し勉強した方も「季節で楽しむ中国茶」のコースで、日本ではなかなか入手できないような美味しいお茶を飲みながら、知識を深めることができます。 PRIVATE TEA SALON yu:yu 学問の秋。 yu:yuで、奥深い中国茶の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか(^^) 小町さんのお茶が飲めるイベントもあります。 11月29日(土)11:00~16:00 「地球にやさしい中国茶交流会」 を恵比寿にて開催いたします。 茶器などのフリーマーケットを開催するほか、上海小町さんの美味しい中国茶を飲める茶席を設けます。 不肖あるきちも、台湾茶の飲み比べコーナーをやります。 その他、中国茶をのんびり楽しめる企画を色々行う予定です。 詳細は、決まり次第ご報告しますので、とりあえず中国茶好きは日程確保をお願いします(笑) ・・・というわけで、急ですが、私、来週台湾に行って、イベント用の美味しい茶葉を買いつけに行ってきますw え、何を買ってくるかですか? ふふふ。 イベント当日にご確認ください♪ ええ、そのかわり杭州行きが無くなったんです(涙) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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