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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
到着早々に、氷館のかき氷を食べて永康街を南下していきます。
永康公園の前にある茶藝館・回留の角を折れて、住宅街の中へ。 お邪魔したのは、こちらです。 冶堂 相変わらず雰囲気の良いお店です(^^) 調度品や置いてある品物も良いのですが、照明の使い方や布地の使い方が上手いなぁ、といつも感心します。 ここのお店は、お茶ももちろんなんですが、茶器や布関係の小物のセンスも、かなり良いと思います。 にこやかに店主の何さんが迎えてくれます。 ゆっくりしていって、と出てきたのがこのお茶。 黒茶ですね。陳年の香りがします。 プーアル茶? いや、さっぱりしていて、雲南大葉種の味じゃないですね。 でも、飲んだ記憶があります。 何だったっけ? あ:このお茶は? 何:50年前の千両茶。湖南省のお茶で・・・ あー、そういえば、黒茶の講座で飲みました(^^;) そうそう、千両茶の味です。 このお茶ですね。 千両(1両は37.5g)の重さで作られたお茶で、こういう棒状にして、馬の左右にぶら下げて運んだのだそうです。見た感じ、おおざっぱなお茶に見えますが、結構、製造工程は複雑なお茶のようです。 さっぱり目なのですが、なんとも身体に優しそうなお茶です(^^) しばし、このお茶を飲みながら、茶器を見たり茶葉を見たりして、ゆっくりします。 というよりも、ここへ来たら、ゆっくりせざるを得ません(^^;) #そういう雰囲気の店です。 さて、ここへ来た目的は木柵鉄観音。 ここの鉄観音は、華やかな香りで美味いのです。 様子を聞いてみましょう。 あ:今年の春茶の鉄観音は、どうでした? 何:とても良い出来だよ。頭等賞は特に。 うーん、頭等賞ですか(^^;) 半斤(300g)で4500元。 円高の状況で考えると、悪い値段ではないのですが、さすがに一発目のお茶屋から、そこまでの根性は出せませんでしたorz しばらく悩んで、何さんに質問。 あ:弐等賞は? 何:頭等賞に比べると味わいの芳醇さが無いけど、香りは良いよ。値段を考えたら、ベストバイだね。三等を買うなら、こちらを勧める。 ・・・ということで、品評会受賞茶を買ってしまいました。 品評会受賞茶を買うのは、初めてです(^^;) ついでに普通のバージョンも買ってみました。 何:比較してみると面白いと思うよ。 とのこと。 いやー、開けるが楽しみです(^^) #ふふふ、このお茶、29日のイベント用です♪ 冶堂 住所:台北市永康街31巷22号1F 電話:(02)3393-8988 営業:13:00~22:00 定休:旧正月休みあり 日本語:ほんの少し このあと、てくてく歩いて、意翔村茶業へ。 意翔村茶業 店主・陳さんがいらっしゃいました。 最初は日本語で会話をしていましたが、國語で少しお話をしたら、ほぼ國語での会話に切り替わりました。 蓋碗でいくつか飲ませてもらいます。 古典美人、肉桂と今年のお茶を飲んでみます。 いやー、やっぱり発酵がきちんとしていて美味い(^^♪ 発酵度の高いお茶が好きなんですよねー、と言いながら、あれやこれや雑談をしていました。 ここで、日本人の方が2名いらっしゃって、恒例のテスト開始です。 今回は6種類でした。 木柵鉄観音は、ラインナップから落ちていました。 お茶の価格も、去年来たときとは、ちょっと違うようです。 値上がりなのか、品質の違いなのか。都度都度、違うものが出るのかもしれません。 陳さんと色々お話。 台北にしばらくいるなら、海角七号を見に行くと良いよ~、という話をしてました。 やっぱり、ヒットしてるんですねぇ。楽天ブロガーでもある、田中千絵さんが出ている映画です。 さて、ご一緒した方々。 お一方は、北京で中国語を勉強されたそうで、語学も堪能。 凍頂にお茶を作りに来たのだそうです(驚) 確かに、お茶の飲み方が違います。 かなりのお茶ふぇちな方々とお見受けしました。 ↑お茶の飲み方を見れば、お茶ふぇち度は大体分かります。 陳:うちの店はどこで知ったの? ブログで紹介されてたんですよ、とおっしゃいます。 ・・・え、ブログ? 中国茶のブログで、意翔村茶業を紹介している方。 大体拝見しているので、多分、知っている方ですね(^^;) 誰だろう? いろんな方が書いているんですけど・・・と言いながら、取り出されたプリントアウト。 うーむ、どこかで見たことがある写真です((((((^^; あ:それ、私のブログです(恥) えーーーーーーーー!!!! と、なったのは言うまでもありません(^^;) いやー、なんたる確率。 私、台湾に行っても悪いこと出来ませんね(爆) 陳さんが一言。 陳:世界は狭いね はい。 全くその通りでございます(^^;) 意翔村では、結局、古典美人と肉桂、蜜香紅茶を購入。 蜜香紅茶は私が飲んだことのあるのよりも、ちょっとあっさり。 品種は何ですか?と伺ったところ、青心柑だとのこと。 「じゃあ、三峡のお茶ですね」と言ったら、当たり。 緑茶の台湾碧螺春などにも使われる品種です。 ええ、品種ふぇち、こういうときには無駄な知識を発揮します(苦笑) あと、陳さんが10月29日に出したばかりの本を買いました。 #これを頼まれていたのです。 『台湾茶』の改訂版なのですが、デザインが変わって見やすくなったほか、情報が少し新しくなっているようです。 サインも頂いてしまいました(嬉) ↑ただのミーハー・・・ 今なら本屋さんに並んでいると思うので、台湾に行かれる方は、書店のお茶のコーナーを要チェックです♪ 『台湾茶第一堂課』 陳煥堂・林世● 著 如果出版社 意翔村茶業 住所:台北市新生南路一段161巷6-2号 電話:(02)2703-0394 営業:09:30~18:30 休業:日曜日 日本語:基本的な会話はOK このまま懲りずにお茶屋を巡ります。 続く。 次の2軒が重たかった(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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