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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
森林公園区からバスターミナルの近くまで戻ってきました。
戻りがけに、阿里山郵便局の前を通りました。 うーん、中国チックな建物ですね。 おそらく、台湾で一番高い場所にある郵便局ではないかと。 バスターミナルまで戻ってみると、犬がのんびりと寝ていました。 阿里山、犬ものんびりしています。 #実は、このワンちゃんと、夜に”急接近”します。 明日はご来光を見学する予定なので、祝山線の時間を確認しに阿里山駅へ行ってみます。 ここが阿里山駅です。 立派な駅舎です(^^) 明日の時刻を見てみると、日の出の時間が6時半。 日の出を見る場所のある祝山までは20分ほどかかるようなので、祝山線は5時半に阿里山駅を出発するようです。 ということは、明日の朝は5時にホテルを出ることになりそうです。 起きられるかどうか、不安です(汗) せっかく来たので、阿里山駅の構内をちょっとふらついてみました。 森林鉄道の列車が止まっています。 レール幅を見ると、軽便鉄道なので、とても幅が狭いのですね。 おっ、線路に猫ちゃん発見。 この猫、器用にレールの上を歩きます。 いやー、お見事なバランス感覚です(^^) じーっと動きを観察していたら、ホームに上がってきて、近寄ってきました。 思わず激写です(笑) そしたら、目の前までやってきました。 首輪もしているし、飼い猫みたいですね~。 #実は、この猫ちゃんとも夜に再会します。 さて時間を確認したら、ちょっと休憩したくなったので、バスターミナル横にあるスターバックスへ。 ここ、アジアで一番標高が高いところにあるスターバックスだそうです。 コーヒーとかぼちゃタルトで休憩です。 ちょっと、アップで撮ってみました(笑) そうこうしているうちに、日没の時間になりました。 阿里山、日の出が有名ですが日没もなかなかだと思います。 さて、日が暮れたということは、食事を食べなければいけません。 どこにしようかとフラフラしていたら、ヨーロッパ人っぽい青年が一軒のレストランに入っていったので、後にくっついていってみました(←安易) 日出有大美 台北ナビによれば、このへんの町内会長さんのやっているお店だそうです。 1階が雑貨店で、2階がレストランになっています。 ちょっとカントリーっぽい内装で、テディベアやらポプリが置いてあり、かなり女性の喜びそうなお店です。 レストランの席に着いてみると、テーブルの前にはIHのプレートが埋め込まれています。 鍋が主力メニューのようなので、早速注文しました。 什錦鍋 えー、これ1人分です((((((^^; 280元なので、ちょっと観光地価格かしらと思いましたが、この量なら納得です。 これに加えて、お肉もやってきました。 いやー、かなりボリュームがあります。。。 量が多いので食べきれるかなぁ、と思ったのですが、旅先モードの胃袋に切り替え、何とか完食しました(^^;) ここのお店は、セルフサービスで、沙茶醤や薬味を取ってきて、それにつけて食べるスタイルです。 阿里山名物のわさびが用意されているところが面白いですし、これがウマイのです。 お会計をしに1階に下りてみると、先ほど阿里山駅で激写した、猫ちゃんがいました。 どうやら、ここの飼い猫だったようです。 人見知りしないわけですねぇ。。。 このお店のサービスがとても良かったので、「これは期待できるかも」と思い、お土産物屋さん街にある系列のお茶屋さんへ行ってみました。 お店にふらりと入ってみると、お兄さんが「お茶、試飲してみるかい」と声をかけてきたので、お願いしてみました。 さきほど広場で見かけたワンちゃんがここにいました。 ここの飼い犬なんですね。 人なつっこくて、私が試飲台の前に座ったら、すり寄ってきました。 まあ、人なつっこいのはいいんですが、ラブラドールの大きな身体ですり寄ってこられますので、かなり強烈な体当たりです。 私、一瞬、ふらつきました(苦笑) 正直、そんなに大したこともない店だと思ってたんです。 店構えも、阿里山みやげのお菓子なども置いてある、お土産物屋風ですし。 しかし、話をよくよく聞いてみて、試飲してみたら、かなり真面目なお店でした。 硬派なんですよ。 ここのお店は、阿里山の石棹のあたりに茶畑と工場を持っているそうです。 信念として、紛い物のお茶は売りたくないのだとか。 店頭にも、キックバックお断りの張り紙がしてあります。 中国人観光客を連れてきて、キックバックを要求する手合いが多いのだそうです。 別の店で聞いた話ですが、売上の半分をよこせ、というのもザラだとか。 そんなことされたら、高い値段でベトナム産のお茶でも売るしか方法がありません。 こういう悪質な連中が、お茶の世界をおかしくするわけです(怒) さて、肝心のお茶ですが、店頭に5種類のお茶が並んでいました。 ・珠露茶 ・雲起茶 ・緑観音 ・烏龍茶 ・白芽奇蘭 これを見ると、お茶好きほど「えっ?」と思うのではないかと。 ありがちな”阿里山烏龍茶”という表記はしていません。 話を聞いてみると、全て阿里山の自社の茶園で生産されたものなのですが、全部、品種違いなのだそうです。 青心烏龍から作られた、いわゆる阿里山烏龍茶が”烏龍茶”でして、”緑観音”は黄金桂と何かを掛け合わせたものだったりします(←詳しく聞けなかった)。 珠露茶は著名なブランド茶ですが、これも青心烏龍ではない品種なのだとか。 実際に珠露茶と烏龍茶は試飲させてもらいましたが、やはり烏龍茶の方が、味に深みがあります。珠露茶の方が、あっさりしているんですね。香りも違います。 どのお茶も、発酵は軽めなのですが、しっかり一芯三葉の成熟した茶葉を使っています。 それを確認して欲しい、とお兄さんも言います。 確かに、どのお茶も製茶はきちんとしていると思います。 さて、お茶ふぇちな方が気になっているのは、”白芽奇蘭”じゃないかと思います。 ええ、私もそうでした(笑) これ、やっぱり福建から白芽奇蘭を持ってきて栽培しているのだそうです。 まだ生産量が少ないのだそうですが、香りが非常に良く立ちます。 最初の印象は阿里山烏龍茶なのですが、煎を重ねていくと、白芽奇蘭の品種の味になっていきます。 こりゃ、面白い! こちらもお茶ふぇち具合が伝わったのか?、お兄さん、語り始めると熱いんです(^^;) かなりポリシーを持って、真面目にお茶づくりに取り組んでいるようです。 ここのお店の場合、阿里山産なのは当たり前。 作り方も、きちんと成長した茶葉を使って、しっかりと製茶しています。 そこにはプライドがあるようです。 その上で、多様な品種でお茶を作って、差別化。 そして、販売も自分たちで直接やり、消費者にきちんとしたものを届けたいのだそうです。 台北に店を出したのも、その試みの一環だとか。 阿里山は台湾の高山茶のパイオニア的存在ですが、標高競争になると、梨山あたりには及びません。 どうしても、中途半端な位置づけになってしまいがちな産地なのですが、こういう熱いお店もあるのだなぁと、ちょっと感心してしまったお店でした。 ・・・感心してしまったので、5種類を全て少しずつ購入(^^;) 全部目の前で量ってくれ、1つ1つ真空パックにしてくれます。 ”試飲させるお茶とパッキングされているお茶は別物・・・”なんていう土産物屋が結構ありますが、そういうことはしません。きわめて良心的なお店だと思います。 日本語は通じませんが、相場なりの値段で販売していますし、阿里山でお茶を買うなら信頼が置ける店ではないかと思います。 品種ふぇちには特にオススメします(笑) 阿里山日出商店 住所:嘉義県阿里山郷中正村32号 (バスターミナルがある駐車場に面した建物に入っています) ※台北にも支店があります。 住所:台北市信義区三越A8館 B2F さて、お茶を購入したら、阿里山は特に遊ぶところもないので、早めにホテルへ戻って寝ます。 明日は早朝からご来光見学です。 続く。 やっぱり、阿里山でもお茶だった(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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