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テーマ:オール台湾!(1574)
カテゴリ:旅行
阿里山から大移動の末、鶯歌へ到着。
迷わず改札を右へ出て、早速茶器を買いに行きます。 まずはこちらへお邪魔します。 多分、風清堂の代理店?だと思うのですが、風清堂の茶器が色々置いてあります。 #他のメーカーのも置いてますから、直営ではないのではないかと。 頼まれていたものもあったので、蓋碗を5個ばかり購入。 店:台湾には良く来るの? あ:毎年2回は。 店:また来てね。 全部、定価の1割引きにしてくれました。 円高なのもあって、やっぱり割安です。 現地で買ってしまうと、日本で茶器を買う気が起きなくなります(^^;) #風清堂は、現地でもそれなりの値段なんですけどね。 今回はいつもの陶作坊のアウトレットはパス。 そのまま陶瓷老街へ向かいます。 途中で、大陸からの中国人観光客の一団に会いました。 全員、名札をぶら下げて、修学旅行のように一列になって歩いています。 引率の先生のように、ガイドががっちりついています。 え、なぜ、中国人と分かったかですか?(^^;) だって、服装とカバンのセンスが(以下略 台湾、基本的に大陸の人は余程のことがない限り入国できないようになっていたのですが、馬英九総統になってから、中国人観光客の受け入れを開始しました。 「これで観光が発展する」というのが馬英九の話だったのですが、住民感情的にそう上手くは行きません。 団体観光客のみの受け入れなのですが、まあ、台湾人からも敬遠されているようです(^^;) #色々ニュースにもなっていますが、街のホンネをあちこちで聞きました。 さて、陶瓷老街です。 土曜日だけあって、お客さんで賑わっています。 何軒かお店を覗いて、聞香杯セットを購入。 ちなみに、ここのお店は茶器の他、小さなお盆や竹茶盤など、茶道具類が充実しています。 私は人が多くて、結局買わずじまいだったんですが(^^;) さて、鶯歌まで来て、ピンと1つ思い当たることがありました。 インストラクター卒業試験の試験官をやっていただいた先生が、鶯歌のお茶屋さんなのです。 講義も聴いているので、私のお茶の師匠ということにしてしまいます(^^;) 老茶が好きな先生で、なによりもポイントは、タバコを吸います。 タバコを吸う人は、味が濃いめのお茶が好き 老茶はある程度発酵が強くないといけない この事実から、 この先生のところなら、発酵の強い梨山があるかも! と思ったわけです。 ということで住所を手に陶瓷老街の奥の方にある、このお店にお邪魔しました。 臻味茶苑 Esquireに出ていたこともあるので、お茶ふぇちな方の中には、ご存知の方もいるかも。 お店に入ると、店主の呂先生がいました。 台湾の茶藝聯盟の会長をやったりしているので、台湾のみならずアジア圏のお茶の世界では有名な方です。 日本語は全然通じませんので、ひたすら國語で会話です。 呂:どんなお茶を探してるの あ:梨山の発酵の重いのありますか? 呂:(うむ、そういうのが得意だ、という意図を込めて重々しく)あるよ。君は日本人? あ:ええ。今年の1月にお会いしてますよ。 呂:1月?(驚) あ:日本で茶藝の試験を・・・ 呂:あーーー ふふふ、先制攻撃に成功です(^^) 最初に福寿山のちょっと発酵が強いものを頂きました。 確かに、少し発酵が強めなのですが、まだ青い。 ただ、ここは全て焙煎は呂先生が自分でやっているので、焙煎は上手いと思います。 生っぽさはないのです。 呂:どうだい? あ:もうちょっと発酵が重い方が好みなんですけど。 呂:君は重発酵のお茶が好きか? あ:はい。昔の梨山は果香(果物の香り)がありましたよね。今のは少なくて。 呂:うちにはあるよ。私も重発酵のお茶が好きなんだが、今の農家はなかなか作らないんだ。だから予約して作ってもらうんだ。それを飲ませよう。 ふふふ、私の読みは当たったようです。 出てきたお茶は、梨山の華崗のお茶です。 ここ、聞香杯代わりの大きな茶杯に一度開けるのですが、その香りを聞いて確信しました。 水色が明らかに濃く、甘い香りが立ちます。 あ:これです!(嬉) 呂:君は日本人には珍しいね。重発酵が好きなら、他にも飲ませよう。 どーも、気に入っていただけたみたいです(^^;) で、佛手を飲ませていただきました。 いやー、台湾で飲ませてもらったのは初めてです。ウマイです。 木柵鉄観音もあるんですか?と聞いてみたら、先生曰く、木柵はとても”麻煩”なことになっているとのこと。 元々標高が高くない場所なので、あれは技巧で作る味なのだが、それが心もとなくなっていて、しかも原料茶が他の場所(大陸など)から持ってきているのも多いのだとか。 むー、それは確かに”麻煩”です。 #”麻煩”は、日本語に翻訳するとニュアンスが伝わらないので、國語で書きました。 他にも、色々飲ませていただきました。 今年の梨山の冬茶も焙煎途中のを飲ませていただいたり。 ちなみに、呂先生のお子さん、幼稚園ぐらいなんですが、美しい所作で茶藝をするんです(新聞がお店に貼ってあります)。 いやー、彼の方が茶藝は上手だわ(^^;) 結局、2時間ぐらいこのお店に滞在。 インパクトのあった、華崗のお茶を買いました。 呂先生曰く、これは老茶にしたら絶対に美味い、とのこと。 それにしても出てくるお茶は、どれもレベルがかなり高いです。 でも、お値段は台北の茶荘に比べると控えめ。 國語ができないと、ちとしんどいですが、重発酵のお茶が好きな人には嬉しいお店かもしれません。 はっきり言って、ディープな店です(^^;) 臻味茶苑 住所:台北縣鶯歌鎮尖山埔路169號 電話:02-86780555 日本語:不可 というわけで、茶器&茶葉を十分に買ったので、台北に戻ります。 続く。 やっぱり、鶯歌でも買い倒れ(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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