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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:茶の種類・品種
今日は、冬茶第2弾。
昨日、買ってきた翠峰鉄観音です。 翠峰鉄観音(華泰茶荘) ・・・聞いたことのないお茶ですね(^^;) 翠峰というのが”地名”だとピンと来た方は、かなりの台湾茶通ではないかと。 梨山の近くにある地名です。 最近、ここのお茶を梨山烏龍茶としている販売するケースもあるようです。 現在、台中から梨山の方に向かおうとすると、台湾の紹興酒の産地としても知られる埔里(ぷーりー)という街を通ります。 ここから国道14号線を中央山脈に入っていきまして、途中、霧社事件で有名な霧社(現在の行政区分は仁愛郷)を通過。 大禹嶺へ繋がる国道14甲をちょっと行くと、清境農場。 そこより少し先で、台湾で唯一のスキー場がある合歓山に上っていく手前に翠峰はあります。 合歓山を越えれば大禹嶺です。 →Google Map そこで作られている鉄観音品種のお茶なのだそうです。 知られていないのも当たり前で、鉄観音を作っている農家は1軒しかないそうです(^^;) 茶葉の外観は、結構青い感じに見えたので清香系かと思いきや、水色はちょっと濃いめに出ています。 焙煎はかかっていないそうなのですが、鉄観音なので少し発酵度を高めにしてあるようです。 発酵度を高めた生茶ですね。 発酵度が高いだけに、何とも甘い香りが立ちます。 それでいて、口当たりは柔らかく、さらに戻りの甘さが際だちます。かなり美味しいです。 鉄観音というよりは、発酵度が高く出来の良い梨山茶を飲んでいる感覚です♪ でも、香りはちょっと個性的。青心烏龍でも金萱でもない特有の甘さです。 よーく飲んでみると特有の酸味など、鉄観音品種の持っている個性がチラチラと見え隠れします。 うーん、これはなかなか面白いお茶です(^^) 茶殻を見ると、しっかり鉄観音品種なんですよねぇ。 青いのも多いのですが、中には周りが赤く、しっかり発酵しているものもあります。 これまた発酵マジックを感じるお茶でした。 木柵鉄観音の技法で焙煎していったら、どう化けるのか楽しみなお茶ではありますが、生茶だからこそ、香りの変化の大きさを味わえるのではないかと。 ちょっとお値段は張りますが、梨山の重発酵が好きな方は、飲んでみても損のないお茶だと思います。焙煎が足りなければ、自家焙煎でw 入荷量が少ないそうなので、お早めにどうぞ♪ やっぱり品種と発酵は面白い(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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