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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:茶の種類・品種
先日、京都・伊根にある台湾茶専門店・青竈のオーナーさんに東京でお目にかかりました。
天橋立のさらに奥、丹後半島の東端にある伊根町は、伝統的家屋の舟屋が200軒以上も立ち並ぶ「伊根の舟屋」で有名なところです。 その舟屋の1つで営業されている台湾茶の専門店(喫茶及び茶葉販売)ということで、「一度は行きたい」と思っているお店でした。 ただ、関東に住んでいると大変な移動時間になります。 そのため、存在を知ってからなかなか伺えずにいたら、先にオーナーさんが東京に来てしまったというオチです(^^;) 舟屋の海に面したところでお茶が飲めるのですが、あまり磯の香りがしない海なのだそうで、気持ちよくお茶が飲めるのだそうです。 ※写真は青竈さんのFacebookページより。 都内某所でオーナーさんがお持ちになったお茶を色々飲ませていただきました。 台湾の茶農家さんから直接入れているそうです。 まずは高山茶を色々飲ませていただきましたが、発酵が浅めのものが多く、清らかな香りを重視したお茶選びをしているようですね。 このへんは好みですが、個人的にはちょっと青いかな~という印象。 そんな中、「これはなかなか面白いかも」と思ったのが、こちらの原生烏龍茶。 台北の近郊、文山地域の自生茶(おそらく放棄茶園)を原料に作ったお茶です。 少し発酵と火入れの程度が強めなので、水色もこんな感じ。 このお茶の魅力は、甘い香りですね。 発酵度の高さによる香りに加え、ウンカの咬害による独特の蜜香もハッキリと出ている感じです。 時期的なものもあるので、あまり煎が効くタイプではありませんが、最初の数煎は発酵度の高い烏龍茶ならではの香りが楽しめます。 で、このお茶は夏場のお茶なので、割と強めの渋みも持っています。 これを上手く避けつつ、どうやって香りの高さを引き出して淹れるかという点では、淹れ手の腕が試される結構チャレンジングなお茶でもあります。 決して優等生タイプのお茶ではありませんが、そのへんが却って面白いと感じる方もいると思います。 お店には他にも色々なお茶があるようなので、天橋立方面へ行かれるお茶好きさんは、ちょっと足を伸ばして出かけてみるのも面白いと思います。 台湾茶専門店 青竈 chinzao 住所:京都府与謝郡伊根町平田69 電話:090-8528-3518 営業:10:00~19:00 定休:不定休 http://www.chinzao.com/ 中国茶情報局の紹介ページ にほんブログ村 こんなところに台湾茶専門店! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.11 18:58:06
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