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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
明けて2日目。
杭州市内のホテルからバスに30分ほど揺られて、梅家塢の茶葉学会へ移動します。 農業科学院直轄の茶葉研究所も併設されており、言うなれば中国のお茶研究の総本山です。 そんな場で勉強させていただけるのは、光栄の極みだと思います。 目の前には、龍井茶の茶畑が広がっています。 肝心の授業ですが、8時半から開始で、昼食と夕食を1時間ずつとって、終了は夜の8時半! ぶっ通しの授業です。。。(-_-;) いつも感心することなのですが、講師陣はその道の第一人者の方ばかり。 国家標準を制定している先生がいたり、品種の研究一筋の先生だったり、生産面の専門家で多くの著書を書いている先生だったり、副所長さんだったり。 この時期は新茶の季節で、研究者は1年でもっとも大忙しの時期。 時間を空けるのは相当大変なことです。 実際、講義中にも、至急の電話が何本も飛んできていました。 それでも、何とか時間を作っていただいての、この講座。 うちの先生、クオリティには一切妥協しませんので、そういうところは非常にありがたいのです。 ただ、困ったのが、とにかく教室が寒いこと。 この時期の杭州、底冷えするんです。 お茶は飲み放題でしたが、とにかく足元がガタガタ震えるほど寒い。 足元からは冷気、脳みそには吸収しきれないほどの大量の専門知識(&杭州訛り←途中で聞き取りを諦めて、先生の翻訳に頼りました・・・) 上下から攻め続けられる数日を過ごしました((((((^^; 初日に勉強した内容は、評茶の理論的な部分だったり、工場出荷検査のことについて。 中国の食品ラベルの表示基準や工場のことを知ったって・・・と思いますが、茶葉生産に密接に関与する評茶員には、そういう知識も求められるのです。 聞き慣れない言葉や概念が次々と出てくるので、ついていくだけで精一杯です。 でも、色々と話を聞いていくと、なるほどと思うことが多々あります。 食事休憩の時に、ちょうど茶摘みをしていました。 その様子を授業の一環として見学させてくれました。 このあたりに植わっているのは、龍井43号という品種です。 茶葉研究所が、龍井の在来種の中から選抜して挿し木で増やした、いわば龍井品種のエリートです。 味もよく、芽吹くのが早いので、梅家塢や獅峰など西湖地区の主力品種になっています。 新芽と老葉の大きさ・色の違いも、こうしてみるとハッキリと分かります。 新茶の季節だからこその、貴重な体験もできたのでした。 翌日から、いよいよ難敵の評茶実習です。 続く。 毎日ハードな授業です(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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