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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2009.04.16
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ふらりと明治大学のサイトを訪れてみたら、博物館の面白そうな特別展示を発見!

ちらし

東アジア・海のシルクロードと”福建”


ご存知のように、私に”シルクロード”という言葉は、猫に”マタタビ”と同じ効力を発揮します猫

これは行くしか!!

・・・ということで、出かけたついでに早速寄ってきました。

看板リバティコモン

明治大学博物館の入っているアカデミーコモンは、御茶ノ水駅から降りていった、最初の角にあります。
大学院の建物があったところ・・・でピンと来る人は、もう古い人ですね(^^;)

エスカレーターで地下へ降りて、チケットを買います。


規模はそれほど大きくないのですが、とても分かりやすく展示されています。

まずは、福建の歴史的な成り立ちから、スタート。

福建は、進士に登第する者も多く、文人を生む土地柄であったこと。
南宋時代には、首都・臨安(杭州)に近いこともあり、海の玄関口としての発展が見られたことなどが、紹介されています。

東西交流を示すものとして、ペルシャの器があったり、はたまた琉球との繋がりを感じさせる琉球人の墓碑なども展示されており、福建、特に福州や泉州が東アジアの交易の中心として機能していたことなどが見てとれます。

さらには、沈没船から引き上げられた、貴重な展示品。
器など、当時の輸出品と思われるものが、そのままの形で展示されています。


そして、茶文化について。
日本に入ってきていた茶器のふるさとが福建であることや、主要な窯の位置が地図で示されています。
さらに、宋代の献上茶・龍鳳団茶をつくっていた北苑茶園の遺跡写真や、その製茶の際に使ったと思われる器なども展示されていて、中国茶好きにはかなりググっときます。

・・・とまあ、以上のキーワードのいくつかに反応してしまう方は、見に行っても損はないと思います(笑)

あと、オススメはこの図録。

図録

パラパラめくったところ、写真や資料がふんだんに掲載されていて、「これは安い!」と思って買ってきました。
コラムも充実しており、読みごたえがあるので、かなりお値打ちだと思います。
これ買いに行くだけでも、行く価値はあるかも。


図録で知ったのですが、どーも、この展示、昨年愛知の陶磁資料館を皮切りに始まり、このあと6月には京都、8月の終わりには山口の萩へ行くようです。

東京の展示は、5月18日までだそうなので、お早めにどうぞ♪


「東アジア・海のシルクロードと”福建”」展
会期:2009年4月13日~2009年5月18日(会期中無休)
会場:明治大学博物館特別展示室
入場料:500円
開館時間:10:00~17:00(金曜日は19:00まで)

http://www.meiji.ac.jp/museum/news/umishiru/umi.html
↑色々イベントもやっているようです



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個人的にかなりツボでした(^^)






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Last updated  2009.04.16 22:33:34
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