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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2009.10.20
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カテゴリ:中国茶入門編
さて、中国茶入門をやる以上、

読んだらどうなるのよ?

という目的地はハッキリさせねばなりません。
みなさんを行き先不明のバスに乗せるわけにはいかないのです。

また、中国茶を勉強するとき、個人的に感じた「それ、先に教えといてよ」ということを、つらつらと書いていきます。
かなり長いので、覚悟してください(笑)
#でも、ここが一番大事な気がするんですよね。

* * * * * *

先のAさんのような例は極端かもしれませんが、何気に中国茶は

お茶を選んで、買って、淹れる

という、最初のハードルが結構高いのです。

誰かから茶葉をもらったり、気の合うお店を見つければ、選ぶ&買うのハードルはクリアされます。
信頼できる店を見つけるのが一番、というのは、まさにこういう理由からだったりもします。
玉石混淆ではありますが、気兼ねなく選べるネットショップの躍進は、追い風です。

しかし、淹れるのは、いつの時代も変わらず結構難しい。。。


でも、

ものごとを始めるときは、何でもそんなもんです

自転車だって、スキーだって、初めは何度も転びながら覚えるもんです。
異国のものですし、最初は多少取っつきにくくても仕方ありません。


スタートアップの段階を上手く乗り越えさえすれば、美味しく楽しい中国茶の世界が待っています。

お茶を選ぶだけの知識と経験を積んで、ある程度淹れられるコツをつかめば、

ああ、中国茶って本当に楽しい♪

となるはずです。

なにしろ、星の数ほどお茶の種類がありますから、必ず1つは

ストライクど真ん中

のお茶が出てくると思うのです。
「世の中に、こんな美味い飲みものがあったのか」と。
嗜好品なので、それはどんなお茶か分からないけれど、”自分にとっての一番のお茶”を探して、あれこれ、お茶を飲んでみる。
そういう宝探しのような中国茶の飲み方も、またいいと思います。



最初はちょっと大変だけど、コツをつかんだら、とても簡単

これが中国茶入門レベルの、正しい説明かもしれません。

なにしろ、現地に行けば、子供だって美味しくお茶を淹れてます。
”日常茶飯事”という言葉もある通り、お茶自体は、日常のものですので、そんなに難しいわけはないんです。

* * * * * *

しかし、お茶にディープにハマっていって、あれこれ追求していくと、「こりゃ難しい」と思うことも出てきます。

たとえば、

「お茶の味を、いつも限界まで引き出せる淹れ手になるのだ」

と決意をしてしまうと、これはかなり大変です。
なぜなら、”終わりや正解がないテーマ”だからです。
こういうテーマは、お茶の世界にありがちなのです。

それこそ、

”道”を究める

の世界ですから、「一生かかって、たどり着けたらいいですね」になります。
自動車で言えば、コンマ1秒を争う、レーサーの世界です。


とはいえ、フツーの人はそこまで要求しないでしょうし、そんな必要もありません。

お茶を選んで買って、淹れて、飲む。
それができれば用は足りますし、お茶の世界を十分に堪能できます。
ここまで来たら、”初心者脱出”と言っても、過言ではないでしょう。
そこまでは持って行きたい。

言うなれば、普通自動車運転免許(AT限定)レベルでいい。
というか、お茶の世界に免許は要りません。


もっとも、中国茶の場合は、まだ権威が確立しているわけではありません。
プロの世界に行く扉は常時オープンになっていますし、中には手招きする人や後から突き飛ばす(笑)人もいますから、自分の気持ち一つで、いつでも向こうの世界に行けてしまいます。
アナザーワールドへ、うっかり迷い込む人も少なくありません(^^;)

でも、強調しますが、そこに足を踏み入れるかどうかは自分次第です。
私は、程々に吹き出てくるアナザーワールドからの風を感じているぐらいが、ちょうど良いと思います(^^;)


長くなりましたが、中国茶は「簡単にも難しくもなる」というのは、以上のようなわけです。

* * * * * *

さて、「最初が難しい」と書きましたが、中国茶の最初の難しさには理由があります。
しかし、意外と説明がなされないので不思議に思っていたのです。

見えない不安ほど恐ろしいものはありません。
逆に「ここで苦労するよ」と事前に教えてもらっていれば、気持ちの準備ができます。

そう、難しさの正体を知ってしまえば、

「中国茶の入門レベルを突破するのは、そんなに大変ではなさそうだ」

ということが分かります。

それを整理してみたいと思います。


長くなったので、一旦切ります。

続く。






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Last updated  2009.10.20 23:57:19
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