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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:中国茶入門編
さて、中国茶入門をやる以上、
読んだらどうなるのよ? という目的地はハッキリさせねばなりません。 みなさんを行き先不明のバスに乗せるわけにはいかないのです。 また、中国茶を勉強するとき、個人的に感じた「それ、先に教えといてよ」ということを、つらつらと書いていきます。 かなり長いので、覚悟してください(笑) #でも、ここが一番大事な気がするんですよね。 * * * * * * 先のAさんのような例は極端かもしれませんが、何気に中国茶は お茶を選んで、買って、淹れる という、最初のハードルが結構高いのです。 誰かから茶葉をもらったり、気の合うお店を見つければ、選ぶ&買うのハードルはクリアされます。 信頼できる店を見つけるのが一番、というのは、まさにこういう理由からだったりもします。 玉石混淆ではありますが、気兼ねなく選べるネットショップの躍進は、追い風です。 しかし、淹れるのは、いつの時代も変わらず結構難しい。。。 でも、 ものごとを始めるときは、何でもそんなもんです 自転車だって、スキーだって、初めは何度も転びながら覚えるもんです。 異国のものですし、最初は多少取っつきにくくても仕方ありません。 スタートアップの段階を上手く乗り越えさえすれば、美味しく楽しい中国茶の世界が待っています。 お茶を選ぶだけの知識と経験を積んで、ある程度淹れられるコツをつかめば、 ああ、中国茶って本当に楽しい♪ となるはずです。 なにしろ、星の数ほどお茶の種類がありますから、必ず1つは ストライクど真ん中 のお茶が出てくると思うのです。 「世の中に、こんな美味い飲みものがあったのか」と。 嗜好品なので、それはどんなお茶か分からないけれど、”自分にとっての一番のお茶”を探して、あれこれ、お茶を飲んでみる。 そういう宝探しのような中国茶の飲み方も、またいいと思います。 最初はちょっと大変だけど、コツをつかんだら、とても簡単 これが中国茶入門レベルの、正しい説明かもしれません。 なにしろ、現地に行けば、子供だって美味しくお茶を淹れてます。 ”日常茶飯事”という言葉もある通り、お茶自体は、日常のものですので、そんなに難しいわけはないんです。 * * * * * * しかし、お茶にディープにハマっていって、あれこれ追求していくと、「こりゃ難しい」と思うことも出てきます。 たとえば、 「お茶の味を、いつも限界まで引き出せる淹れ手になるのだ」 と決意をしてしまうと、これはかなり大変です。 なぜなら、”終わりや正解がないテーマ”だからです。 こういうテーマは、お茶の世界にありがちなのです。 それこそ、 ”道”を究める の世界ですから、「一生かかって、たどり着けたらいいですね」になります。 自動車で言えば、コンマ1秒を争う、レーサーの世界です。 とはいえ、フツーの人はそこまで要求しないでしょうし、そんな必要もありません。 お茶を選んで買って、淹れて、飲む。 それができれば用は足りますし、お茶の世界を十分に堪能できます。 ここまで来たら、”初心者脱出”と言っても、過言ではないでしょう。 そこまでは持って行きたい。 言うなれば、普通自動車運転免許(AT限定)レベルでいい。 というか、お茶の世界に免許は要りません。 もっとも、中国茶の場合は、まだ権威が確立しているわけではありません。 プロの世界に行く扉は常時オープンになっていますし、中には手招きする人や後から突き飛ばす(笑)人もいますから、自分の気持ち一つで、いつでも向こうの世界に行けてしまいます。 アナザーワールドへ、うっかり迷い込む人も少なくありません(^^;) でも、強調しますが、そこに足を踏み入れるかどうかは自分次第です。 私は、程々に吹き出てくるアナザーワールドからの風を感じているぐらいが、ちょうど良いと思います(^^;) 長くなりましたが、中国茶は「簡単にも難しくもなる」というのは、以上のようなわけです。 * * * * * * さて、「最初が難しい」と書きましたが、中国茶の最初の難しさには理由があります。 しかし、意外と説明がなされないので不思議に思っていたのです。 見えない不安ほど恐ろしいものはありません。 逆に「ここで苦労するよ」と事前に教えてもらっていれば、気持ちの準備ができます。 そう、難しさの正体を知ってしまえば、 「中国茶の入門レベルを突破するのは、そんなに大変ではなさそうだ」 ということが分かります。 それを整理してみたいと思います。 長くなったので、一旦切ります。 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.20 23:57:19
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