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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2009.10.28
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カテゴリ:中国茶入門編
そろそろ、まとめたいと思います。

まず、結論から。

”お茶を自分でTPOに合わせて選ぶ”というレベルを目指すのであれば、

堅苦しい勉強は必要ない

と思います。

楽しみながら飲んでいれば、十分到達できるのではないかと。


もちろんコツはあります。
先に挙げた注意点を踏まえると、以下のようなことになります。

1.焦らず段階を踏んでクリアしていきましょう
中国茶は多彩なので、一気にやるとパンクします。
自分の覚えられるペースで進めていった方が良いと思います。

その際に、何をどこまで勉強したらよいかは、中国茶の全体像を知っている人に聞いた方が良いでしょう。
手探りではなく、地図を持っている人に聞いた方がいい。
というのは、一度に勉強する範囲が、あまりに狭すぎてもいけませんし、広すぎてもいけないのです。
そして、学ぶことが深すぎてもいけませんし、浅すぎてもいけない。

具体的に言うと、一番最初にあまりに細かく、たとえば品種とか季節による味の違い、なんてところまで手を出すと、まず混乱します。
そのお茶は、どんな味・香りなのかと、上手に淹れるための方法を覚えるぐらいで、割り切る。
最初はそこまででいい。

まずは、ほどほどのレベルで中国茶の世界を一周することが先決です。
一周してから、また深いところへ進んで行く。

”らせん階段”のようにぐるぐる回りながら、徐々に知識を深めていくことが、コツだと思います。
そうすると、なぜか不思議と分かるようになるものです。


2.ベーシックな茶器を持ちましょう
中国茶は茶器の選択も多彩なのが魅力ではあるのですが、最初のうちは”1つの茶器を使い倒す”ことをお勧めします。
1つの茶器に集中すると、扱いが早く上手になり、お茶を淹れるのが楽しくなるからです。

万能さで行くと個人的には磁器の蓋碗が最強だと思うのですが、別に磁器の茶壺でも、茶漉し付きマグカップでもガラスコップでも構いません。


3.素性のハッキリしたお茶を飲みましょう
これ、とても重要です。
きちんと情報の揃っているお茶を飲んだ方が、役に立ちます。

というのも、そのお茶の品質が良い理由・悪い理由(あるいは値段が高い理由・安い理由)というのは、お茶の出自によって決まっているからです。
出自を分かった上で、味や香りがどう違うのかを、自分の中で整理しておく。

できれば、同じお茶の種類(たとえば鉄観音)でも、良いものと悪いもの、あるいはタイプの違うもの(清香と濃香など)を飲んでおくと、自分の中でものさしができますから、次に同じお茶を買うときに役に立ちます。
値段だけではなく、自分の好みを知るという点でも有効なのです。


4.色々なお茶を飲みましょう
1つのお店のお茶だけを飲んでいても良いですが、どうしても偏ります。
時には、違うお店のお茶を飲んでみたり、タイプの違うものを飲んでおくと、新しい発見があったりします。

それに関連して、自分で全部買うのは大変なので、どこかでやっているイベントやお茶会、講習会に参加するのも有効な手段だと思います。
お茶は何人かで飲んだ方が、ぐっとリーズナブルに良いお茶をたくさん飲めるのです。
人の感想やコメントを聞くのも、実に勉強になります。


5.楽しく飲みましょう
私、基本的にお茶は、堅苦しく勉強しながら飲むものではない、と思っています。
やっぱり楽しく飲むのが一番です。

気分転換に、あるいは日常にアクセントを加えるものとして、そこにあればいい、と思います。
お茶は一期一会とか書きましたけど、神聖視しすぎるのも良くありません。

お茶は飲んでも、飲まれるな

ぐらいの気持ちがないと、長く続かないと思います。

また、続けていると、人間やはり飽きが来ます。
そういうときには他の人とお茶を飲むことだと思います。
お茶好きの熱気は”伝染”するので、熱っぽい方がいると、だんだんテンションが戻ってきたりします(^^;)



実は、この内容は、私が

最初に教えておいて欲しかった...orz

と思ったことです((((((^^;


1については、要領が全然分からなかったので、ものすごい回り道をしました。
2は、「お茶の種類によって茶壺を替えろ」を素直に実践し、無駄に使わない茶器の山を築きました。。。
3については、「特売の妙に安いお茶(それもお茶の専門ではない人が仕入れている)を買っても、全く何にもならない」とつくづく反省しました。
4は途中で気づいて、講習会に通ったりするようになりましたが、それでも不十分だと感じたのでイベントを立ち上げましたw
5は、特に最近感じることです。やっぱりお茶好きの熱気は、伝染します。みんなでお茶を飲むのは大事なんですよ、やっぱり。


上記のようなことを満たすためには、中国茶教室に通うのも有力な手段の1つだと思います。
良い教室だったら、ある程度の条件が揃っていたりします。
#ただ、先生のレベル差はあると思います。全てに強い人はなかなかいないので。

まあ、それをせずとも、ある程度は自学自習できるものだと思います。

具体的にどうやるかは、追々少しずつ書いていきたいと思います。


とりあえず、入門編の前置きはここで一段落とします。
おしまい。


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当たり前のことほど、意外に教えてもらえません





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Last updated  2009.10.29 02:06:08
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