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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:茶の種類・品種
長引く風邪からようやく回復。
あるきちです。 一時は、 森進一のような声 になっておりました((((((^^; さて、味覚も回復したところで、頂きもののタイの烏龍茶を飲んでみました。 タイの北部・メーサロン(そういえば、国民党軍人の村があることで有名でした)で、烏龍茶を作っているのだそうです。 王室の特別プロジェクトだそうで、パッケージの上の方に貼ってあるシールが、それを表しているのだとか。 タイで烏龍茶というのが、なかなかピンと来ませんが、タイの北部は、茶の原産地と見られている地域に近いですし、タイ族の人たちが雲南あたりでお茶を作っている。 そう考えると、タイがお茶の生産地として名乗りを上げてもおかしくありません。 #烏龍茶である必要はないと思いますが、まあ付加価値のついたお茶の方が良いという判断でしょう。 パッケージは、安渓鉄観音の小袋パッケージのようなものに入っています。 文字は、中国語で書かれていますが、生産期日のシールはタイ語で書かれています。 封を開けてみると、かなりの量が入っていました(^^;) 3,4回は飲める量なので、15gか20gぐらい入っていそうです。 #量り損ねたorz 当初、手摘み茶葉?と思っていたのですが、どうも機械摘みのようです。 高級路線ではなく、普段飲み路線のお茶を低コストで製造してマーケットを取っていこうという戦略だと思います。 製茶の作法から見て、台湾系の会社が技術指導をしているのではないかと思います。 となると、品種はおそらく四季春か翠玉あたりだろうなあと推測しました。 品種は、やはり四季春ですね。 飲んだ印象ですが、率直に言うと、レストランなどで提供される茶葉としては良いかと思います。 裏を返すと、単品で味わって飲むというレベルには、まだ達していません。 まず、ベトナム産の烏龍茶に共通した、ややザラッとした飲み口であり、爽やかさにはやや欠けます。 香りは、製茶技法の問題(具体的には、発酵が不均一)からか、四季春の良さである香り高さよりも、短所であるワイルドさの方が勝ってしまっている気がします。 確認のために台湾産の四季春と飲みくらべてみましたが、タイ産の方は、発酵不足の茶葉が目立つんですね。 あとは、季節の問題かもしれませんが、余韻が残らず、やや雑味も目立ちます。 ・・・と、ネガティブなことを書きましたが、これもTPO次第でして、味が強いので、食事のお供には向いていそうそうです。 レストランのサービスのお茶として出てくるなら、何の問題もありません。 もう少し生産技術が進歩して、競争力のある価格で出てきたら、台湾産の普及価格帯のお茶と良い勝負になるのではないかと思います。 ”和魂洋才”ならぬ、”タイ魂台才”で良いお茶を作って欲しいものです。 東南アジアの烏龍茶産地としては、ベトナムが先行していますが、タイにも注目ですね。 選択肢が増えるのは良いことだと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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