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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶のイベント・勉強会など
春分を越え、俄然お茶の虫が騒ぎ出した、あるきちです。
振替休日の月曜日、碧眼猫さんにお誘いいただいて Xiang Le中国茶サロンのみなさんのお茶会に参加してきました。 「鳴小小一碗茶」の連載でおなじみの工藤先生が主宰するXiangLe中国茶サロンでは、 茶藝の勉強をするコースがあります。 その上級コースがプライムコースなのですが、このコースでは その人の個性を活かした茶藝 というのに取り組まれています。 今回のお茶会は、その一区切りの意味で行うものなので、 ”おさらいかい”という名前なのだそうです。 それにしても、XiangLe中国茶サロンは、中国茶の世界では草分け的存在で、 その門下生の方々はあちこちで活躍されています。 しかしながら、”XiangLe中国茶サロンとしてのお茶会”が、 こうした形で外部の人に公開されるのは、初めてなんじゃないかしらと思います。 これは貴重な機会です♪ #あ、私、この世界のぺーぺーなので知らないだけかもしれませんが。。。 今回は10人の方がお茶を淹れていましたが、まずは碧眼猫さんの席へ。 碧眼猫さんらしい、スタイリッシュな茶席です。 その中央にでーんと風格のある姿を見せているのが、今回のお茶。 70年代後半のプーアール磚茶です。 これを蓋碗で淹れていただきました。 棗香の少しあっさり目のお茶でした。 この席についた方は、かなりお茶ふぇち度の高い方々ばかり(笑)だったのですが、 特にプーアール茶のエキスパートお二人のお話が面白いのなんの。 「堆積の時の温度が出荷先によって違う」という生産現場の裏話や 「これは台湾にいたことがあるかも(香りで分かる)」という、 色々なお茶を飲んだ人しか分からない、ツウっぽいコメントだとか。 いやー、こういう話を聞きながら飲むお茶は、なんでこんなに楽しいんでしょう(^^) ↑かなりツボだったと思われる さらに碧眼猫さんが最後に細工を。 お茶に何と”梅”を加えました。 同じお茶でも、酸味と香りが加わって、また面白い雰囲気に♪ なんでも、この味にたどり着くまでに、色々な梅で実験したのだとのこと。 失敗作も含め、梅入りのお茶を飲み続けるというのは、なかなかの苦行かと。 お茶会というのは出てくるまでには、色々苦労があるのですよねぇ(^^;) 梅とお茶の相性についても、あーだこーだとみんなで話し合いをしていたら、 あっという間に時間になってしまいました。 ・・・お茶ふぇちのお茶談義は、どうも時空を歪めるようです(笑) 続いて、めぐさんの席へ。 一見すると中国茶のお茶席ではないような気がしますが、 しっかりと茶葉とガラスの急須がありました。 東方美人(白毫烏龍茶)ですね。 でも、 え、1人に1つずつの急須? そう1人1人淹れるのです。 しかもお湯の量は少なめで長めに。 要は濃く出すのですね。 そうして出来たお茶をこちらに注ぎます。 アイスクリーム そうすると、アイス自体の甘さに東方美人の甘さが加わって、何とも美味しい飲み物に。 当然、温かいお茶をかけるので、溶けるわけですが、 器がガラスのティーカップなので、そのままグイと飲めるというわけです。 これもまた、アイスの銘柄によって、ミルクっぽさが勝ってしまったりして、 美味しいのとそうでないのがあるので、色々試されたのだとか。 こういうのを追求してくと面白いんですよねぇ。 ↑実験ものは大好きらしい(笑) 次に、ガラスのトールグラスで白毫烏龍茶を。 口がすぼまった形のグラスなので、香りが楽しめるという趣向でした。 こちらのお席もあれこれお話していたら、あっという間に時間が経過! ・・・やはりお茶を飲むと、時間の感覚が分からなくなります(笑) と、2つの席でお茶をいただきました。 茶藝のイベントでありながらも、形式的な所作を追求していく方向性ではなく、 「こんな飲み方をしてみると楽しいのでは?」という、 お茶好きならではの視点がふんだんに盛り込まれていて、とても楽しいお茶会でした。 ”茶藝”という言葉は、色々な解釈の余地がある言葉なので、 私はやや避けて通っているのですが、 こういう茶藝なら大歓迎! と思ったのでした(^^) お茶の季節です! <PR> 清明節(4月4日)に、清代の飲み方で龍井の新茶を飲む会、やります! その名も三清茶会。 当時の飲み方を再現して飲んでみて、あれこれ感想を言い合いながら、 みんなでお茶を飲みましょう、という気楽なイベントです。 主役はもちろん、明前の龍井茶。 今春の厳しい天候をくぐり抜けてきた、とっておきのお茶をみんなで飲みましょう♪ 詳細とご予約は、こちらからどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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