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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
上海3日目。
いよいよ万博会場へ突撃します。 愛知万博の2.5倍の広さを誇る上海万博の会場には、いくつかの出入り口があります。 初日は、やはりメインゲート的なところからということで、地下鉄・耀華路駅で下車して中国国家館横の6番出口から入りました。 入り口からしてスケールの大きさを感じます。 到着は9時過ぎだったのですが、結構な人出でした。 頑丈な柵がつけられているので、露骨な横入りなどはありませんが、通路の幅が広いので、まあ多少は追い越しなどが発生します。 それでも数年前からすれば、随分と進歩しています。 厳しい手荷物検査&ボディチェックを受け、並んでから20分ほどで、ようやくゲートへ。 自動改札機の要領で通過します。 私、3日券でしたが、1日目利用とか2日目利用とかは、外観からは全く分かりません。 3日分使うと、周りに浮き出す模様が出るのですが、使用途中の券を貰う場合はちょっと注意した方が良いかもです。 ゲートをくぐって、まずは中国国家館の様子を見に行きます。 こちらの入場は整理券を持っていないとダメなので、整理券を発行している機械を探しに行きます。 それがこちら。 この機械では、本来は中国国家館とテーマ館の予約ができる・・・はずなのですが、現在のところ、テーマ館の予約しか受け付けていないようです。 仕方無いので、テーマ館の中で何となく近未来を感じさせる、”城市未来館”の予約をしてみました。 ボランティアのお姉さん(おそらく大学生)に、入場チケットを渡すと機械の差し込み口に置いてくれ、タッチパネルで予約が完了する仕組みです(本来は自分でやるのでしょうが、ボランティアスタッフが全部やってくれました)。 時間は、画面に表示されているものに従うだけでした。選べないのかもしれません。 で、確保した整理券がこちら。 パビリオン入場の際には、この整理券を持って専用入り口に行けば良いようです。 せっかくなので、お姉さんに国家館の予約について聞いてみました。 あ:中国国家館の券はどこに行けばもらえるの? スタッフ:開場と同時にセキュリティチェックを出たところで配布してます。ただ、すぐ無くなっちゃうので、次は早めに来て下さいね。 とのことでした。 万博のスタッフの人たちは、みんな親切で丁寧です。特に外国人に対しては。 中国国家館の整理券は、この機械では人数を捌ききれないことが判明したため、整理券の配布方法を変えたようです。 そんなの最初から分かるだろう?と思うのですが。。。 こういう運用の変更が日常茶飯事で、しかもよく分からないうちに起こるというのが、実に中国っぽいです。 さて、ちょっと会場を歩いてみます。 台湾館は整理券の配布が既に終わってしまっていました。 大人気みたいです。 それから、意外に人気を集めていたのがサウジアラビア館。 かなり大型のパビリオンで行列を集めていました。 4時間待ちぐらいだったようです。 しかし、その行列の末端では、混乱が起きていました。 予想以上にお客さんが集まったので、列が足りなくなったようです。 そこで、列を伸ばしていたのですが、その紐がきちんと張られていなくて、ワーッと人が殺到して行列が大混乱。 ガードマンが笛をピーピー鳴らして整理するような状態になってました。 万博会場に来ているのは、基本的に地方からのおのぼりさんが多くて、はっきり言ってマナーが悪いです。 「人がどう思うか?」という視点を持っておらず、「自分がしたいことをする」というのが原則なのです。 頑丈な柵などがあれば、それはきちんと守るのですが、少しでも個人の自主性が発揮できてしまうところでは、しばしばこういう混乱が起こることになります。 まあ、このくらいは想定の範囲内です。 #分かっていても、かなりイライラしますがね(^^;) この後パビリオンを回るのですが、その前に、入手しておきたいモノがあります。 それが、”パスポート”です。 万博の各パビリオンには、スタンプが設置されており、それを押してもらうための専用のパスポートがあります。 パスポートに各国の入国審査のスタンプが押されるようなイメージで、スタンプラリーができるというわけです。 ところが、これの販売店がなかなか見当たりません。 少し大きめのライセンスショップで販売していると情報を聞き、行ってみました。 ぐるりと店内を回ってみましたが、売っている場所が見当たらず、外に伸びる妙な行列が目立ちました。 何だろうと思って、その先頭に行ってみると、こんな張り紙が。 1冊30元のパスポートなのですが、品薄で売る数を制限しているようです。 で、ここのお店では、写真を撮って名前も打ち込んでくれる”個性化”なるサービスを20元でやっていて、それなら売ってやるということのようです。 50元でもまあいいかと思い、建物の外をぐるりと囲む行列に並んでみました。 しかし、行列が全然進みません。 1時間経過。 まだ、ほとんど進みません。 ここでやめようかと思いましたが、後ろにはさらに長い列ができていたので、このまま居座ることにしました。 2時間経過。 まだ、建物の中にも入れません。 並んだことをかなり後悔しました。 このときに、中国館の整理券を売るダフ屋登場。1枚500元だとのたまいます。 なんでも、開門前の朝7時に並んで獲ったのだそうです。 中国館に入るには、そんなに気合いが必要なんですねぇ。。。 2時間半経過。 ようやく建物の中に入れました。 そこで作成の様子を見て、行列の進みの遅さに納得しました。 なんと、1人のお姉さんが市販のデジカメで写真を撮っています。 5人ぐらい写真を撮ったら、パソコンに取り込み、1人1人の写真にファイル名をつけて、それを奥のお姉さんに流し、奥の方で伝票に書かれた名前を打ち込んでいるようです。 で、裏にあるインクジェットプリンタで、シャカシャカ印刷してる・・・ 学校の文化祭の出店じゃないんだから。。。(-_-;) どのくらいの人が来て、それを捌くのに何分ぐらいかかるから、こういう設備を作らなきゃダメだ、というふうには考えないのですね。仕事の見込みが甘すぎます。 こんな調子で処理をしているわけですから、列が進むはずもありません。 中国らしいと言えば、中国らしいのですが。 ようやく、順番がやってきました。 私も”本物の”パスポートを見せて名前を書き写してもらい、写真撮影をして、作成のお願いができました。 結局、ここまでで3時間かかりました。 なんたるタイムロス・・・ しかも、この後印刷するので1時間後に来い、といいます。 パスポートが来ないとパビリオン周りも中途半端なので、ランチを食べました。 上海風のラーメンとチャーハンのセット。40元。 日本円に換算すると、安いと感じるかもしれませんが、現地相場からすると20元以下で食べられないとおかしいメニューです。 で、1時間後に行ってみたら、案の定できていなくて、さらに待つこと30分。 もちろん受け渡しの場所も整理されて無くて、伝票を我先にと差し出すというバトルをしなければいけませんw そんなこんなで、ようやくパスポートを受け取ることができました。 もう、どっと疲れました(-_-;) 4時間半かけてようやく入手したパスポートが、こちらです。 確かに出来は良いんですね。 本物のパスポートっぽいんです。 なるほど、これはヒットするのも頷けます。 パスポートのデザインは5種類ほどあるらしいのですが、全種類揃える人が続出したようです。 各パビリオンを回っていると、お土産にするつもりなんでしょうか。1人で10冊ぐらいスタンプを押してもらっている人もよく見かけました。 こういう想定外の売れ行きになってしまったので、超品薄状態になっているようです。 ※翌日に会場に行ってみたら、売り切れの札を早々に掲げているところばかりで、入手不可能になっていました。買っておいて良かったのです。 ちなみに、20元で作ってもらった”個人化”ページですが、 こんな感じです。 それなりに良くできていると思うのですが、写真はヒドイ仕上がりなので見せられません(爆) ようやくパスポートを入手して、パビリオン回りを開始します。 続く。 最初から中国流の洗礼(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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