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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2010.05.30
XML
テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
上海3日目。
いよいよ万博会場へ突撃します。

愛知万博の2.5倍の広さを誇る上海万博の会場には、いくつかの出入り口があります。
初日は、やはりメインゲート的なところからということで、地下鉄・耀華路駅で下車して中国国家館横の6番出口から入りました。
入り口からしてスケールの大きさを感じます。

万博入り口

吹き抜け

到着は9時過ぎだったのですが、結構な人出でした。

ゲートの行列

頑丈な柵がつけられているので、露骨な横入りなどはありませんが、通路の幅が広いので、まあ多少は追い越しなどが発生します。
それでも数年前からすれば、随分と進歩しています。

厳しい手荷物検査&ボディチェックを受け、並んでから20分ほどで、ようやくゲートへ。

改札中

自動改札機の要領で通過します。
私、3日券でしたが、1日目利用とか2日目利用とかは、外観からは全く分かりません。
3日分使うと、周りに浮き出す模様が出るのですが、使用途中の券を貰う場合はちょっと注意した方が良いかもです。

ゲートをくぐって、まずは中国国家館の様子を見に行きます。

中国館が見えてきました

こちらの入場は整理券を持っていないとダメなので、整理券を発行している機械を探しに行きます。
それがこちら。

予約機

この機械では、本来は中国国家館とテーマ館の予約ができる・・・はずなのですが、現在のところ、テーマ館の予約しか受け付けていないようです。
仕方無いので、テーマ館の中で何となく近未来を感じさせる、”城市未来館”の予約をしてみました。
ボランティアのお姉さん(おそらく大学生)に、入場チケットを渡すと機械の差し込み口に置いてくれ、タッチパネルで予約が完了する仕組みです(本来は自分でやるのでしょうが、ボランティアスタッフが全部やってくれました)。
時間は、画面に表示されているものに従うだけでした。選べないのかもしれません。

で、確保した整理券がこちら。

予約券

パビリオン入場の際には、この整理券を持って専用入り口に行けば良いようです。

せっかくなので、お姉さんに国家館の予約について聞いてみました。

あ:中国国家館の券はどこに行けばもらえるの?

スタッフ:開場と同時にセキュリティチェックを出たところで配布してます。ただ、すぐ無くなっちゃうので、次は早めに来て下さいね。


とのことでした。
万博のスタッフの人たちは、みんな親切で丁寧です。特に外国人に対しては。

中国国家館の整理券は、この機械では人数を捌ききれないことが判明したため、整理券の配布方法を変えたようです。
そんなの最初から分かるだろう?と思うのですが。。。
こういう運用の変更が日常茶飯事で、しかもよく分からないうちに起こるというのが、実に中国っぽいです。


さて、ちょっと会場を歩いてみます。
台湾館は整理券の配布が既に終わってしまっていました。
大人気みたいです。

それから、意外に人気を集めていたのがサウジアラビア館。

サウジアラビア館

かなり大型のパビリオンで行列を集めていました。
4時間待ちぐらいだったようです。

しかし、その行列の末端では、混乱が起きていました。

混乱する行列

予想以上にお客さんが集まったので、列が足りなくなったようです。
そこで、列を伸ばしていたのですが、その紐がきちんと張られていなくて、ワーッと人が殺到して行列が大混乱。
ガードマンが笛をピーピー鳴らして整理するような状態になってました。

万博会場に来ているのは、基本的に地方からのおのぼりさんが多くて、はっきり言ってマナーが悪いです。
「人がどう思うか?」という視点を持っておらず、「自分がしたいことをする」というのが原則なのです。
頑丈な柵などがあれば、それはきちんと守るのですが、少しでも個人の自主性が発揮できてしまうところでは、しばしばこういう混乱が起こることになります。
まあ、このくらいは想定の範囲内です。
#分かっていても、かなりイライラしますがね(^^;)


この後パビリオンを回るのですが、その前に、入手しておきたいモノがあります。
それが、”パスポート”です。

万博の各パビリオンには、スタンプが設置されており、それを押してもらうための専用のパスポートがあります。
パスポートに各国の入国審査のスタンプが押されるようなイメージで、スタンプラリーができるというわけです。

ところが、これの販売店がなかなか見当たりません。
少し大きめのライセンスショップで販売していると情報を聞き、行ってみました。

ライセンスショップ

ぐるりと店内を回ってみましたが、売っている場所が見当たらず、外に伸びる妙な行列が目立ちました。
何だろうと思って、その先頭に行ってみると、こんな張り紙が。

一人1冊。単独では売らないと。

1冊30元のパスポートなのですが、品薄で売る数を制限しているようです。
で、ここのお店では、写真を撮って名前も打ち込んでくれる”個性化”なるサービスを20元でやっていて、それなら売ってやるということのようです。
50元でもまあいいかと思い、建物の外をぐるりと囲む行列に並んでみました。

しかし、行列が全然進みません。

1時間経過。
まだ、ほとんど進みません。
ここでやめようかと思いましたが、後ろにはさらに長い列ができていたので、このまま居座ることにしました。


2時間経過。
まだ、建物の中にも入れません。
並んだことをかなり後悔しました。
このときに、中国館の整理券を売るダフ屋登場。1枚500元だとのたまいます。
なんでも、開門前の朝7時に並んで獲ったのだそうです。
中国館に入るには、そんなに気合いが必要なんですねぇ。。。


2時間半経過。
ようやく建物の中に入れました。
そこで作成の様子を見て、行列の進みの遅さに納得しました。

パスポート作成風景

なんと、1人のお姉さんが市販のデジカメで写真を撮っています。
5人ぐらい写真を撮ったら、パソコンに取り込み、1人1人の写真にファイル名をつけて、それを奥のお姉さんに流し、奥の方で伝票に書かれた名前を打ち込んでいるようです。
で、裏にあるインクジェットプリンタで、シャカシャカ印刷してる・・・

学校の文化祭の出店じゃないんだから。。。(-_-;)

どのくらいの人が来て、それを捌くのに何分ぐらいかかるから、こういう設備を作らなきゃダメだ、というふうには考えないのですね。仕事の見込みが甘すぎます。
こんな調子で処理をしているわけですから、列が進むはずもありません。
中国らしいと言えば、中国らしいのですが。

ようやく、順番がやってきました。
私も”本物の”パスポートを見せて名前を書き写してもらい、写真撮影をして、作成のお願いができました。
結局、ここまでで3時間かかりました。
なんたるタイムロス・・・


しかも、この後印刷するので1時間後に来い、といいます。

パスポートが来ないとパビリオン周りも中途半端なので、ランチを食べました。

ランチ

上海風のラーメンとチャーハンのセット。40元。
日本円に換算すると、安いと感じるかもしれませんが、現地相場からすると20元以下で食べられないとおかしいメニューです。

で、1時間後に行ってみたら、案の定できていなくて、さらに待つこと30分。
もちろん受け渡しの場所も整理されて無くて、伝票を我先にと差し出すというバトルをしなければいけませんw
そんなこんなで、ようやくパスポートを受け取ることができました。

もう、どっと疲れました(-_-;)


4時間半かけてようやく入手したパスポートが、こちらです。

パスポート

確かに出来は良いんですね。
本物のパスポートっぽいんです。
なるほど、これはヒットするのも頷けます。

パスポートのデザインは5種類ほどあるらしいのですが、全種類揃える人が続出したようです。
各パビリオンを回っていると、お土産にするつもりなんでしょうか。1人で10冊ぐらいスタンプを押してもらっている人もよく見かけました。
こういう想定外の売れ行きになってしまったので、超品薄状態になっているようです。
※翌日に会場に行ってみたら、売り切れの札を早々に掲げているところばかりで、入手不可能になっていました。買っておいて良かったのです。


ちなみに、20元で作ってもらった”個人化”ページですが、

パスポート個人ページ

こんな感じです。
それなりに良くできていると思うのですが、写真はヒドイ仕上がりなので見せられません(爆)

ようやくパスポートを入手して、パビリオン回りを開始します。

続く。


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最初から中国流の洗礼(^^;)





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Last updated  2010.05.30 23:17:40
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