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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2010.06.01
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カテゴリ:旅行
パスポートのタイムロスのおかげで、あっという間に夕方になってしまいました。
朝に予約した城市未来館の優先入場が16時半~17時半なので、大急ぎで川向こうの浦西会場に行かなければなりません。

上海万博は、黄浦江を挟んで浦東会場と浦西会場に分かれています。
広い会場内の横方向の移動は、こちらの無料バス。

無料バス

浦東会場と浦西会場の間の移動は、万博専用線となっている地下鉄13号線もしくは渡し船(フェリー)に乗ることになります。
今日は渡し船に挑戦です。

このように立派なフェリーターミナルがあります。

フェリー乗り場

人がたくさんいるんですけど・・・

と思っていたら、案の定、一度目の船には乗れず、結局20分ほど待つことになりました。
乗船時間は10分ほどなのですが、待ち時間があることを想定して、余裕を持って移動されることをお勧めします。

乗船しま~す

出航です。
ちなみに、人がどっさり載っています(^^;)

人ぎっしり

左が浦東会場、右が浦西会場です。

左は浦東、右は浦西

浦東会場側を望遠で見てみると、中国国家館の偉容はさておき、日本館(左の角が出ている建物)も意外に目立ってますね。

かすんで見える中国館と日本館

こちら浦西側のフェリーターミナル。

浦西側のフェリーターミナル

人だらけです(^^;)

そしてやってきたのが城市未来館。
日本語に直すと”都市未来館”です。

城市未来館

結構行列していましたが、予約券を持っているとこの窓口から待たずに入れます。

予約を持っている人はこちらから

iPadもびっくりな大きな本

展示の内容なんですが、都市の未来はどうあるべきかということで、今後の都市に必要とされる機能をオブジェで表現していたり、

おぶじぇ

浮いてる~

大画面の映像が流れていたりします。

みなさん、大画面ですよ~

天井が高く、かなりの大きさなので圧倒されます。

近未来!

なかなか興味深いパビリオンだと思います。
ただ、現地の方にはテーマパビリオンは全般的に人気がないようです。
#予約がすぐに取れるのは、裏返すと不人気ということです。

ここは、気づいたことをハッキリ言ってしまいましょう。

テーマが、現地の人には高尚すぎます

城市未来館を見学していて感じましたが、見学者のほとんどは、展示されているものの意味が分からないらしく、ポカーンとした表情をしています。

何か変わったものを見つけたら写真を撮るぐらいで、説明をじっくり読む人なんて全然いません。
中国の一般庶民にとっては、あまりに高度すぎる内容なんだと思います。
なんだか気の毒になってしまいました。

上海万博のテーマは、「より良い都市、より良い生活」ですが、これは単なる海外向けのアピールに過ぎません。
国内向けの宣伝文句は「中国を出ずに、世界を見られる」です。

大多数の来場者にとって、万博は国内向けの宣伝文句通りであればいいのです。
あこがれの先進国の生活ぶりが見られ、場合によっては買い物ができれば満足、というレベルなんだと思います。
しかし、政府としては「中国はここまで出来ている」と世界に対して訴えたい。
だからこそ、巨額の資金を投じてこういうパビリオンをつくっているわけですが、一般の人々の意識との間には、随分距離があるようです。

建物などの形は先進国並みに出来ても、人の意識が追いつくまでには、まだまだ時間がかかるでしょうねえ。。。
#とはいえ、日本も明治維新の頃、鹿鳴館をつくったりして一生懸命背伸びしていた時代があります。今の中国も、そういう時期なんでしょう。生温く見守りたいと思いますw


このテーマ館周辺には、ベストシティ実践区ということで、先進的な街づくりを行っている都市のパビリオンがいくつも出ています。

しかし、やはり高尚すぎるんでしょうね(苦笑)
この地区一帯は、とっても不人気なようで、台北館とヨーロッパの一部のパビリオン以外は並ぶことなくサクサクと見学できてしまいます。

ざっと20弱のパビリオンを見たのですが、そのうち、いくつか面白かったところをご紹介。

まず、我らが日本代表。大阪館。

大阪館入り口

水を活かした街づくりをしていますとアピールしていました。

大阪館水のトンネル

大阪館スクリーン

次、西安館です。

西安館

今年の10月1日に大明宮国家遺跡公園というのがオープンするそうで、その建物を模したものです。

西安館の中

来年、花博も開催するそうで、地下鉄に乗ると「上海の次は西安に行こう!」という広告が出ていたりします。
西安は来年脚光を浴びるかもしれませんね。

西安館展望台から

こちら西安館の展望台から見た、ベストシティ実践区です。


そして、特に興味深かったのが、サウジアラビアのミーノ館。

ミーノ館

初めて聞く街の名前ですが、こちらの街はテントの街なのだそうです。

テントの街!

これ、全部テント!

ミーノのテント

サウジアラビアは観光目的では容易に入国できませんし、報道されることも少ない謎の国なのですが、こういう面白い街があるんですねぇ。
こういう知られざる街を見つけると、万博っていいもんだなあと思います(^^)

さて、陽も落ちてきたので、浦西会場を横断していくことにします。


続く。


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多分、この時点で2万歩以上歩いてると思う・・・(^^;)





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Last updated  2010.06.01 21:27:58
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