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テーマ:上海万博について(93)
カテゴリ:旅行
アジア地区の後、東南アジア~オセアニアのパビリオンを回りました。
ニュージーランド館 マレーシア館 シンガポール館。隣にシンガポールならではのフードコート的なショップがあります。 オーストラリア館 フィリピン館 タイ館 しかし土曜日のせいか、どこも大行列で全然入る気になりません。 ↑既にお気づきのことと思いますが、私、並ぶの苦手です(^^;) そこで、小国マニア的にビビッと来た太平洋連合館へ行ってみました。 この建物の中には、南の島の小さな国の展示コーナーがいっぱい集まっています。 ここなら、空いているだろうと思ったのですが・・・ え、ここでも行列ですか? とはいっても、10分ほどで入場できました。 こういうパビリオンの何が良いかって、小さな国ながらも国家の誇りを持って、国の代表としてはるばる中国まで来ているわけですね。予算もそんなに無いところを、無理してやってくるわけです。 まず、その心意気にグッと来ます。 で、小さな国というのは、なかなか報道されません。 そういう国の暮らしぶりだったり、実際にその国の人がいたりするので、貴重な交流が出来るわけですね。 大国のパビリオン周りとは、また違った楽しさがあると思うのです。 そんな太平洋館の雰囲気をちょっとご紹介します。 マーシャル諸島 ソロモン諸島 フランス領ポリネシアでは、お兄さんが気軽に写真撮影に応じていました。 ユニークな切手を発行して国家財政の助けにしているツバル。 ニウエ キリバスの子供たち 人型の置物は各国にあるのですが、国によって表情が違います。 これはトンガ。 バヌアツ パプアニューギニア さて、こうしてパビリオンを回っているときに、事件がありました。 パスポートに押してもらう”スタンプ”が事の発端です。 スタンプラリー形式になっているのが中国人にも大人気でして、各パビリオンのスタンプを押してもらうブースには人が殺到しています。 場合によっては、入場の列よりもこちらの列の方が長いぐらいになっていることもあります。 きちんと列に並ぶよう柵が設置されているところは良いのですが、そうでないところでは、横入りは当たり前の世界が繰り広げられています。 「スタンプを早く押せ!」とばかりに、あちこちから手が伸びてきてスタンプを要求する。 我先にと人を押さえにかかったり、何食わぬ顔で横入りしてくる人が後を絶ちません。 こういう図式があちこちで繰り広げられています。 私も、そのマナーの悪さには、辟易しました。 この応対が嫌になってしまった国のパビリオンでは、スタンプ自体を撤去しているケースすらあります。 そんな中、あるパビリオンで、中国人の女性ボランティアスタッフ(おそらく大学生)が「並びなさい!」と怒り気味に交通整理をしていました。 しかし、それになかなか従ってもらえません。 そのうち、やりとりを聞いていなかった人が後ろからやってきて横入りし始め、「だったら負けないわよ」とばかりに話を聞いていたはずの人も、横入りし始める始末。 この様子を見ていて、件のスタッフがキレました。 なんであんたたちは、並べって言っても並ばないのよ! 恥ずかしいと思わないの! と、ものすごいかんしゃくでまくし立てます。 今まで、よほど腹に据えかねていたのでしょう。 それが一気に爆発したのだと思います。 これには、パビリオン(外国人)のスタッフが驚いて、なだめに入るほど。 ところが怒鳴りつけられた方は平然として、相変わらずスタンプを押してもらおうと争っています。 ・・・嗚呼、ここは中国。。。 この国のインテリ層は、海外と自分たちの文化レベルの違いを認識して、それをどうにかしようと必死です。 万博のスタッフは、一生懸命先進国並みのサービスを提供しようと、懸命に頑張っているのだと思います。 しかし、残念ながら一般の民衆は、そんなことはお構いなく、自分勝手な振る舞いばかり。 特に、地方からやってくるおのぼりさんには、スタッフも相当手を焼いているようです。 「中国社会の縮図ですなぁ・・・」と思わされた事件でした。 次は、お茶好きにとっては外せない、国連館へ向かいます。 続く。 一朝一夕には変わりませんね(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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