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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:旅行
七宝老街から、駅のある大通り(漕宝路)まで出てタクシーに乗ります。
目指すのは九星茶葉市場。 九星は郊外の工業団地のようなところにあり、一帯は様々な商品の卸売市場になっています。 かなり広いので、”茶葉市場”と言ってもタクシーの運転手さんは分からないと思われます。 →Google Maps 15分ほどで到着しました。 ズラッとお店が並んでおります。 中に入ると、アーケードになっています。 1店舗1店舗の規模が大きいですし、お店の数も結構多いので、かなり広く感じます。 上の写真でも、奥の方までかなり距離があるのが分かると思います。 いやー、スケールが大きい。 ぐるぐると回ってみると、茶葉はもちろんですが茶器も揃ってますね。 おなじみの風清堂の店があったり、電気ポットを豊富に取りそろえているお店があったりもしました。 その中で、私の使っている電気ヤカンメーカーの代理店を発見。 お店で同じものを発見したのですが、残念ながら200Vのものしか扱っていないそうです。 茶器や茶道具は店の規模が大きい分、展示も豊富なので、市内の市場よりも探しやすいかもしれませんね。 さて、日没まで時間もないので、お茶を買いたいと思います。 なにしろ、この工業団地のような場所だと、タクシーもそんなに走ってないんですね。 タクシーが捕まらない場合は、最悪、近くの星中路駅まで約2km弱を歩かなければいけません。 その可能性を考えると、暗くならないうちにお買い物を終了しておこうと。 私の買いたかったお茶は、ちょっと変わってるので、あまり取扱店が見つかりません。 その中で、店員さんの感じが良さそうで、かつ通りに面してわかりやすい、こちらのお店に突撃してみました。 あ:金駿眉ありますか? という、マニアックな切り出しで入店w お店のお姉さんに、自分で飲む分か商売用かと聞かれます。 ふむ。 茶葉市場の店は、どこも価格を複数用意しているようですね。 小売には小売用の価格、卸売には卸売用の価格。 もちろんお店によって差はあるのでしょうが、上海の茶葉市場は卸売だけでなく、小売にも柔軟に対応できるのだと分かりました。 そうだと分かれば、こちらも遠慮無く小売りのロットでお願いできるというものです。 台湾だとお土産物用途の店を除けば、最低ロットが大体4両(150g)なんですね。 あちらの人は、一般人でも気に入ったお茶をドーンと斤単位で買う習慣なので(苦笑) #台北の林華泰あたりに行くと、その差が一番よく分かると思います。 ところが大陸の小売りの最低ロットは1両(50g)のことが多い。 これは、色々なお茶を買いたいとき、特に高額なお茶の時は助かります。 こういうところが、商習慣と消費文化の違いですね。 どちらが良いというものではなく、まあ郷に入れば郷に従えです。 * * * * * * さて、金駿眉ですが、お値段的にいわゆるホンモノとされている武夷山・桐木産のものではないと思うのです。 しかし、金芽びっしりな感じで雰囲気は出てます。 甘みもしっかりあって、濃厚でなかなか美味しいと思います。 あわせて銀駿眉も出してもらいました。お値段はそう変わりません。 新芽が少なくなって、がっしりとした感じの茶葉です。 飲み比べてしまうと、こちらの方が確かにバランスが良くて美味しいんですよね(^^;) 金駿眉・銀駿眉は、まだ基準が確立していないので、それがたとえ桐木産でなかったとしても「これがホンモノ」「これがニセモノ」とは言い切れません。 どちらも雰囲気をつかむ勉強用にはなると思うので、少しずつ購入。 次に、 安吉白茶はどう? というお勧めに従って、安吉白茶を試飲。 いくらのにするか、値段を聞かれました。 どこでもそうですが、現地の相場を知らないと良いお買い物はできませんねぇ。。。 3年前に杭州の茶葉市場で安吉白茶を買ったときのことを思い出し、その金額を指定して茶葉を出してもらいました。 しかし、茶葉を見た瞬間、 むぅ、かなり緑がかっている・・・ どうも明前茶ではなく、二番茶という感じです。この値段では、このランクということですね。 #早い時期のものであれば、もうちょっと茶葉が黄色っぽいというかクリーム色な感じなのです。 収穫時期が遅い分、旨味の元のアミノ酸の量がやや少ない気がしましたが、そのかわり、しっかりとしたお茶の味が出ています。ある意味、日本人好みかも。 作り方も悪くなく、これは値段の割には悪くないと判断し、購入。 それにしても、安吉白茶の値上がりのペースは、恐ろしいものがあります。 多分、3年前に私が買ったグレードのお茶は、今買うなら1斤2000元(500gで約3万円)ぐらいすると思われます。 気軽に飲めるお茶ではなくなってしまいました。。。 場所もわかりやすく店員さんの感じも良いので、このお店、結構良いかもしれません(^^) 日本人も来ていると言ってました。 九星茶叶批発市場 住所:上海市閔行区九星茶叶区(星友路×星東路) 交通:地下鉄9号線 星中路駅下車。そこからタクシーがお勧め。通りの名前を記載したメモ(簡体字)を見せるのが一番確実です。歩く場合は約2kmですが、工業団地のような場所で歩きにくい上、人通りが多いわけではないので、時間帯には要注意。帰りはお店でタクシーを呼んでもらうことをお勧めします。 ※訪問したお店は、康泰茶業さん。星東路沿いの一番奥のお店です。 さて、帰り道ですが、ちょうどタクシーが走ってきたので、それを捕まえて乗車しました。 最初は、ラッキー♪と思ったんです。 しかし・・・この運転手のオジサンがかなり怪しい。 近くの駅を指定したら、分からないと言います。 おそらく近すぎて行きたくないのだろうと判断し、しょうがないので、3駅ぐらい先の駅を指定。 納得して運転し始めました。 ただ、運転の様子がどうも危なっかしいのです。 ハンドル操作がフラフラしてる感じ。 注意深く車内を見渡してみると、乗務員証の写真は女性・・・ どうも1台の車を借りて営業しているという、中国に良くあるパターンのタクシーのようです。 これで確信しました。 このタクシーはヤバイ。。。 私とNoraさん、ともかく近くの地下鉄の駅に着いたら降りようということにしました。 顔を引きつらせて周囲の車に注意しながら乗っていましたが、なんとか無事に2駅先の地下鉄の駅を発見し、そこで下車することができました。 いやー、怖かった。 ・・・とまあ、流しのタクシーを拾うのも結構危なかったりするので、九星からの帰りはお店で車を呼んでもらうことをお勧めします(汗) 夕食は、インド料理店で。 お客さん、他に誰も来なかったんですが(((((^^; でも、この羊がメチャクチャ美味しかった! ちょっぴりスパイシーで、骨の周りのお肉がたまりません。 <追記>お店の名前、Noraさんに教えていただきました♪ Patiala Pearl 長寧区武夷路418弄3号(×定西路) 明日は実質最終日。 万博3日目です。 続く。 やっぱり、私タクシーに乗っちゃダメなんでしょうか(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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