|
テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶
3秒で飲めるプーアール茶なるものを1つ頂きました。
以前、ニュースでご紹介したこともあるのですが、実物を見るのは初めてです。 原料にはプーアール熟茶から取り出したエキスを使っているそうです。 試しに鑑定皿にあけてみました。 これで0.5gです。 なるほど。 インスタントコーヒー的なもう少し大きい粒を想像していましたが、ココアのような細かいパウダー状になってますね。 これは確かに素早く溶けそうです。 300ccに1包だそうなので、トールグラスにお湯を注いで、粉をぱらぱらと。 ジワーンと溶けていきます。 3秒で飲むには、ちょっとかき混ぜた方が良さそうです。 できあがりはこちら。 真っ黒ですが、濁りもなく、意外と美味しそうなプーアール熟茶のように見えます。 さて、肝心のお味ですが。。。 とてもクリアだと思います。 日本で販売されている安物プーアールにありがちなカビっぽさ、ホコリっぽさというのとは無縁です。 ただ、余韻とかもほとんど無くて、ゴクゴクとペットボトル飲料的に水分補給に飲むぐらいのイメージです。残念ながら、嗜好品ではないですわね。 でも、水にも溶けやすそうなので、確かに便利ですよね。 全部溶けちゃうので、ティーバッグの処理も必要無いですし。 このタイプの製法は、お茶の飲み方の裾野を広げる可能性はあるかもしれません。 龍井とか鉄観音とか紅茶とか、バリエーションが増えたら結構面白いと思います。 * * * * * * 中国はお茶の母国なので、国民がみんなお茶を飲んでいるように思われるのですが、実際はさにあらず。 歴史的・経済的な事情もあり、温かい飲み物というと依然として”白湯”という人たちが多いのです。 ”茶為国飲”(お茶を国民的な飲料に!)というキャッチフレーズがわざわざ作られるぐらい。 「(徐々に豊かになってきた)国民にお茶をどう飲ませるか?」 これこそ、中国の国家的なプロジェクトだったりします。 このお茶は、そんな国策にはピッタリのお茶だと思います。 それが良いか悪いかは別として。 次も変わり種プーアール♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.26 23:17:58
コメント(0) | コメントを書く
[お茶] カテゴリの最新記事
|