ここのところ「中国茶の入門書を紹介して」と言われると、答えるのがかなり難しい状況が続いていたのですが、1つの答えが見つかったようです。
本日発売のエイムック「中国茶の基本」。
なかなかストレートなタイトルの本(ムック)ですが、ざざっと流し読みしてみました。
細かいところはよく見ていませんが、全体としては、なかなか良い出来ではないかと思います。
なにより、ムックということでビジュアルで楽しめ、中国茶の本にありがちな重たさが少なくて良いですね(^^)
#なにしろ漢字が多いから重たい印象になるんですよねぇ。どうしても。
序盤は、自宅でお茶会の様子やカフェの紹介などで、中国茶の「癒し」な感じを写真で上手く見せています。
なかなか掴みが上手な印象です。
で、中盤からは、お茶の基礎知識のレクチャー。
淹れ方もきちんと紹介されていますし、茶葉の図鑑的な内容がかなり充実しており、参考書として手元に置いておける感じです。実用性もありますね。
後半は中国茶の楽しみ方を深める方法といった感じでしょうか。
茶芸や闘茶なども紹介されている他、台湾のお茶旅行ガイド的な要素も入っています。
そしてお約束?の茶器や茶葉の紹介。
地方も含めて、色々なお店の商品が取りあげられていて、なかなか楽しい感じです。
さて、通して読んでみて「上手いなー」と感心したのは、色々な方に声をかけて話を聞いている、というところでしょうか。
話を聞きに行っている先も割と的確な印象を受けました。
かなり多くの専門店の方が登場しており、業界を上手に巻き込んでる感じがします。
この本、きっと売れます(笑)
ちなみに、
12月17日、18日に開催される地球にやさしい中国茶交流会にお越しいただくと、この中に出ているお店の商品が、お買い物できますよ~
・・・出版に便乗して、宣伝してみましたw
この本、ムックなので在庫の捌ける足が速いかもしれません。
気になる方は、お早めにどうぞ。
「中国茶の基本」
エイムック2276
えい出版社
定価1,200円+税
雑誌62040-01
ISBN978-4-7779-2136-2