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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:Welcome中国茶
さて、六大分類の理屈が分かったところで、実践編です。
<未知のものを知る唯一の方法>初めて中国茶を学ぼうとする方にとって、中国茶のほとんどは、未知なる味と香りの飲みものだろうと思います。未知のものを知るためには、どうしたら良いでしょうか? 自分の今までの経験に無いものを学ぶ場合、方法はこれしかありません。 習うより慣れろ です。 ”中国茶の学び方”という看板を掲げているのに、こんなことを言うのは恐縮です(^^;) でも、これが一番大事なんです。 いろんなお茶を飲んでみて、お茶の味と香りを自分の五感で感じるのです。 ・・・とはいえ、手当たり次第、好きなものを飲めば良いというわけでもありません。 やっぱり、近道というか攻略法があるんですそれを伝えるのが、この記事の役目デス。 <六大分類に沿って飲んでみる>中国茶はたくさんのお茶があるので、何を飲めばよいのか迷ってしまいそうです。私が初心者の方にオススメするのは、 六大分類の各茶類のお茶を、2,3種類ずつ飲んでみるというものです。 六大分類のお茶の他に、ジャスミン茶に代表される「花茶」という分類もあるので、これも合わせると、大体15~20種類ほどになるでしょうか。 これを、短期間のうちに、一通り飲んでみることをオススメします。 #具体的にどんなお茶をどんな順番で飲むと良いかは、次回の記事で。 なお、初めて飲む場合は、あまりにたくさんのお茶をいっぺんに飲むと分からなくなってしまうことがあります。 何日かに分けてチャレンジすると良いでしょう。 このようなことをオススメするのには、理由があります。 未知なる世界への探検でもある、「海外旅行」をイメージしてみましょう。 初めて訪れる国で、言葉も通じず、土地勘もない場合、最初からマニアックな路地にズカズカ入っていきませんよね? 多くの方は、最初はメジャーな観光地を回ってみると思います。 場合によっては、パッケージツアーでガイドさんに連れて行ってもらうかもしれません。 定番スポットを巡りながら、ぐるりと街を回ってみると、だんだん土地の雰囲気というのが掴めてきます。 その土地の空気に触れ続けることで、土地勘ができてくるんですね。 自分が好きなエリアや興味深いと思う対象も、街を回っているうちに見えてくるでしょう。 そうなってきてから、「徐々にローカルな場所を散策してみる」「ちょっとマニアックな場所へ行く」ようになるはずです。 中国茶という新しい世界を旅するのも、これと全く同じ原理です。 定番を巡りながら、少しずつ、中国茶の世界の土地勘をつかんでいくのです。 最初は、メジャーなお茶を六大分類に沿って一通り飲んでみて、 「おお、こういう香りと味なんだ」というのを、まず自分の舌で感じてみましょう。 色々飲んでいくうちに、中国茶の世界というのが何となく見えてくると思います。 <ウンチクよりも自分の感性>最初に色々飲んでいく際に注意すべきことがあります。余計な情報を覚えることに集中しないことです。 お茶には色々なウンチクだったり、さまざまな情報がついて回りますが、最初はあまり深入りしないことです。 それよりも、 「えっ、お茶ってこんなに味わいが深いものなの?」というような、新しい味や香りの感覚・驚きを、自分の舌で感じることに集中して下さい。 そして、そのお茶の印象や好みかどうかをメモっておくと良いでしょう。 最初から、お茶の謂われや歴史、製法といったことを覚える必要はありません。 まずは、味わいの違いと自分の好みを知ることからスタートでいいと思います。 初心者のうちは、「自分の好みを知る」というのが、とってもとっても大切なんです。 なぜなら、お茶に関する会話をするのがスムーズになるからです。 「どんなお茶を好きか」というのは、お茶好き同士のもっともベーシックな共通言語なのです。 たとえば、中国茶専門店に行ったとすれば、こうなります。 あなた:最近のオススメのお茶は何ですか?と、非常にスムーズな会話で、お買い物が出来るようになります。スバラシイ。 中途半端な知識を覚えようと必死になるよりも、色々お茶を飲んで、自分の感性に問いかけ、好みの傾向を探ること。 最初は、とにかく、そこに集中しましょう。 それが一番の近道なのです。 さて、次はどんなお茶を飲んだらよいのかのリストを提示してみます。 続く。 にほんブログ村 百聞は一飲にしかず! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.05.13 23:40:35
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