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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2012.05.29
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カテゴリ:茶の種類・品種
ここ1週間ほど、なんだか頭がもやーっとした状態でした。
風邪でしょうか。あるきちです。

さて、連日、今年の新茶をあれこれ飲んでおります。
今日は金萱茶。

金萱茶葉


金萱茶というと、「ミルクの香り」「バニラの香り」というような香りばかりがクローズアップされがち。

が、こちらのお茶は、そうした印象からすると香りは控えめです。

金萱茶水


蓋碗の蓋の裏に、ほのかに、しかしハッキリとしたミルク感がある感じです。品種香ですね。
その一方で、台湾烏龍らしいフラワリーな香りもします。こちらは発酵の香です。

これが金萱の適正な香りの状態ではないかと思います。
あくまで烏龍茶な香りに、奥ゆかしいミルクな香りが隠れている感じでしょうか。

もう1つ、金萱というと味が軽やかと言います。
ややもすると、余韻がないというような表現をされたりします。

が、このお茶を飲んでみると、軽快なトーンの余韻があるように感じます。
青心烏龍種の余韻がドドドーンという感じなら、金萱種はタタターンという感じです。
分かりやすくはないけれど、きちんと余韻は感じます。

金萱茶殻


茶殻を見ても、発酵は適正。
良いお茶の仕上げだと思います(^^)


こういうのを飲むと金萱というお茶も、きちんと評価し直さないといけないお茶だと思います。

「金萱=ミルクの香り」「金萱=量産品種」「金萱=味が薄い」のような方程式は、そろそろ取っ払いたいものです。



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Last updated  2012.05.29 22:05:05
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