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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2012.05.30
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カテゴリ:お茶
今日は文山包種茶を2種類飲んでみます。

まずは腕が良いと有名な茶農家さんの文山。

文山茶葉


見た目は割と普通です。
最近のコンテスト狙いにありがちなお茶ではないですわね。

文山茶水


蓋碗の裏に残る香りは、爽やかな感じの普通の文山・・・と思いきや、クッと甘い感じに変化します。
む、これは期待できそうなお茶です。

飲んでみると、やはり最初は爽やかな口当たりなのですが、徐々に甘い香りに変化。
数煎続けて飲むと香りが喉元に溜まってくる感じで、香りの余韻がしばらく続きます。
良い意味で「酔わせる」お茶です。

茶殻を見て納得。

文山茶殻


ちゃんと発酵させてますね。
茶葉も柔らかです。技法だけではないですね。

一般的には爽やかで緑茶のような・・・と表現されがちで、実際、「爽やか」だけで終わってしまうお茶も多い文山。
でも、こういうお茶を飲むと、やはり烏龍茶なのだな、と再確認できます。



続いて、とある有機茶園の文山。

有機文山茶葉


茶葉を見ていただくと分かる通り、ガサッとしています。
茎を取る前の毛茶(荒茶)です。

この段階で評価をするのはまだ早いのですが。

有機文山茶水


蓋に残る香りは爽やかなところから、ややミルクっぽい香に変化します。
こちらも期待できそう(^^♪

味わいは、有機らしいクリアなストレートさが印象的です。
「濃い」というより「強い」お茶です。
強いと言っても、力を誇示するオラオラ系の強さではなく、信念を曲げない意志に似た強さです。
一本、芯が通っていると言いますか。

このへんが有機の力なんでしょうね。
味わいの余韻も続きますし、身体を緩めるタイプのお茶です。
#私が飲むと頭痛がする系のお茶です(^^;)

有機文山茶殻


茶葉は決して美しくはないですが、力に溢れています。



同じ文山とはいえ、技法を持ち味にしたお茶もあれば、土作りから始まる素材の美味しさを持ち味にしたお茶もあります。

なかなか面白い2種類の文山でした(^^)


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Last updated  2012.05.30 21:26:08
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