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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶のイベント・勉強会など
台湾から帰国後、すっかり仕事の山に忙殺されております。あるきちです。
先週日曜日に烏龍茶職人の浦山さんが、上京して初のイベントをされるということだったので、滑り込みで参加してきました。 随分日が経ってしまったので、いまさら感がありますが、簡単にレポを。 会場は、経堂の茶泉さんです。 駅から近く、間口が広くて明るいので、入りやすい感じのお店です。 こういう中国茶専門店は少ないので貴重ですね~。 お店の入り口付近は販売コーナーで茶器や茶葉が販売されており、奥は十数席ほどのティーサロンになっています。 今回のイベントは、このティーサロンを使って行われました。 ブログ「烏龍茶職人」を書いている浦山さんは、台湾の農家で2年間、製茶の修行を行い、昨年帰国。 現在は、Tea Bridgeを設立し、台湾茶の専業バイヤーとして活動されています。 私、ここ2、3シーズンほど、浦山さんの買い付けたサンプルをいくつか飲んでいますが、どれも個性が立っていました。 良いお茶を1シーズンだけ引いてくるのは、運が良ければ?素人でもできるかもしれませんが、こういう個性の立つお茶を毎シーズン揃えてくるというのは、「これは、なかなかの実力者・・・」と、飲んだお茶から勝手にイメージしていました。 今回のイベントは、今年の台湾春茶の状況をバイヤー目線で紹介するというものでした。 まずはベーシックな情報として、台湾と日本のお茶の流通の違いだとか、茶商というお仕事の中身を紹介されていました。 「お買い物」と「仕入れ」の違いは、なかなか一般には理解されないところなので、こういうのは大事ですねぇ。 そうしたところを踏まえて、今季の産地の情報を。 私も先日の台湾入りで、天候不順についてはかなり聞かされていて、お茶を飲んでも「ありゃ?」と思うのが多かったのですが、実際に産地を回ると、より状況は深刻だったようです。 とはいえ、全部が全部ダメなわけではなく、良いものも少しはあるので、そういうのをどう引っ張ってこれるか。 今年の春茶は、バイヤーの力が本当に試される状況だったようです。 この他、最近の台湾のマーケット動向があったり、製茶に夢中?な方からの突っ込んだ質問についての回答などを聞いていると、「なるほど~」と思うことも色々あり、2時間ほどの会とは思えない濃い時間でした。 それにしても、やはり現地で修行派の方々の経験やキャリアというのは、非常に貴重だと思います。 日本人でありながら、蘊蓄聞きかじり的な内容でお茶を学んだのでは無く、実際に肌で感じ、手や舌が覚えている、というようなキャリアを積んでいるわけですからね。 既に老舗の部類に入りそうな所だと、台湾茶ドットネットの大倉さんや焙茶工房しゃおしゃんの前田さん、最近では上海小町さんや、オリエンタリズムジャパンの渡辺さんなど。 こういう方々の持っている貴重な経験を、日本のお茶好きさんと上手くシェアできる仕掛けがあると、お茶好きの”炎”は、さらにメラメラとするのではないかと思いましたw 何か考えたいですねぇ。 にほんブログ村 私はこれから名古屋です(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.26 01:02:38
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