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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2014.10.19
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1ヶ月も前の話で恐縮です。
エコ茶会の1週間前に、茶文化空間「香流」さんの一周年記念茶宴に参加してきました。

茶文化空間「香流」さんは、横浜・中華街のすぐそばにある中国茶教室・サロンです。


元町・中華街駅近くのイタリアンレストランを借り切って行われた今回の茶宴。

最初、「イタリアンレストランで、100人ぐらいが来るお茶会」という話を聞いて、正直、全くイメージが付かず「?」という感じでした。

が、実際、会場に伺ってみると納得。

会場。広いデス


お店を貸し切りにした立食パーティー風の茶宴だったんですね。

立食パーティーだと、ライブでお寿司を握ったり、ローストビーフを切ったりする人がいると思います。
あそこに茶席があって、その場でお茶を淹れてもらえる・・・ってイメージですかね。

今回の茶席は、茶種ごとに5テーブルあり、各3種類のお茶を順番に淹れていたので、テーブルをグルグル回ると、合計15種類のお茶が飲めるという趣向でした。
なかなか珍しいお茶が色々とありましたので、ざざっとご紹介。

緑茶席
緑茶
山谷双井茶、廬山雲霧、安吉白茶

白茶黄茶席
白茶・黄茶
白毫銀針、有機白牡丹、蒙頂黄芽

青茶席
青茶
阿里山雲霧、老樹蜜蘭香単叢、わたあめ鉄観音

紅茶席
紅茶
湖北省紅茶、英徳九号、義寧老紅

黒茶席
黒茶
茗香陳餅1999生餅、棗香磚茶、雲南省公司沱茶2010生茶

と、以上5テーブル。

加えて、ヒロエさんの白茶果工作室のお菓子テーブル。

お菓子テーブル


月餅の他、その場でお茶アイスを盛りつけてもらえるデザートコーナーでした。


そして、奥の別室には、うらりんさんによる茶藝披露茶席。

茶藝披露



バックはハリーポッターみたいな雰囲気ですが、こちらで棚橋先生提供の河紅茶を淹れていました。


今回の茶宴の来場者は130名以上にもなったそうで、スタッフの方も合わせれば150名ぐらいが集まる盛大な会。
棚橋先生や岩間先生など、ゲストも豪華な顔ぶれでした。

私はエコ茶会のちらしを持って、PRに励みましたw



<麗香茶課>

今回の茶宴の場で紹介されたのが、この秋から新しく始まる「麗香茶課」。

ちょしさんの主宰されているSalon de Leecha麗茶と茶文化空間「香流」のコラボ企画である茶文化講座です。

お茶を一通り学び、知識をある程度保有している人たちを対象に、茶文化についてより突っ込んだ内容を勉強していく会だそうです。
ちょしさんや香流主宰のカトリーヌさんがメイン講師になるというのではなく、色々な先生を招いて、茶文化についての講演会や勉強会を開催していくのだとか。

会員制度をとることにしており、少人数の勉強会は会員のみ。
大規模なセミナーを開催する場合は、会員の受付を優先し、残りの席を一般公募というイメージのようです。

会員になっておいて、興味のある講座に実費を支払って参加していくというカフェテリア方式ですね(※会員価格で参加できるそうです)。


こういう講座、今ならニーズがあるのかもと思います。

というのも、昨今は国内外で中国茶を一通り勉強し、中国の茶藝師・評茶員資格だったり色々な組織のインストラクター資格などを保有している方も増えてきました。
中国茶の知識を有する人の裾野は、かなり広がっていると思います。


が、はっきり申し上げますと、どこの講座でも、そこで学べることは、お茶の世界の一部分だけです。

教授する方の得意分野についてはある程度詳しくなれるかもしれませんが、1人の先生に師事するだけで全ての知識や技術を網羅できるほど、お茶の世界は狭く浅くはありません。

色々な方に教えを請いつつ、数多くのお茶をじっくりと味わい、時間をかけて少しずつ前進していく必要があります。


かくいう私も某所で1年間勉強してインストラクター資格を取りました。
が、取得したばかりの段階では全然自信は持てなかったですね。
あまりにも知らないことが多すぎて、「これは1年程度勉強したぐらいでは、全然話にならないな・・・」と思いました。

ましてや「人に対して教えよう」とか「店をやろう」なんてレベルでは、到底なかったですね。
もちろん勉強したことは、その後、自分で情報や知識を得ていく上での基礎知識にはなったんですが。

私の場合、そこから評茶員の勉強をしてみたり、別の団体がやっているセミナーに参加してみたり、茶農家さんのところへ通ってみたり、お茶会に行ってみたり、産地でお茶を買って騙されたり、現地で本を買い漁って読んでみたり、現地のネットの情報を引っ張ってみたり・・・

そういうことを繰り返して、ようやく「多少は知ってます」という感じです。
結構な手間&授業料&回り道をしていると思いますので、こういう道はオススメできません。
なので、その苦労を軽減するような方法というのを色々提案しています。
#エコ茶会だったり中国茶情報局など、私のやっているものは、その1つの方法論の紹介でもあります。


今回の講座は、そんな「お茶を一通り学んだけど、まだまだだな」と感じている人たちには、役に立つのではないかと思うのです。
全てを依存するのは無理だと思いますが、基本のその先を学ぶための1つの情報源になると思います。

会員制というのも、有名な先生に講演をお願いするのにも、ある程度の人数が必要です。
そういうときは、個人よりもグループの方が強いんですよね。

年会費は2,000円ほどかかりますが、「一通り勉強したけれど、もう少しお茶を知りたい」という気持ちを持っている人ならば、有効に活用できるのではないかと思います。

詳細は、ちょしさんのブログのこちらの記事にて。

今月末で締切なので、お早めにどうぞ。



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Last updated  2014.10.19 22:26:40
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