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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:お茶のイベント・勉強会など
今年も府中・郷土の森博物館で開かれた、一人一席春のティーパーティーに参加してきました。
天候がいまひとつということで、今年は2日間とも趣ある建物の中での開催に。 会場の中はこんな感じですね。 なかなかの盛況ぶりでした(^^) 年々、人が増えてきているように感じます。 今年は淹れ手の方も増えて、全12席。 私はスタートの11時から15時の終了まで茶席巡りに専念した結果、7席を回りました。 2日間みっちり参加しないと全部は回れませんね(^^;) 回った席をざざっとご紹介していきますと・・・ まずは極楽天山さんの「烏龍茶席」へ。 東京の中国茶界隈でこの人を知らなかったらモグリ?な、Tさま持参の伝統鉄観音を淹れていただきました。 茶席では、中国茶好きが旨味がたっぷりすぎる日本茶を飲むとどうなるか、という雑談をしていましたw つづいて、ken-bowさんの「デミタスカップdeプチ日本茶カフェ」へ。 ベタベタな日本茶というよりはちょっと洋な感じで気楽に日本茶というコンセプト。 グラスに注がれたお茶は、ブドウのような香りが特徴の香寿・半発酵茶の水出し。 続いて同じお茶をお湯で抽出したものを3煎飲み、さらに同席の方のリクエストで高千穂の釜炒り茶・極を。 お茶請けにはken-bowさんが焼いてきた茶葉入りクッキーを。 ずっと座っていたら、メニュー全種類のお茶が飲めそうな勢いでしたが(笑)、他も回らなければならないので、2種類で席を後にしました。 次は、俳茶居さんの席へ。 こちらでは拉拉山の烏龍茶と武夷山で進境著しいメーカーの武夷星の大紅袍を。 パッケージがタバコだ!とワイワイ言いながら飲みましたが、なかなか余韻のある美味しい岩茶でした(^^) 続きまして、柴寅ぼんじりさんの「品種『いずみ』とお茶遊び」へ。 「いずみ」という品種名でピンと来る人は結構マニアックな方だと思いますが、かつて釜炒り茶用に開発された日本の品種なんですね。 そのままだとちょっと渋みのある感じなんですが、これが発酵させると、なかなか香りの豊かさを持ったお茶に化けてくれるんですね。 柴寅ぼんじりさんは、この品種に魅せられ、この品種を追っているという非常に興味深い方。 一度は幻と化した、いずみを復活させた農家さんが茨城県のさしま茶の産地におり、そこへも足繁く通っておられるそうです。 今回は、まずはいずみの緑茶を飲んでみて、その後に茨城の猿島(←これで”さしま”と読みます)で作られた烏龍茶(写真右)と静岡で作られた烏龍茶(写真左)を飲み比べてみました。 緑茶はやっぱり少し渋みがあるのですが嫌な渋みでは無くて、なかなか爽快な味わいです。 これが烏龍茶になると、渋みが消えて、その分、香りに転化するような感じです。 作り手の差は結構ハッキリ出ていて、猿島烏龍の方は清らかな文山包種茶に似た感じの仕上げに。 大変良く出来た包種茶で、下手すると台湾の安い包種茶よりも美味しいですw もう一方の静岡のものは、丸子の二六さん作なのですが、こちらは少し赤みがかった水色で、ちょっと高めの発酵度に挑戦しているようです。 こちらは香りが甘く濃厚なタイプに仕上がっています。 ただ、味に強い渋みなどは無いので、非常に飲みやすくなかなか面白いお茶だと思いました。 この席、個人的には大ヒットだったのですが、私は大いに反省しなければなりません。 席主の柴寅さん以上に私がべらべら話してしまったので・・・ 滅多に見ない、さしま茶にスポットライトを当てていただいたので嬉しくて、つい(^^;) #さしま茶の産地は私の地元なもので・・・ 続いて、ユエシトカさんの ちゃぶ台カフェ「月台yuetai」へ。 こちらは今回は”宮崎推し”の席で、宮崎のお菓子と宮崎のお茶が楽しめました(^^) 私は宮崎茶房さんの国産紅茶をお願いしました。 国産紅茶、なんだかぼんやりした味だね・・・というものが多い中、これは違いました! バシッと輪郭が出ていて、大変美味しいお茶でした。 もちろん淹れ方もあると思うのですが、美味しい国産紅茶があることは知ってもらえたのではないかと~。 たっぷりのお菓子とともに楽しみました(^^) 室内はここまでにして、博物館の軒先で開かれている茶席へ。 最初はいっしーさんの「お茶とお菓子と大阪と」。 なぜか、お餅の写真(((((^^; 自宅で搗いたお餅をお茶請けとして提供されていました。 このほか、自作の琥珀糖なども。菓匠いっしーさんな感じでしたねw が、お菓子ばかりではなく、お茶選びも素晴らしくて、大阪の人が一般に飲んでいる宇治茶、それのちょっと良いヤツという大阪の人たちの嗜好がちょっと分かるようなものも。 関東との好みの差がハッキリと分かりましたね。 それから、お餅の後には奈良の大和茶のほうじ茶を。 これがお餅に合っておりました~(^^) 最後に川谷先生の「インド・アッサムのチャイ」を。 スパイスを利かせたお茶なんですが、これがなかなか新鮮でした~(^^) やはりスパイス使いの上手な国民性なのかしら、と思いました。 お手製のレモンクッキーとの相性も良く、最後まで堪能させていただきました。 色々なお茶が飲めただけではなく、席主の方や同席した方とのお話なども楽しく、あっという間に4時間が過ぎていました~。 元々は野点がベースで、お茶の好きな方がとにかく飲んで欲しい、という感じで運営されているので、非常にアットホームな感じのイベントでした。 何より淹れ手の方とかの姿を見ていると、なんだか自分もお茶を淹れたくなるから不思議ですw 来年も是非参加したいと思います(^^) にほんブログ村 楽しいお茶会でした♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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