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テーマ:中国茶好き集まって!(926)
カテゴリ:旅行
お茶は、比較的良いイメージがあるからなのか、これを悪どい商売に使う輩がおります。 ネットを検索すると、被害にあった方の体験談などが載っていますが、手口を簡単にご紹介すると、 1.街頭で声をかけて、仲良くなる(主に英語らしいです)。 時間もあるし、折角だから、本店の行列に一度は並んで買ってみよう!と思い立ちました。 #今までズルして2階で食べてたのでw で、地下鉄に乗って、豫園へ。 豫園駅を降りると、そこは人でごった返しておりました。 駅の出口を出て、横断歩道を渡りました。 えーっと、ここからどういう道順だったかな、と考えながらスタスタと人の流れについて歩いていると、後ろから声をかけられました。 中国語だったと思いますが、英語だったかもしれません。 無視してスタスタ歩いていたのですが、それでも追いすがってくる感じなので、振り返ってみると、20代半ばぐらいの若いカップルの姿が。 スマートフォンを見せて、これで写真を撮って欲しい、と言われました。 このときは中国茶詐欺の一派だとは思わず、ああ、それぐらいなら良いよ、と引き受けてしまいました。 で、豫園駅を出たところの交差点をバックに写真をパシャリと。 特に何か雰囲気のある建物の前というわけでもなくて、「何でこんなとこで記念写真?」と不思議だったんです。 さらに写真を撮る時のリアクションが、向こうから「いー、あーる、さん!」と掛け声をかけるなど、ノリノリな変なテンションだったんですね。 ・・・こういう変にノリの良い中国人は、個人的な経験上、怪しさ満点です。 そこで、「ああ、こいつらには関わらない方が良い」という勘が働きました。 何よりも、「早く行列に並んで、小籠包を食べなければ行けないのだ。邪魔すんな」という、食い気が勝っておりました。 なので、「あなたの写真も撮ってあげよう」「どこの国の人ですか」という英語の質問をガン無視して、「じゃーねー」と手を振って、さっさとその場を離れました。 中国の道端で声をかけられた見知らぬ人間に「私は日本人です」なんて言いふらして歩く気もないですし。 ・・・と、実はこれだけだったのですが、「ひょっとして、あれは噂の中国茶詐欺だったんじゃ?」と気づいたのは、小籠包を買って、食べ終わった後です。 食い気が知らず知らずのうちに詐欺を撃退したわけですw この経験だけでも、この詐欺集団は非常に組織的な犯行だと感じました。 まず、声をかけてくる人の身なりが、割ときちんとしているんですね。 大学などできちんと教育を受けた感じの、しっかりとした若者が声をかけてきます。 これで油断をする人もいるんじゃないかと。 あと、騙してやろう感が、あんまり感じられないんです。 おそらく、「君たちがやっているのは詐欺では無く、中国と中国の茶文化を海外の観光客に教えてあげるガイドで、その報酬がお茶の代金なのだ」とか、教育をされてんじゃないの、と思いました。 こういう目的意識を受け付けられると、本人は悪いことをしているつもりじゃないので、なおさらタチが悪いという。 最初に「写真を撮って欲しい」というお願いをしてくるあたりも巧みです。 声をかけられた方は「何かをしてあげた」気になりますから、何かをお返しにしてもらうのは、当然なのかな?という気になっちゃうんですね。 で、写真を撮ってもらっちゃったりすると、精神的な貸し借りを1回したことになるので、次からの会話などが断りにくくなるわけです。 心理学的にも良く出来たシナリオだと思います。 そもそも冷静に考えてみれば、道端で声をかけられた人とお友達になって、どこかのお店に買いに行く・・・ってのは、日本にいるときでもやりませんよね? でも、旅先だと、そういうことをしちゃう人も多い・・・ もし声をかけられても、絶対について行かないようにしましょう。 引っかかる人がいなくなって、商売にならなくなれば、こういう詐欺は無くなるので。 とにかく引っかからないことが大事です! にほんブログ村 さすがについて行くヒトバシラーはやりませんw
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