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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2016.01.13
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カテゴリ:旅行
<福寿山農場の近くの茶園へ>

ジョニーの車に先導されて、一行は早速茶園に。
福寿山農場の近くの茶園です。
途中の道には見覚えがありました(←9年前に歩いた人)。

茶畑へ


途中でバスを降り、徒歩で茶園へ。

やってきたのは、こちら。
華剛茶業が契約して栽培してもらっている農家さんの畑です。
梨山の土地の事情はちょっと特殊なので、こうした土地を持っているオーナーさんにお茶を栽培してもらい、それを全量買い上げて、製茶をする、というスタイルが多いそうです。

斜面にある茶園



向かいに見えるのは、ゴンドラでしか行けない茶園として有名な天府農場です。
道路が通っていないので、製茶機械を分解して、ゴンドラに乗る大きさにし、現地で組み立て直して作ったらしいです。
ただ、そんな苦労をして開拓した天府農場ですが、2年後に政府に返還されることが決まっているそうです。
これは大禹嶺とも共通する問題です。

 

茶園では、ちょうど茶摘みをしておりました。

向かいに見えるのは天府農場


ジョニーからは梨山の土壌の特徴の説明などが。
茶摘みの班長さんからは摘み方の方法伝授があり、参加者のみなさんでほんの少しだけ茶摘みをお手伝い。

製茶をする立場から言うと、理想の茶摘みの状態はこんな感じだそうです。

理想の茶摘みはこれですが


が、実際問題、そうはならないんですよね。
農家と茶摘みさんは重量で実入りが決まってくるので、どうしても下に1枚とか場合によっては2枚も余計なものが付いてきます。

柔らかい葉っぱと硬い葉っぱの両方が混在するお茶というのは、水分の抜け方が違いますし、お茶の強度が違うために、製茶は非常に難しくなります。
今回の製茶に利用したのは、このとき摘んでいた茶葉だったのですが、やっぱりそういうものがとても多く、製茶に苦労することになります。

茶摘みは重労働で危険も多く(斜面ですし、虫とか蛇とかも多いですし)、かといって給料が良いわけでも無いので(給料が良い=茶の値段が高いですから)、慢性的に人手不足。
こういう現実の狭間で生産者の人は苦労しているというのが、非常に良く分かりました。


一旦、街に戻って昼食。

レストラン。2階が増築されてました


お、ここは9年前に来たレストランですね。
やはり美味しいと地元で評判のようです。
商売が上手く行っているのか、2階が増築されていました。

ランチ



食事をしながら、天候も良いので大禹嶺に行きますか、ということになりました。
大禹嶺までの省道8号線(実質、一般国道。台湾の場合、国道は高速道路を指すので)が割と派手に崩れるので、どうなることやらと思っていたのですが、天候が良いので、これなら行けるとのこと。

ただ、あまり積極的に連れて行こうとはしていませんでした。
大禹嶺は、非常に厄介な状況下にあって、それが現在進行形だったからです。


続く。


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Last updated  2016.01.13 21:00:52
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