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カテゴリ:お茶のイベント・勉強会など
札幌で開催中のお茶イベント「北の茶縁日和~ぶらり喫茶小道」の初日に参加してきました。
このイベント、南2東3にある北海道神宮頓宮の境内と社務所で7月2日・3日の2日間開催されています。 全部で40弱のブースが設置されていて、さまざまなミニセミナーや聞き茶イベントなども各種開催されています。 初日はあいにくの雨でしたが、聞くところによると、それでも600人ほどが訪れたとか。 「北の茶縁日和」は、昨年、1日間のお試し開催として始まったのですが、来場者が800人を超える盛況ぶりだったとのこと。 そこで今年から日程を2日間に拡大し、今回を「第1回」として定例開催していくことになったそうです。 昨年も、チラチラと噂を聞いており、「そんなものも始まったのか~」と思っていました。 が、とあるネットのインタビューで主催者の方が「浜松町のお茶会に感動し・・・(大意)」と答えているのを見まして。 「これはご挨拶に行かねばなるまい」ということで、呼ばれもしないのに、札幌まで押しかけてきました(笑) ご挨拶は基本ですからね! #決して今が旬の積丹のうにを食べに行きたかったからじゃ無いですよ!片道3時間車を飛ばして食べに行きましたけれども。。。 沢山ブースが出ていたので、主に中国茶関連のブースに絞ってご紹介しようかと。 <会場の様子:境内> 会場の北海道神宮頓宮は、観光客の方も蟹やいくらを買ったり、海鮮丼を食べに訪れる二条市場の近くです。 頓宮とは、円山にある北海道神宮が冬の参拝は困難になることもあったので、その代わりに参拝できる場所ということで街中に設置された出張所?のようなイメージでしょうか。 こちらの境内にはテントが張られ、10軒ほどのブースが出ていました。 入ってすぐの左側にはニセコでカナダ出身の方が経営されているお茶屋さんグリーン茶草さんがおやきと飲み物を販売。 その奥には、お馴染みの茶語さんが紫砂などの茶器をお手頃価格で販売。 その向かいには、昨年のイベントがきっかけで、現在実店舗をオープンさせるべく準備をされている札幌茶楼 茶譜さんが中国茶の茶席とお菓子、雑貨の販売をされていました。 茶席大人気だったようです。 なお、8月1日までAct Nowというサイトでクラウドファンディングされてます。起業しようと思った経緯についてもよく書かれているので、是非ご一読を。 茶譜さんは残念ながら今日のみの出店でしたが、明日は円山にある台湾茶専門店・茶舗茶問さんが出店されるそうです。 #こちらのお店については、今回の滞在中にお邪魔してきたので、また後日、全国茶館巡りの一環でご紹介します。 社務所の方に向かうと手揉み茶の実演ブースが。茶席や販売もされているようです。 その奥には、香港路さんが肉まんの販売をするほか、茶席を設けています。 エコ茶会などで淹れ手をしていただいている香飄さん(最近お名前が変わりました)も茶席を。 今日は雨と風がけっこう激しかったので、外のブースは大変だったと思います。 が、明日は天気が良くなりそうなので、快適に過ごせるのではないかと。 こちらの北海道神宮頓宮には立派な社務所があります。 入口のところでは楽器の演奏など、イベントが様々行われているほか、2階、3階フロアにも多くのお店や茶席が設けられています。 <会場の様子:2階> 2階に上がると入口のホールのところには、日本茶インストラクター協会北海道支部の方が呈茶を行っているほか、淹れ方教室なども実施していました。 その右奥では、中国茶普及協会の茶席コーナーが。 エコ茶会でも淹れ手をしていただいている、ゆえじさんや呑亀さんも参加していました。 呑亀さんの白沙渓黒茶の茶席に参加。 ここの茶席では毎回違う様々なお茶を紹介しているそうで、何度も参加される方もいらっしゃったようです。 2階の広間では、入ってすぐ右側に秩父のお茶屋さん、茶sasa茶さんのブースが。 今回は紅茶に絞ったラインナップで、ダージリンやネパールの紅茶、オリジナルのフレーバーティーもありましたが、豊橋の後藤製茶さんの紅茶、特に今年のファーストフラッシュがハーブのような香りがあり、非常に面白かったです。 その向かいには、ぼんじりさんのいずみや茶舗が、関東のちょっとマニアックな産地(千葉の八街とか)のお茶と茶匙の販売を。 このほか、茶缶をデコレーションするデコ茶缶ワークショップなども開催されていて、お子さんが挑戦する姿もありました。 その向かいには、茶香好友さんが台湾のマニアックなお茶の茶席、試飲と販売を。 隣ではオーガニック・プーアールさんのブースが。 札幌在住のマツユキさんご夫妻が、エコ茶会同様にガンガンお茶の試飲を道行く方に勧めていました。 水出しの月光白は甘みもあって、好評だったようです。 隣では川谷先生がマテ茶の提供を。 今回も、衣装ばっちりでした。 <会場の様子:3階> 3階のホールでは、右手の方に実行委員茶席として、作家さんとコラボし、作家さんの器で楽しむ茶席を実施していました。 さらに聞き茶コーナーが設けられ、好みのお茶にシールを貼っていく、というイベントも。 ドーンと広い広間にも、多くのお店が出ています。 右側には青蛾茶房さんと茶壺天堂さんの共同出店ブースが。 青蛾茶房さんでは、単ソウや佛手などの烏龍茶の他、ラオスの古樹茶などかなり個性的な品揃えも。 茶壺天堂さんでは、プーアル茶の他、六堡茶などの黒茶類を。 餅茶は見たことがある方もいたようですが、沱茶や緊茶など様々なものが並び、関心を引いていました。 残念ながら茶壺天堂さんは本日のみの出店でした。 会場の中ほどには、エコ茶会でもセミナーを担当いただいている浦山尚弥さんのTeaBridgeが出店。 席に座って、じっくり試飲ができるようになっていました。 買いやすい10gパックのお茶が用意されていたほか、台湾茶入門パックのような商品も揃っていたので、初めての方でも安心して買えそうです。 反対側には、山梨商店さんがブドウのような香りのする日本茶・La香寿などの個性的なお茶を。 水出しにできるほうじ茶も人気だったようです。 その隣では、ちょっぱ亭珠屋さんが台湾茶と、神奈川県足柄のお茶を使った白茶と紅茶を販売。 国産の白茶も珍しいのですが、紅茶は低温発酵をさせるというちょっと面白い製法のものでした。 その隣では、タジーさんの薬膳茶ラボが発酵茶と薬膳茶の試飲販売を行っていました。 タジーさんは、今日はミニセミナーのティーペアリング講座も担当されていたようです。 ・・・と、ざざっと紹介しましたが、これでも紹介できたのは半分以下。 このほかに、お菓子屋さんや日本茶、紅茶の出店もかなりあります。 ここに行けば、いろんなお茶が楽しめるという点では、非常に貴重なイベントなのではないかと思います(^^) <明日も開催。来年は9月> 会場は雨にもかかわらず、人が途切れる時間が少なく、次々とやって来る印象でした。 最初は、どう振る舞って良いのか・・・という感じだったお客さんも、試飲をしてお茶を飲んで、会話をしていくと、どんどんお茶の魅力にのめり込んでいく、という姿がよく見られました。 これだけの大イベントなので、実行委員の方は準備がかなり大変だったと思います。 ・・・非常に良く分かります(^^;) 札幌はコーヒーの文化はかなり花開いた感じなのですが、お茶はまだまだなので、それを変えていきたい!という熱意がひしひしと伝わる会です。 続けることが何よりの力なので、様々なことはあると思いますが、是非続けていただき、またその輪をどんどん広げていって欲しいと思いました。 なお、このイベントは日曜日も16時迄開催しているので、札幌近郊の方は是非覗いてみてはいかがでしょうか。 既に来年の開催も決まっているそうで、9月23日・24日の週末2日間だそうです。 このイベントのみならず、もう少し違った形の企画も考えているようなので、面白そう!と思ったら、実行委員会のFacebookページをフォローしておくと、色々情報が入手できると思います。 https://www.facebook.com/kitanodaichakai/ こうした愛好家が主体になったイベントの輪が少しずつ広がってきているので、こういうところから新しいお茶の楽しみ方が広がっていくといいですね(^^) 第1回 北の茶縁日和~ぶらり喫茶小道 日時:2016年7月2日(土) 10:00~17:00 3日(日) 10:00~16:00 会場:北海道神宮頓宮境内・社務所 札幌市中央区南2条東3丁目 地下鉄「バスセンター駅」下車 徒歩3分 (当日は駐車スペースがございませんので、最寄りの公共交通機関をご利用ください) 詳細:実行委員会のFacebookイベントページにて。出店者情報も掲載されています。 にほんブログ村 11月には福岡でもイベントが立ち上がるようですよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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