|
カテゴリ:理想郷プロジェクト(あったら、いいな)
安倍首相のおしすすめる「観光立国」政策が、
どうにもしっくりとこないまま、数年が過がすぎた。 いくらか、その違和感の正体がみえてきた。 「おもてなし」の心根が不純なのだ。 経済効果を期待しての接待なのだ。 お遍路さんを応援するような「無私」な好意ではない。 「復興五輪」も本末転倒な気がする。 一途に復興を心がけていれば、 「こんな状況で、申しわけないが何のおもてなしもできない。」 と、頭をさげるところ。 どこから「おもてなし」の余裕があるのか。 復興の資材人材を、五輪が奪ってはいないか。 勧進興業にならっての、五輪参入。 最初から「経済性」の呪縛に絡みつかれている。 もし、呪縛がなかったなら、こんな五輪もあったかもしれない。 高画質な五輪中継を作成して、全世界へ配信する。 そのカメラは、フィールドの中の、より選手にちかい場所にある。 3Dにするのも、ありかもしれない。 現場の観客席よりも、ぐっと臨場感のある映像。 その画像を見た世界中のひとびとに、 飛行機料金の用意のない人々にも、オリンピックの感動がひびき伝わる。 中継の最後に、日本の首相が、災害復興の寄付を呼びかける。 そうか、 「おもてなし」の言葉の影に、「媚びる」気配がにじむから、 不純に思えるんだ。 オリンピックを観るために、飛行機に乗ってくるお金持ち。 本当は復興に専念しなきゃいけないのに、目隠しされてお愛想で笑う人。 ないはずの「余裕」を、見せたがるやさおとこ。 自分には、テレビで十分だなぁ。 豆粒ほどのリアルよりも、迫真のバーチャル。 市川崑 長篇記録映画 東京オリンピック [ 市川崑 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月17日 09時06分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[理想郷プロジェクト(あったら、いいな)] カテゴリの最新記事
|