いしざあの記

土曜日、朝も早よからお出かけ。
しかも、前日の講義の時に使った、ノートパソコン忘れてきた。
大妻女子大、２回目。月曜日にまだ講義に行くっちゃ行くけど、
ノートパソコンは、大事。取りに行く。
朝早行く、土曜日に大学に来るのは特別な用事か、講義がなければまず行かないから、
警備員さんも流石に怪訝な顔をされていたが、声は掛けられなかった。
以前もそうだったが、ノートパソコンは操作台の上に鎮座ましましており、
お掃除の方々は手をつけないようだ。気がつかないだけなのかもしれないけれど、
かえってありがたい。
無事ノートパソコンを回収して、さて腹が減ったので、大学近くのゆで太郎であさめし。
落ち着いた。移動して調査だ。
今日は明治で調査、土曜日だから午前中、１１：３０までとのことで、
９；００スタート。
九段下から神保町までなら歩くがいいのだが、小雨がしとしと、一駅とはいえ電車にする。
都営新宿、？そうか、駿河台校舎なら神保町より若干だけれど小川町が近いのか？
今までほとんど神保町しか利用しなかったけれど、そうじゃん。
小川町まで乗ってみる。降りたら、とても新鮮だった。
前から気になっていた、丸の内線の謎も解けた。
そうか、御茶ノ水の駅だけではなく、小川町なら淡路町の駅と繋がってるのね。
すんごい雨とかにやられたら、こういうルートはできるだけたくさん覚えておくがいい。
高校の時の先生が、小田原なって田舎もんは都会に出ていったらそういうところだぞ、
大事なのは、と教えてくれた。地下鉄どこで乗り換えて、どの駅のどの辺の出入口が便利か、
リサーチしとくんだぞ、また飲んで帰れなくなったら、無理して小田原の方まで、
帰ってこようとしないで、都内でオールナイトで飲むか、オールナイトの映画とか、
タクシー使うより安い過ごし方を知っているかどうか大きいんだぞ、と話してくれたこと、
今でも覚えてる。谷亀先生。
私は小田原在住ではなかったので良かったが、それでも小田急で小田原まで乗っていって、
上りの終電が無くなって、何度か先生の言葉を思い出したものだし、
東京駅発の東海道線に乗ると、その当時は最長で岐阜の大垣まで行くのがあって、
そんなのに間違って乗って、小田原を過ぎてどこまで行って目が覚めるのか、
先生だったかご友人だったから、はるか静岡の方まで行ってしまって、
そこからタクシーでン万円かかったとか、生徒を笑わせつつ教訓的に教えてくれたの、
今でも忘れない。けど、地下鉄は本当にいまだに複雑で分からないところがあるな。
自分がよく使うルート、場所でもまだこんなことがあるとは。
小川町・淡路町・新御茶ノ水駅の新たな発見を胸に調査へ。
時間前に行き、ガッチリ調査した。点数が多くまだ終わらないが少しづつでも、
わかっていくと楽しい。毛利家本、まだまだ奥が深い。
調査終わって、事後処理を少し。すると昼過ぎ。
どこかで昼をと思って歩くと、なぜか大学時代の友人を遭遇。
聞けば私が覗こうと思っていたカレー屋でカリー食ってきたらしい。
もう少しで一緒に食えたのにな（笑）ちなみに奴とは学生時代、
一緒にそのカリー屋に行ったことはない。私以外、どれくらい行ってたのかな。エチオピア。
そしてせっかくの奇遇なのに、写真撮るの忘れてそそくさと別れてしまった。後悔。
結局、並んでたのと気分的に他に行きたくなって、地下鉄に乗って東京駅方面へ。
招待券があった静嘉堂へ。東京に美術館移してから初めてかも。
その前に昼めし。インデアンカレー、丸の内。東京駅付近に限らないが、
昼飯なんてそこらじゅう、どこにでも候補はある。うまそうだとも思う。けれど、
なんか知らない店に入って、思った通りにならないと、ガッカリする。
高ければいいってもんじゃない。安いからと言って、いいというわけでもない。
納得した値段で、満足なめしが食いたい。
基本的に人見知りで、外で一人で飯を食うことができなかったのが、
流石に大学生になってから、頑張ってそれをするようになり、
今でも恐る恐るしか、新しい店には入れないが、それでも入れるようになり、
自力で開拓ができるようになったおっさんは、一度やったことがある店に、できるだけ、
また行きがち。だから、のインデアンカレー。憧れて大阪でやって以来、また、
丸の内にあるのを知って以来の、選択肢の一つである。
周りの店を見ると、高いのも安いのもあるが、ここのカレーは値段的に安い。
そして満足度が高い。いいやね。
連休、人がすごいが目当ての静嘉堂に向かうと道道、よさげなお店が色々あるもんだな。
オイスターの店なんてガラガラだった。カレーにいかなかったら、これも良かっただろうし、
静嘉堂に着いたらついたで、ウルフギャングがあった。以前見たかな。
高いとはいえ、ここの肉は一度やってみたい。昼めしなら、高いとは行っても限度はある。
次回考えてもいいな。たまには、地下の徘徊、楽しい。
展示は、眼福を謳う通りであった。しかし、若干金持ちの自慢だから羨望と不愉快さが残る。
近代日本の財閥だからな。文化に、そういう政治と金とは
切っても切り離せないものがあるのは、解っているつもりだが昨今の状況を考えると、
三菱万歳とは到底言えない。これからの研究というものにどうしても関わることだ。
いいものたくさん見たけれど、胸の奥に何かが残る。東京駅。
地下鉄に乗って帰る。今日は本当に地下鉄三昧だ。J Rが嫌いなわけではない。
が、好きとも言いかねる。今日は特に、JRは避けたい。
北千住回りだが、ここも活気ある駅だな。どこも住めば都だが、北千住、面白いわ。
でも、今住んでいるところが一番落ち着く。好きだ。
帰ると雨が激しくなった。スマホのニュースで四国・愛媛の松山が豪雨と知る。
調査研究で訪れてから、随分とお世話になっている、愛媛・松山。
被害が最小限であることを祈る。宇和島はどうだろうな。