|
カテゴリ:日本&中国紙誌への投稿文
岡山中友好協会より「岡山と中国」(岡山日中友好協会機関紙)へ寄稿を頼まれて投稿しました。題して『私と中国』と言う短いものです。 私と中国 私は中国東北の丹東生まれです。ご縁があって数年前に岡山市日中友好協会に入会して以来毎年協会催行の中国旅行には一度ならず参加しています。そして長春から引き揚げて以来すっかり忘れていた中国語を再び習うようになったのは二年前でした。しかし七十歳の老化した頭脳では覚えが悪く所謂同学(同級生)の足を引っ張ってばかりです。 そんなこんなで昨年は何と五回も中国を訪れました。協会ツアーで岡山との友好二十五周年の洛陽へ、長春会ツアーで引き揚げルートを辿る旅で長春、葫蘆島へ、丹東からの留学生の案内で我的出生地丹東再訪と瀋陽観光へ、大連から引き揚げた高校同期と大連へ、そして西安と敦煌の五回です。 西安へは岡山県が建立した吉備真備像の二十周年記念に石井岡山県知事の訪問団に参加したのですが問題はその後の敦煌観光で起こりました。観光を終えた3日目の夜中のこと、私は盲腸炎を発症したのでした。夜中に腹痛で目を覚まし大下痢をしました。取敢えず持参していたバッファリンを飲んで凌ぎ朝方添乗のNさんから下痢止めを貰って飲んで皆さんと共に西安へ飛びました。 所が西安空港で再び腹痛と吐き気に襲われ空港の救急室で盲腸だと診断されてビックリしました。兎も角救急センターで貰って飲んだ薬で症状が治まったので一行と一便遅れで上海へ辿り着き診て貰った病院で即手術と言われたのを無理を言って一夜抗生物質等の点滴で症状を抑えてもらいほうほうの体で一人先行して帰岡しました。 そのまま済生会病院でその日のうちに手術をして貰い一件落着となりました。しかし将に危機一髪だったようです。原因は何だったのでしょうか。 西安空港からずっと世話になりっぱなしの地元ガイドのKさん、添乗のNさんにこの場をお借りし改めてお礼を申し上げます。同行の方々にもご心配をおかけてしまいました。 しかし西安空港の救急医と上海の病院の外科医の対応の良さと貰って飲んだ中国の薬の効き目に感心しました。中国大好き老人が改めて中国を見直しました。謝謝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本&中国紙誌への投稿文] カテゴリの最新記事
|