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カテゴリ:中国旅行と中国に関する話
おばあちゃんの満洲っ子日記 昨日知らない人から本らしき郵便物が我が家のポストに入っていたので不審に思いよくよくチェックしていたら中日友好楼を建立した笠貫先生の未亡人からの礼物で著者から直接送られてきた本であった。 まだ読んではいないのだがチラッと眺めたところでは私と同じ頃満州から引き揚げがれた元満州国官僚を父に持つ女性で近年孫たちに聞かせて我国の偏った教育是正の一助にと願って自らの経験を語った実話的教訓本である。 私自身も内容的には全く同感で達者な筆で書かれており良く分る内容なので是非若い人に読んでもらいたいと思う。単なる苦労話ではい。当時日本が大陸で振舞った幾多の理不尽な行為にも拘らず一部を除く中国人の多くが広い心を持って当時も今も我々に接して呉れる事を素直に感謝したいとも述べている。全く私も同様に思っている。 本人は1933年当時の新京で生まれ父親の勤務の関係等で満州国内を転々と移り住み小学校は私の同じ八島小学校に通い北満のチャムスで女学校在学中に敗戦に遭い上述の如く46年葫蘆島より引き揚げた方である。 長春会に加入されておられるので何れお目にかかる日もあろうと思っている。此れを契機に今後も交流を頂けるよう願ってにお礼の手紙を出したところである。
作者は 満州国官僚の娘として生まれ育ち開拓団の辛酸な苦労も知らず、只ひたすら教えられたとおり「五族協和」を信じていたと言う。近年その反省を元に後世にその真実を遺したい一念で数年前齢70才にして地元の信濃毎日新聞社の篤き厚意によって出版された貴重な教訓である。但し読み易い。 尚お求めは下記にどうぞ 発行所 信濃毎日新聞社 著者 長井瑞江 定価 1600円(税込) 電話 026-236-3377 FAX 026-236-3096 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月24日 10時18分28秒
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