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カテゴリ:劇団ヒトリゴト。
ある日、仙台までの電車に乗っていた時のこと。
車窓から見えるものの、感覚を思い出してみた。 土を手で掘ったときの湿り気、 スコップが石に当たった時の響き、 校庭での砂ぼこりのにおい、 田んぼに足を踏み入れた時の感触、 緑のフェンスを登った時のたゆみ、 ガードレールを触った後のべとつき、 笹の葉手を切る痛さ、 夏のアスファルトの熱さ、 冬の木漏れ日の温かさ、 電柱の冷たさ、 たんぽぽの茎をちぎった時のにおい、 川の石のぬめり、 トンネルに入った時の冷たさ 風と木の音、 木に触った感触、 ビニールシートのにおい、 天道虫が出す黄色い液のにおい、 雨が降り出した時のにおい、 鉄の錆のにおい、 河原で石の上を歩いた時の音、 棘が刺さった時の痛さ、 点字ブロックを踏んだ時の感触、 蔦をはがす時の感触、 ショベルカーの蒸し暑さ、 ミミズのぬるぬる感、 トンボを捕まえた時の躍動感、 草原に転がった時の解放感 どれも、いつの間にか経験していて、当たり前のものになっている。 知識もついているから、経験せずともわかるものも。 でも、これから経験する子どもたちにとって、 その一つ一つが、大きな感動になる。 冷めた大人なんかじゃなく、感動を分かち合える大人でありたいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月09日 10時26分31秒
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