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カテゴリ:過去日記
【L'etranger】
一昨日の夕方、霧が出た。 私の住んでいる所ではよく霧がでる。初めて見た時は感激したけれど、 あまり度々なので、感激も無くなり、この頃では違和感。 育ったところでは霧を見たことは無かった。 霧の中を車で夕方走っていると、不思議な感じがする。見えるはずの信号が見えない、曲がり角が見えない・・・誰もが思うことかもしれないけれど。 何度遭っても慣れない。 初夏の広がる田んぼの波打つ稲穂。 180度見える空。 平らな地形。 細く続く道。 穏やかできれいだとは思うけれど、決して私にはなじめない。 旅行者がそこの土地を楽しむ気分。 20代の頃の過ごした米国ではずーっとその気持ちで、毎日が楽しかった。 でも40代も半ばに達すると、やはり、なじむ風景の中で定住したいと思う。 情けないことに、私の馴染む風景は・・・ ごみごみした路地、うるさい車の騒音、いたる所にある街路灯、暗くならない夜・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月18日 15時01分51秒
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