|
カテゴリ:過去日記
【R.P.G.】(宮部みゆき)最近読み終わった本
読後感は後ほど。 最後の場面に引用されていた詩に感激してしまった。 西条八十の『蝶』 どこまでが、西条八十の詩の一部で、どこまでが登場人物のセリフかわからないが・・・ 「やがて地獄へ下るとき」 「そこに待つ父母や友人に、私は何を持って行こう」 「蒼白(あおざ)め破れた蝶の死骸」 「そうして渡しながら言うだろう」 「一生を、子供のように、さみしくこれを追っていました、と」 ある人を思い出す。 その人は子供の時に蝶を夢中で採集していた。 どうしたら貴方は幸せになるのと何度も私は尋ねた。 貴方は今幸せなの? 貴方の幸せは何? 私は何度も聞いた。 答えはいつも同じだった、 一人より二人の方が幸せだから傍にいる、と、 今が過去になって振り返る時、どのくらい幸せだったか判る、と、 一緒にいる限り、過去にはならない、と。 ・・・今はもう尋ねることもできない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月18日 15時13分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[過去日記] カテゴリの最新記事
|