ヘミシンク・セミナー体験3=探索=
F21フリーフロー(ゲートウェイ・エクスペリエンス6から)のCDを使う。 今度は、与えられた時間内で、トレーナーの説明を参考にしながら、F21を自由に探索してみる。 前回の続きのように、白く霧に霞んだ林の景色が見えてきた。既に幽界に入っているものと思われる。やがて、空へ飛んで、鳥瞰的に川の蛇行を眺めていた。まるでアマゾンのような所だ。鬱蒼としたジャングルの中を覗くと、巨大な錦蛇が、大きくくねりながら眼前をゆっくり移動していく。次に、アルプスのような急峻な山々が見えてきた。草原に覆われたような平滑な山の斜面には、羊飼いとたくさんの羊がいる。そこから、今度は、森の中にいろいろな形の別荘のような家が見えてきた。しばらく、個性的な家の数々を見ながら、やがて、平地に出ると、教会の塔を中心として配列された西洋風の古い建物が多数見えてきた。ヨーロッパの古い都市を思わせる光景だ。そこから、今度は近代的なビル群に変わる。ここで、坂本さん達が目印にしているというホワイト・カフェを探してみようと、もう一度森の方へ戻ってみた。しばらく、広大な森の上を飛んでいると、突然、土手の下の方に木製の植木鉢の中に鮮やかな花々が並んで見えてきた。そこから、少し上の方に視線を上げると、小高い丘の上の芝生に囲まれた白い家が出現した。上空から見ると、屋根には蔦がからまっている。家の外には、白い寝いすがあり、心地よい陽光の中で誰かが体を横たえているようだった。すぐ近くの白い丸テーブルには、コーヒーカップがあった。多分ここだろうと思っていると、タイムアウトとなった。 私も意識を集中して、そのうちに幽界に家を作ろうか。一時待機所か仲間との集合場所にできないだろうか。終わってから、そんな事を考えていた。今回トレーナーが変わったからかもしれないが、F21は、とても広く探索が尽きない場所であり、広義の体外離脱であるバイロケーションの楽しさを味わうことができた。ヘミシンク法は、とても奥の深い技術である。これからも前途にいろいろな発見や遭遇が予想される。